7月26日に『メガテン』シリーズや『ペルソナ』シリーズを発売しているアトラスが、事前にとったアンケートの内容を発表する特番が配信されました。今回はそこで発表された『初めてプレイしたメガテンシリーズ』のランキングを紹介したいと思います。
目次
初めてプレイしたメガテンシリーズ
前回、この配信番組で発表された「リメイク希望作品のランキング」を紹介しましたが、今回の配信番組内には他にも興味があるランキングが発表されました。その中で今回紹介するのは『初めてプレイしたメガテンシリーズ』のランキング。このランキングは“人気がある作品”ではなく、『初めてプレイしたメガテンシリーズ』なので、その時の作品の人気やアンケートに回答した人の年齢などによってかなり上下する面白いランキングとなります。本来、番組内で紹介された『初めてプレイしたペルソナシリーズ』と合わせて紹介したかったのですが、鬱陶しいくらいの文字量になったので、今回は『メガテンシリーズ』のみに絞らせていただきます。番組内では5位までの発表だったので、5位からカウントダウンで紹介します。
5位 『真・女神転生V』 & 『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』
5位は同率で『メガテンV』と『メガテン3』のリマスター。どちらも同じような時期に発売されたので、その時に最新機種でプレイした人が多いようです。長い歴史を持った『メガテン』シリーズで初めてプレイした作品がこの2作品だと、これまでのファンももちろんプレイしていると思うので、それだけ売れたソフトということにもなりますね。『真・女神転生V』は2021年の11月に発売されたシリーズナンバリングの最新作。『メガテン3』のリマスターは『真・女神転生V』が発売する少し前に発売したPS2で発売した『真・女神転生III NOCTURNE』のリマスター版でリマスターにしただけではなく、セリフにボイスを追加もしているので、改めてプレイするには最適な作品でした。『メガテン3』のリマスターに関しては、PS2版を何周もプレイした私も購入しちゃいましたからね。
4位 真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書 赤の書
なんと4位は『デビルチルドレン』シリーズの『黒の書』と『赤の書』。2000年に初代ゲームボーイで発売されたこの作品が4位です。『デビルチルドレン』シリーズは他のシリーズと比べ悪魔(デビル)との交渉は分かりやすくなっていて、デビルデザインはかわいらしくアレンジされていました。通信ケーブルを用いた仲魔の交換やバトルシステムもあり、当時の初代ゲームボーイの機能を活かして、低年齢層に向けた作品として制作されています。アニメ化もされました。この頃に『デビルチルドレン』シリーズをプレイした子供たちが大きくなって、従来の『メガテン』シリーズに入っていったという事を考えるとファンを牽引したかなり重要なソフトと言えます。
3位 『真・女神転生III NOCTURNE』
もはや『メガテン』シリーズの代表作といっても過言ではない主人公の「人修羅」が有名なPS2で発売された『真・女神転生III NOCTURNE』が3位。発売当時はそのビジュアルが衝撃的だったのを覚えています。また初めて3Dでモデリングされた仲魔たちが他のゲームのモンスターとは違う独特な動きを見せていたのが印象的でした。その難易度の高さからゲームオーバーになる事が多かった作品で、主人公がちから尽きた時の演出で、鳥の群が飛んでいくシーンがテレビアニメ『フランダースの犬』のパトラッシュが死ぬシーンに似ていることから、当時ファンの間ではゲームオーバーにあることを“パトる”と呼んでいたのが印象的です。この作品から触れたというファンも多かったようですね。
2位 『女神転生』
超元祖、『メガテン』シリーズの原点の初代ファミリーコンピューターにて、ナムコ(現:バンダイナムコ)より、『ウィザードリィ』のような3DダンションRPGとして発売された『デジタル・デビル物語 女神転生』が2位。みんな古い頃から遊んでいるんですね〜。この最初の「女神転生」という作品は、元の原作は小説。当時はメディアミックスの展開によりOVAやゲームが作られました。発売元はナムコでしたが、開発をおこなったのが、現在メガテンシリーズやペルソナシリーズを発売しているアトラス。エンカウントした悪魔と会話で交渉に仲魔(なかま)にしたり、悪魔と悪魔を合体させて別の悪魔を作る悪魔合体システムなどの基本概念はこの時ほぼ完成しており、独特のシステムや雰囲気は根強い人気となり、その後『デジタル・デビル物語 女神転生II』も発売しました。ちなみに設定や名称は継承しつつも、ストーリーは小説とは別に独自のものになっています。
1位 『真・女神転生』
そして1位は現在も続いているシリーズの原点『真・女神転生』となりました。2位の『女神転生』のファミコンからスーパーファミコンへとハードが変わり、『デジタル・デビル物語 女神転生』の基本的なシステムは残しつつ、独自のストーリーや設定を加え、タイトルを改めたファンタジーRPGばかりの当時としては珍しい現代を舞台にした設定。登場人物で仲間となる人物と思想的な価値観などから決別するなど、それまでゲームにありきたりな、勧善懲悪だけのストーリーだじゃなく、ロウ(秩序)、カオス(混沌)、ニュートラス(中庸)といったプレイヤーの選択によるエンディング分岐など、当時としてはかなりハードな挑戦をして話題を呼び、その後『真・女神転生』はシリーズ化して、アトラスの看板タイトルになっていきます。やはり1位は元祖となりました。『メガテン』シリーズは古くからのファンに支えられていますね。
個人的な初『メガテン』
私が個人的にはじめてプレイした『メガテン』シリーズはニンテンドーDSの時の『真・女神転生 ストレンジジャーニー』でした。この頃、『ペルソナ3』にハマっていた私は、『ペルソナ3』に登場するペルソナたちが悪魔としてそのまま、『メガテン』シリーズに登場しているのと、そんな悪魔たちとパーティーを組めると聞いて、当時の最新作である『ストレンジジャーニー』を購入。何回もゲームオーバーになりながら、結果的に3周プレイしました。それから『』『メガテン』シリーズを1作目の『真・女神転生』からナンバリングごとに追っていきました。外伝などもプレイし、今度発売予定の『ソウルハッカーズ2』ももちろんプレイする予定です。
こういったランキングは個人的には大好きで、その結果も面白かったので、今回の配信番組はすごく面白かったです。次回は『初めてプレイしたペルソナシリーズ』について紹介します。
今回は以上です。
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