次の戦隊は桃太郎!『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』いい感じでやばそう

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来年度の新しいスーパー戦隊シリーズが発表されました。最新作は『暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ』。3月6日にテレビ朝日系で放映がスタートするとのこと。



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桃太郎がモチーフ

https://twitter.com/Donbro_toei/status/1473384024726933509?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1473384024726933509%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=http%3A%2F%2Fblog.esuteru.com%2Farchives%2F9808508.html

最新作の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は、なんと昔話の「桃太郎」がモチーフになっているそうです。設定については、生まれてすぐ桃の形のカプセルに乗せられて飛来した過去を持つドンモモタロウ(レッド)が、“お供”のサルブラザー(ブルー)、イヌブラザー(ブラック)、キジブラザー(ピンク)を連れ強大な敵に立ち向かっていくというもの。さらに敵になると思われた鬼についても、オニシスター(イエロー)として仲間に入っているようです。衣装が統一されがちな戦隊モノとしては珍しく、それぞれに特徴があるようで、頭にちょんまげのあるドンモモタロウ、ツノが生えたオニシスター、マッチョなサルブラザー、全長100cmで3頭身のイヌブラザー、全長220cmのキジブラザーの5人。これ、ピンクもブラザーなんですかね。全員、グラサンをかけているようなゴーグルになっていて、例年と比べ、かなり振り切ったデザインになっているようです。

 

井上敏樹の脚本

この最新作のスーパー戦隊シリーズの脚本を担当するのが、特撮ファンの間では超有名な井上敏樹さん。井上敏樹さんはスーパー戦隊シリーズよりも、平成仮面ライダーシリーズの脚本家としての方が有名で、平成ライダーがヒットし始めた『仮面ライダーアギト』『仮面ライダー龍騎』『仮面ライダー555』などで脚本を担当しました。子供向けというより大人にも人気となる作品の脚本を担当していました。そんな井上敏樹さんも過去にスーパー戦隊シリーズの脚本を担当していたことがあります。その作品のタイトルは1991年に放送された『鳥人戦隊ジェットマン』。この『鳥人戦隊ジェットマン』は特撮ファンでは今でも語られている異色作品なのです。

 

戦うトレンディドラマ

『鳥人戦隊ジェットマン』は鳥をモチーフにした戦隊モノ。悪の組織と戦うという基本的なルールは守られてはいますが、戦隊シリーズでは触れてこなかった「男女混合チームの中での恋愛模様」を物語の中心にした作品でした。具体的には「ホワイトスワン」に変身する鹿鳴館香に対して、「ブラックコンドル」の結城凱と「イエローオウル」の大石雷太が恋愛感情を抱きます。しかし、鹿鳴館香は「レッドホーク」の天堂竜に恋愛感情を抱きます。でもって天堂竜は、敵組織次元戦団バイラムの幹部マリアのことが好きだったりします。マリアは洗脳されて敵組織の幹部となった天堂竜の恋人の藍リエでした。そんな四角関係がストーリーの重要な部分を占めていて、それまでの戦隊モノにはなかったメンバー間の内輪揉めや、そのことが原因で戦隊が崩壊寸前の危機がたびたび起こったりしました。そんな恋愛模様はくっついたり離れたりしながら、最終的に天堂竜と鹿鳴館香が結ばれることで、物語は終わるのですが、二人の結婚式に参加しようとしていた、ブラックの結城凱は偶然居合わせた引ったくり犯の男にナイフで腹部を刺されてひっそりと死んでしまうという、戦隊モノで何をどこまでやりたかったのか、謎に包まれた作品でした。後に「戦うトレンディドラマ」と呼ばれるようになり、この作品を今でも愛しているファンもたくさんいます。そんな『鳥人戦隊ジェットマン』の脚本家が今回『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を担当する井上敏樹さんなのです。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

そんな井上敏樹さんが脚本のメインライターになるということで、個人的にはかなり期待している新作の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。さすがに今の時代に『鳥人戦隊ジェットマン』みたいな作品を作ると、批判がすごいことになりそうなので、あそこまで尖った作品にはならなそうですが、『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダー555』でも、敵との戦いと合わせて、結構内輪揉めが多く描かれていますので、多かれ少なかれ、そういった描写はあるような気がします。メインビジュアルが非常に明るいので、コミカルな感じになるとは思いますが、とりあえず最初の4話くらいは視聴したいですね。最近は同じ子供向け番組でも、どちらかといえば高年齢向けに作られていた『仮面ライダー』の方が、少し幼稚っぽい雰囲気がしていますので、井上敏樹さんに戦隊モノで活を入れてほしいですね。作品名の『ドンブラザーズ』ってなんだろうって思ってましたが、桃太郎の桃が“どんぶらこ”と流れてくるところからとったんですね。例年のように○○ジャーという名前ではないのは、ジャーだとドンブラジャーになっちゃうから駄目なんですね(笑)。

現在放映中の『機界戦隊ゼンカイジャー』もビジュアル的には結構衝撃でしたが、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』もなかなか尖ったデザインで個人的に楽しみです。3月6日を楽しみに待ちましょう。

今回は以上です。

 

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