前回ご紹介したあの人も特撮出身!かつてヒーローだった俳優さんたちの紹介〈ライダー編〉の続きとなる、今回は〈戦隊編〉。有名な話で知っている人も多いかもしれませんが、私が勝手にチョイスしたかつてヒーローだった俳優さんたちをご紹介します。戦隊モノは基本的に人数が多いのでスターが生まれやすいと思いますが、その中でも厳選してのご紹介となります。
目次
松坂桃李
つい最近、戸田恵梨香さんとご結婚した松坂桃李さんは、『侍戦隊シンケンジャー』のリーダー、シンケンレッドに変身する志葉丈瑠役で俳優デビューしています。この『侍戦隊シンケンジャー』は他の戦隊モノと少し違って、主人公たちは侍であり、その中でも松坂桃李さんが演じる志葉丈瑠は殿様。ブルー以降の他のメンバーは家臣という珍しい構成だったのですが、物語の途中で実は丈瑠が本物のシンケンレッドではなく、影武者だったというトンデモ展開になり、それまで仲間を欺いていたという背徳感などを立派に演じていました。ちなみに本物のシンケンレッドは女性だったりして、戦隊モノ史上初の女性レッドが登場した作品でもあります。役柄からか、松坂桃李さんは当時から寡黙な感じの演技でした。そして当時からイケメンでしたね。
千葉雄大
当時、レッド役としては随分童顔な人が演じているなぁと感じたのが『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイレッドに変身するアラタ役の千葉雄大さん。「URであ〜る」のCMを見るたびに、いまだに童顔だなぁと感じるのですが、久々に『ゴセイジャー』の頃の千葉雄大さんを見ると、当時の方が今より何倍も童顔だったんですね。あまり印象が変わってないと思ったのですが、それなりに年齢を重ねたんだと感じてしまいました。でも童顔だけど。
ちなみに『ゴセイジャー』の1つ前の戦隊モノが上で紹介した松坂桃李さんが主演した『侍戦隊シンケンジャー』だったんですが、前後2つの戦隊がクロスオーバーする映画が毎年公開されていて、その年の『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』では、前作でシンケンレッドを演じや松坂桃李さんとゴセイレッドを担当した千葉雄大さんが共演していたりします。今見るといろいろすごいですよね。こういった共演は仮面ライダーや戦隊モノに限らず結構あるので、チェックしてみるのも良いかもしれません。
山田裕貴
大体、戦隊モノでその後有名になるのはリーダーのレッドを担当している人が多いのですが、山田裕貴さんは『海賊戦隊ゴーカイジャー』でジョー・ギブケン役として、ゴーカイブルーを担当していました。ブルーです。『ゴーカイジャー』ではロン毛で、常に剣を持っている無口なキャラクターとして非常に存在感のあるキャラクターでした。『ゴーカイジャー』は、スーパー戦隊シリーズ第35作目を記念した作品で、それまでの戦隊モノに変身できるという特徴がある作品でした。そしてさらに海賊をモチーフとして作られせいか、戦隊モノの中でもかなりの大ヒット作品となりました。山田裕貴さんは先日公開された映画「東京リベンジャーズ」でも奇抜なヘアスタイルをしていますが、あの姿をみて、ジョー・ギブケンを思い出しましたね。髪型で随分印象が変わる役者さんと感じました。
竜星涼
うちの息子が一番はまった戦隊モノの『獣電戦隊キョウリュウジャー』でキョウリュウレッドこと桐生ダイゴ役を努めたのが、CM、ドラマ、映画で活躍する俳優の竜星涼さん。桐生ダイゴは物語中、みんなから『キング』と呼ばれていたので、私はいまだに竜星涼さんをレノアのCMなどで見かけると、「あ、キングじゃん」と息子に言ってしまいます。・・・息子は竜星涼っていうんだよと教えてくれます。連続テレビ小説の『ひよっこ』に出演したことでも有名ですが、その後、ディズニーアニメーション映画『トイ・ストーリー4』で、新キャラのフォーキーの声を担当したしたのも印象的ですね。『キョウリュウジャー』は他にもキングの父親役として、山下真司さんが出演したり、味方、敵問わず声を担当した声優さんが顔見せで出演などをして、いろいろな方面で話題となりました。いやぁ、しかしキングが有名になってよかったです。
