映画『ロボコップ』を題材したアクションADVゲーム『RoboCop:Rogue City』が、2023年6月に発売されることが決定しました!
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RoboCop:Rogue City
FPSゲーマー向けの大人気コントローラーなどでも有名なフランスのメーカーNaconは、昨年7月に映画『ロボコップ』シリーズを原作とするFPS『RoboCop: Rogue City』を発表。そしてこのたび、そのゲーム映像と発売日が2023年6月になることが発表されました。気になるプラットフォームはPS5/Xbox Series X|S/PC。ゲームでは、映画の3作目となる『ロボコップ3』までの物語を描いた内容になるとのこと。そのゲームシステムは一人称視点のアクションADVになっていて、今回公開された動画では悪党を吹き飛ばすアクションや、ロボコップ専用拳銃「オート9」での激しい銃撃戦を見ることができます。なんというか、未来の世界を描いた作品なんですけど、なんとなく懐かしさも感じる作風になっていて、当時映画を見てハマった世代としては、かなりテンションが上がります。そしてどうやらゲームの声優さんも原作映画でマーフィー巡査を演じた「ピーター・ウェラー」さんになるようで、なんとも贅沢な作品になりそう。
個人的に気になるのが、せっかく『ロボコップ』のゲームをプレイできるのに、FPSということで、1人称視点になっているところ。もちろん、FPSが嫌いとかではなく、1人称視点だとロボコップの姿を見ながらプレイできないので、そこの所が非常にもったいないです。まあ、ロボコップになりきれるという点では没入感あるような気はするのですが。とにかく発売が楽しみです。
そもそも『ロボコップ』ってなに?
若い世代にはピンとこないであろう『ロボコップ』という作品。何も知らない世代がそのネーミングやデザインを見るとちょっとダサいと思ってしまうかもしれません。『ロボコップ』(RoboCop)は、1987年に公開されたアメリカの映画です。殉職した警官の遺体を利用したサイボーグ警官「ロボコップ」が活躍するバイオレンスSFアクション映画で、公開当時、これまでのヒーロー作品に無かった残虐描写が話題にもなりました。同じオライオン・ピクチャーズ配給の映画『ターミネーター』と同様に、低予算で作られながらも興行収入5300万ドルを超え大ヒット作となりました。この人気から続編の『ロボコップ2』や『ロボコップ3』が製作され、後にテレビシリーズやアニメ、アメコミなども製作された超人気作品です。この時代、CGなどまだ使用されていない時代での特撮だったので、今見ると多少厳しい部分があるかもしれませんが、CGなしでよくあそこまでの映像を作ったという意味では素晴らしい作品でした。私は個人的に1作目もいいのですが、2作目がすごく好きで、当時のコマ撮り(ストップモーションアニメ)で動く、ロボコップ2号との戦闘アクションを当時何度も見直したりしました。そんなロボコップが美麗なグラフィックでゲームになるのですから、ほんといい時代になったものです。
ざっくりストーリー
舞台は近未来のデトロイト。この時代のデトロイトは巨大企業「オムニ・コンシューマ・プロダクツ」によって街全体が支配されてました。警察さえも民営化されていて、警察官から一般職員に至るまで会社員扱いされていました。そんな中、オムニ社は都市繁栄のための犯罪撲滅を図るため、警官に取って代わるロボットの開発を進めていました。しかし、オムニ社の副社長であるジョーンズらによって開発されたロボット「ED-209」は、そのプレゼン中に人身事故を起こしてしまい、計画は白紙に戻されてしまいます。ジョーンズとは別に独自のロボット開発を予定していたモートンはこの機会を利用し、その開発に着手する。しかし、開発を進めるにはロボットの候補となる「人間」が必要でした。
デトロイト市警に配属されたばかりの主人公のアレックス・マーフィ巡査は、相棒のアン・ルイス巡査と共に警官殺しの犯人のマフィア「クラレンス一味」を追っていました。一味の隠れ家を発見して潜入したマーフィでしたが、一味からの斉射を浴びて惨殺されてしまいました。オムニ社は、死亡診断が下されたばかりのマーフィの生体部分を部品として利用し、マーフィを驚異的な性能を備えたロボット警察官「ロボコップ」として蘇らせました。
優秀な成果を挙げるロボコップにより、デトロイトの治安は少しずつ取り戻されていきます。しかし、ロボコップ自身はマーフィだった頃の記憶の断片に悩まされていました。そんなロボコップの挙動を見ていたルイスが「マーフィ、あなたでしょ?」と声をかけます。その言葉に動揺して混乱したまま車を走らせたロボコップはクラレンス一味のエミールと遭遇し、彼から「お前か? 殺したはずなのに!」と言われます。警察署へ戻ったロボコップはエミールのモンタージュ写真からボスであるクラレンスを割り出し、自分がクラレンス一味に殺されたマーフィであるという真実を知ってしまいます。ロボコップは一味の取引現場である麻薬工場に乗り込んでクラレンスを取り押さえ、彼の口から一味を陰で操る黒幕が、オムニ社の副社長であるジョーンズであることを突き止めます。
ロボコップはクラレンスを警察署に預けてオムニ社へ乗り込み、ジョーンズを逮捕しようとしました。しかし、オムニ社にとっての安全装置として内蔵されていた「オムニ社役員には危害を加えない」というプログラムが作動し、動けなくなってしまいます。ジョーンズは「ED-209」計画を再開するため、警察をも牛耳るその権力で釈放させたクラレンスにモートンを殺害させ、ED-209や警官隊にロボコップの抹殺を命じます・・・。
リメイク作品もあり
2014年に1作目の『ロボコップ』のリメイク作品が公開されています。ロボコップのデザインが一新され、非常にスピーディーに動くロボコップとなっています。また映像技術も発展しているため、ビジュアル的には原作以上の作品になってはいるものの、これはあくまで個人的な意見なのですが、1作目にあった話の生々しさとか銃撃シーンに迫力をあまり感じませんでした。当時評価されたブラックジョークなどもかなり薄められてしまっていると感じました。主人公の哀愁みたいな物も薄く感じます。この作品はこの作品で魅力はあるのですが、やはり1作目がかなり偉大だったような気がします。そのためか、今回のゲームのデザインは旧作のロボコップのデザインになっているので、その評価がわかるのではないでしょうか。
さて、2023年の9月までに果たして私はPS5を手にすることができるのでしょうか。
今回は以上です。
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