「仮面ライダー生誕50周年企画」の一つ、『仮面ライダーBLACK』のリブート作品である『仮面ライダーBLACK SUN』の特報映像が解禁されました。
目次
2022年秋から「Prime Video」で
ついに動画として公開された『仮面ライダーBLACK SUN』の特報。動画は最近、アカデミー賞で日本映画初となる作品賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』で主演を務めたり、つい先日公開された『シン・ウルトラマン』でも「禍特対(カトクタイ)」のの班長「田村君男」役を演じたりと何かと話題の西島秀俊さんがゆっくり歩いている映像で、最後には西島秀俊さんと中村倫也さんの「変身」の掛け声を聞くことができます。個人的にに気になったのが、西島さんが歩いている後ろのデモ隊みたいな人たちが掲げているプラカードなどに書かれている「怪人」の文字。これまでの『仮面ラオダー』シリーズは敵となる組織などは表に出ることがない設定でしたが、どうも怪人が社会でいろいろと問題となっている物語になる感じですね。想像が膨らんでワクワクが止まりません。監督は『孤狼の血』や『死刑にいたる病』などを手がけた白石和彌さん。2022年秋から「Amazon Prime Video」独占で配信されるとのことです。
作品概要
作品名:『仮面ライダーBLACK SUN』
監督:白石和彌
脚本:高橋 泉
音楽:松隈ケンタ
美術:今村 力
コンセプトビジュアル:樋口真嗣
特撮監督:田口清隆
展開時期:2022年秋
配信: Prime Video
2人のライダーのビジュアルも公開
結構前に主役ライダーとなる「仮面ライダーブラックサン」と「仮面ライダーシャドームーン」のビジュアルも公開されています。
今回は元となった「仮面ライダーBLACK」の時の「ブラックサン」「シャドームーン」も比較として画像をのせておきました。今回の設定はどこまで元の作品を徴収するかはわかりませんが、日食の日の同時刻に生まれた親友同士の2人が、暗黒結社ゴルゴムによって拉致され、次期創世王候補として体内にキングストーン「太陽の石」を埋め込まれ主人公の南光太郎は『ブラックサン』、一緒に拉致された親友の秋月信彦は『シャドウムーン』となるというのが元の設定。その設定と以前のデザインをうまく取り入れた感じは、コアなファンなどはいろいろ意見があるようですが、個人的には「仮面ライダーBLACK」の新解釈としては満点の造形なだと思っています。あとはストーリー。今回の特報であったような「怪人」の社会的な問題(あるとしたら)など、どのような物語が描かれるか非常に楽しみですね。
仮面ライダーBLACK SUN
多少順番が前後するのと、これまでにもすでに紹介していますが、一応ここでもこの『仮面ライダーBLACK SUN』について紹介します。『仮面ライダーBLACK SUN』は庵野秀明監督の『シン・仮面ライダー』と同じく「仮面ライダー生誕50周年企画」で発表された配信番組。1987年にテレビで放送された『仮面ライダーBLACK』のリブート企画です。『仮面ライダークウガ』以降、日曜の朝放送されるようになった『仮面ライダー』シリーズですが、『仮面ライダーBLACK』は平成ライダーシリーズが始める前としては最後にテレビ放映された仮面ライダーです。当時健在だった仮面ライダーの生みの親の石ノ森章太郎さんも漫画版も執筆し、ダークな設定で派手すぎないヒーローとして、今でも非常に多くのファンに支持されている作品。その人気からか「仮面ライダー生誕50周年企画」の1つとしてリブートすることになりました。ちなみに「仮面ライダー生誕50周年企画」はこの『仮面ライダーBLACK SUN』と庵野秀明監督の『シン・仮面ライダー』以外に『仮面ライダーW』のその後を描いた漫画『風都探偵』のアニメ化というのもあります。
元となる『仮面ライダーBLACK』のストーリー
今後、いろいろ公開される『仮面ライダーBLACK SUN』の情報の前に、その元となった『仮面ライダーBLACK』のストーリーも簡単に紹介します。
主人公である大学生の南光太郎は19歳の誕生日を迎えた日、親友の秋月信彦とともに暗黒結社ゴルゴムによって拉致されてしまいます。そして、次期創世王候補として、ゴルゴムによって体内にキングストーン「太陽の石」を埋め込まれ、世紀王ブラックサンに生体改造されてしまいます。息子たちから人としての記憶だけは消させまいと乱入した信彦の父、秋月総一郎の手引きによって、脳改造を受ける寸前に、光太郎は脱出します。ゴルゴムが世紀王のために用意していたバイク型生命体のバトルホッパーを使用して逃亡した光太郎だったのですが、ゴルゴムの三神官に捕われて攻撃を受けてしまいます。その衝撃の中、光太郎の体は異形のバッタ男からブラックサンの姿へと変化します。その後、光太郎は仮面ライダーBLACKを名乗り、信彦の救出とゴルゴム壊滅のために戦いを開始するのでした。
というような感じで、『仮面ライダーBLACK』はいろいろ追加されてはいるものの、初代『仮面ライダー』の物語を彷彿させるような物語でした。『シン・仮面ライダー』と同様にリブートされるにぴったり作品なのです。
公開は2022年秋。他のキャストなども非常に気になりますね。
今回は以上です。
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