飯豊まりえ
飯豊まりえさんは、竜星涼さんで紹介した『獣電戦隊キョウリュウジャー』に出演していました。ここで補足なんですが、戦隊モノといえば、だいたいパターン的に最初5人いて、新戦士として金色だか、銀色が追加されて最終6人になります。『キョウリュウジャー』も途中でキョウリュウゴールドが加入し6人になるのですが、サブ要員や過去の戦士なども登場して、色の数がすごく多いです。キョウリュウシアン、キョウリュウグレイ、キョウリュウシルバー、キョウリュウバイオレットとさらに4人いるのですが、その中で旧キョウリュウバイオレットだった祖父からキョウリュウバイオレットを受け継ぐのが飯豊まりえさんの演じる弥生ウルシェード。飯豊さんは当時まだ16歳だったそうです。サブ要員ながらその後、レギュラー出演していました。結果、キョウリュウジャーは10人いましたね。あまりその事はアピールはしていませんが・・・。
志尊淳
大河ドラマ「青天を衝け」への出演など活動を広げている志尊淳さんは、戦隊モノの『烈車戦隊トッキュウジャー』の主役のレッドを担当するトッキュウ1号のライト(鈴樹来斗)役を担当。『トッキュウジャー』はレッドとかブルーとかじゃなく、列車モチーフだったので、1号、2号という名前になっています。当時から童顔ぽかったので、おとなしいキャラかと思いきや、割と俺様的なキャラでした。『トッキュウジャー』は変身後のビジュアルを初めて見た時、やばいと思ったのですが、子供たちにはたいへん人気だったようです。個人的にはトッキュウ1号よりも、その後実写化された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のユキアツこと、松雪集役を志尊淳さんがやった事が印象的でした。そして『トッキュウジャー』のメンバーにはもう1人大物がいました。
横浜竜星
志尊淳さんと同じ『烈車戦隊トッキュウジャー』でグリーン担当のトッキュウ4号に変身するヒカリ(野々村洸)役として横浜竜星が出演していました。正直、志尊淳さんについては覚えていたのですが、まさか今をときめく横浜流星さんが『トッキュウジャー』のそれもメインメンバーにいたなんて覚えていませんでした。見てたんだけどなぁ。実は横浜竜星さんは福士蒼汰さんや吉沢亮さんが出演していた『仮面ライダーフォーゼ』にも、割とレギュラーメンバーだった井石二郎役として出演していたりします。なかなか特撮ヒーローとは縁があったようですね。『トッキュウジャー』に関しては、確かにグリーンのやつがけん玉していたのは覚えているんですが、顔が思い出せませんでした。5人のうち2人が超人気俳優になるとは、『トッキュウジャー』はすごいですね。
ホラン千秋
最後におまけとして、『魔法戦隊マジレンジャー』に悪者の妖幻密使バンキュリアが2人の妖幻密使少女態に分離した際の1体の『ナイ』役に当時ホラン千秋さんが出演していました。コウモリをモチーフとしたゴスロリやパンクの要素を合わせた格好で、ギターを弾いたりコミカルな演技を頑張っていました。キャスターやナレーションなどをやっている現在から見ると、かなり新鮮なものがあります。
以上が戦隊モノの特撮出身の俳優さんたちの紹介でした。これだけ有名になった俳優さんがいっぱいいるので、未来のスターを探すために特撮物を見てみてはどうでしょうか。今ならば9月スタートの『仮面ライダーリヴァイス』なんかがオススメです。
今回は以上です。
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