先日、私の家族で「キャニオニング」というものを体験してきました。今回はいつもの雑記記事とは少し志向が違い、この「キャニオニング」体験についてご紹介したいと思います。これから「キャニオニング」に行く予定の人や、「キャニオニング」に興味がある人の参考になれば思います。
目次
まず「キャニオニング」ってなに?
キャニオニングとは、アウトドアスポーツのトレッキング、クライミング、懸垂下降、カヌー、水泳、飛び込みなどの要素を用いて渓谷の中を目的のポイントまで下って行く事が本当の意味。なのですが、日本では川の上流にある渓谷などをプレイフィールドとして楽しむアウトドアスポーツの一種となっています。その地形にある、ありのままの自然を使いながら沢下りを楽しみながらコースを攻略していくアクティビティ体験です。場所によって詳細は異なりますが、岩肌を滑り降りる「天然ウォータースライダー」で滑ったり、岩壁から水面に向かって飛び込む「滝壺ダイブ」をしたり、滝から流れ落ちる水に打たれる「滝浴び」をするなど、とにかくそこにある自然を使って、スポーツというよりは「遊ぶ」といったイメージに近いです。基本的には、有料でレジャーを扱うサービスに申し込んで、その土地の特徴を熟知したガイドインストラクターさんが選定するコースを楽しむような流れです。テレビのドキュメンタリー番組でその活動が紹介されると瞬く間に全国的認知度が高まり、「ラフティング」と並び称される川遊びの定番アクティビティとしてその人気を確固たるものにしていきます。
高原山エリア ファミリーキャニオニング
私が利用したサービスが「高原山エリア ファミリーキャニオニング」。他の地域やサービスなどいろいろ違う所があると思いますが、今回私が体験したこのサービスの詳細についてお伝えします。
集合場所
集合場所は「山の駅たかはら」という観光施設です。車じゃないといけない場所なのですが、山の上ということもあり、8月の晴れた日であっても、空気が澄んでいて涼しい場所。施設の人に「キャニオニング」を体験しに来た旨を伝えて案内されます。私の場合は家族4人での体験でしたが、一緒に別の家族の方も体験するという事で、2家族での体験ツアーとなりました。
着替え
「キャニオニング」する現地にはガイドインストラクターさんが運転するワゴンで移動する事になります。その前に、山の駅内に設置されたテント内で、レンタルのウェットスーツに着替えます。ウェットスーツへの着替え方など、ガイドインストラクターさんが丁寧に教えてくれます。ウェットスーツに着替えるとかなり暑くなりました。全員の着替えが終わると、ワゴン車で移動します。ちなみに今回は私の家族が4名、もう1家族が3名と2家族の少なめの参加人数でしたが、大人数の申し込みになると、山の駅ではなく、「キャニオニング」する現地の駐車場で集合するとの事。その場合、駐車場に着替え用のテントが設置されるとの事でした。
いよいよキャニオニング開始
現地駐車場から徒歩で5分ほど歩いて、「キャニオニング」を体験する場所に着きます。まずは準備体操をして、川の水に慣れるため、一度みんなで川に入ります。川の水は非常に冷たく、それまでのウェットスーツを着た暑さが一気になくなります。そしてガイドインストラクターさんの案内に沿って足場が不安定な岩場などを移動していきます。途中、結構大きめのカエルが何匹かいたり、トンボが飛んでいありと、いかにも自然!という体験もできます。
そしてこのツアーの最初に体験したのが、「滝浴び」。滝の下を横ばいに歩いていくのですが、滝の水の圧が予想以上に強く、結構踏ん張らなないとふっとばされそうになります。そしてそのまま、歩いていき、「滝浴び」で通った滝よりは低く、勢いの弱めの滝で、いよいよ「天然ウォータースライダー」の体験。
岩がゴツゴツしているので、お尻などが痛くなるのではないかと思いましたが、ウェットスーツのおかげかそんな事はなく、スムーズに滑ることができました。なんともない爽快感。その後、一度岸に上がり、もう一度滑ることもでき、しばらくはここで子どもたちは楽しんでいました。その後はもう少し下ると少し長めの「天然ウォータースライダー」があり、ここでもしばらく楽しめます。
「天然ウォータースライダー」が一段落すると、「滝壺ダイブ」の場所へ。少し高めの岩があり、そこまで行った後、水深が深めの所へ向かって飛び降ります。いろいろ目にする「滝壺ダイブ」と比べ、ここは比較的低めだとは思いますが、それでもダイブとしてしっかり体験することができます。一通り体験するとツアー自体は終了ですが、ここで自由時間に。ここまで体験した自分好みのそれぞれスポットを好きなだけ遊ぶことができます。また、ガイドインストラクターさん冒頭からちょこちょこと写真を撮ってくださって、次の日にはメールでその画像をいただきました。
終了後、山の駅へ
多人数での参加の場合はわかりませんが、私の場合は行きと同じように山の駅へ戻りました。山の駅で着替えをして、終了。体験は午前中だったのですが、昼食をこの山の駅でとることにしました。私は天ざる生そばをいただきました。越があり非常においしいそばでした。息子はあっぷるカツカレーを頼んでいましたが、非常にボリュームのあるメニューでした。美味しい食事のあと、帰宅しようと思っていた所、施設の人に声をかけられ、なんとツアー参加者は500円するソフトクリームを無料でいただけるとのこと。私は甘い物が苦手なのですが、嫁さんや息子は名物「おしらじソフト」を堪能していました。
以上が「高原山エリア ファミリーキャニオニング」で体験したツアーです。最後にいくつか体験して感じた注意事項を。まず山の駅は自然の中にあるので、蜂が結構いますので、刺されないようにしてください。それとあちらこちらに看板が出ているのですが、クマの出没もあるようです。
それと「キャニオニング」では、基本川を歩くので、突然足元が深くなっていて転ぶことが何度かありました。水難に関しては、ガイドインストラクターさんもいますし、あらかじめ救命具のようなものを装着していますので、溺れるようなことはありませんが、怪我に関しては注意が必要ですね。
とにかく、自分がイメージしていたものと、体験することではまったく違った印象の「キャニオニング」。究極の川遊びといった印象で、子供たちも大はしゃぎでした。なにより作られた施設ではなく、自然に触れるというのが魅力ではないでしょうか。こちらの施設は9月下旬まで受け付けているとのことなので、気になった方はぜひ申し込んでみてください。
今回は以上です。
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