先日、テレビを息子と見ていた時、菅田将暉さんが出演していたので、思わず私が「フィリップよくでてるよね〜」というと、息子が「フィリップじゃなくて菅田将暉でしょ!」とお前あんなに好きだったのに何裏切ってるんだ発言をされてしまいました。今の若い子は現在、テレビや映画で活躍している人が実は特撮のヒーロー物出身だったり、メインとして出演していたということを知らない人もいると思います。有名な話で知っている人も多いかもしれませんが、私が勝手にチョイスしたかつてヒーローだった俳優さんたちをご紹介します。まとめてご紹介しようと思ったのですが、結構な文字量になったので、戦隊モノと仮面ライダーを分けてご紹介します。今回はまずは仮面ライダーから。
目次
佐藤健
まずは映画やドラマで超活躍中のイケメン俳優、佐藤健さん。「仮面ライダー電王」にて、電王に変身する主人公、野上良太郎役で出演していました。この作品は主人公の良太郎は、未来から来たイマジンという存在に憑依されるのですが、イマジンは一人ではなく、メインで4人ほど登場します。この4人の性格がバラバラで、それぞれに独特のキャラクター性があるのですが、佐藤健さんは憑依されたそれぞれのキャラクターを見事演じ分けています。
最初、素の良太郎が気弱な性格だったので、「今回の仮面ライダーの役者さんはなんかへぼいなぁ」と感じていましたが、イマジンのモモタロスたちが憑依したあと、その性格の違いを演じ分けているのを途中で気づいてびっくりした事を覚えています。そしてまさか、今のような超有名な俳優さんになるとは思っていませんでした。自分の見る目の無さにがっかりしています。ちなみに上の画像が素の良太郎で、下の画像はモモタロスが乗り移った良太郎です。表情だけで全然違いますね。当時17歳とうんだからさらに驚きです。
瀬戸康史
割と最近、山本美月さんとご結婚された瀬戸康史さんは、最近だとドラマ『ルパンの娘』シリーズで深キョンの相手役として印象的ですが、かつては吸血鬼の仮面ライダー『仮面ライダーキバ』にて、仮面ライダーキバに変身する主人公、紅渡役を演じていました。この『仮面ライダーキバ』はかなりの異色な作品で、瀬戸康史さんが演じた紅渡は現代編の主人公で、同時進行で渡の父親である紅音也が主人公の過去編もあって、どうゆう風に現代編と結びついていくのか注目された作品でした。過去編では仮面ライダーとは思えない昼ドラ的な恋愛ドラマが展開され、当時の子供たちはアレをどう見てたのか気になります。そんな昼ドラ的な展開の過去編のヒロインの一人に、高橋ユウさんが出演したりもしていました。
菅田将暉
冒頭で話のでた菅田将暉さんは、二人で一人の仮面ライダー、『仮面ライダーW』の主人公の内の一人、フィリップ役として登場。私が今も一番好きな仮面ライダーです。当時はまだ10代だった菅田将暉さんは、脳内に膨大な知識を持ちながら、何も知らないという魔少年を演じています。フィリップの独特な服装からか、放映当時からかっこいいというより、“かわいい”というイメージが強かったのですが、相棒の翔太郎役の桐山漣さんより一足先に有名になり、その後映画やドラマの出演だけじゃなく、歌手としてヒット曲を出すなど、本当に多方面で活躍しています。冒頭の通り、私は今だに菅田将暉さんを見かけると、「あ、フィリップだ」と口にでてしまいます。それだけフィリップという役が菅田将暉さんはピッタリに感じました。
福士蒼汰
福士蒼汰さんは『仮面ライダーフォーゼ』の主人公、フォーゼに変身しる如月弦太朗役として活躍。フォーゼは新ライダー『仮面ライダーリバイス』のビジュアルが話題に!でも触れましたが、そのビジュアルに衝撃をウケた作品。福士蒼汰さんが演じる弦太朗もこの時代になぜかリーゼントで、しかも高校生ライダーということもあったので、発表された時は心配でしょうがなかったのですが、変身後のキメ台詞「宇宙キターーーー」など一見コミカルな雰囲気ながら、この作品には独特な魅力を持っていて、商業的にも大ヒットとなります。福士蒼汰さんといえば、見てないのですが、『BLEACH』の実写版でも一護を演じていましたね。佐藤健さんの『るろうに剣心』もそうですが、ライダー出身者はジャンプの実写もやる可能性高いのでしょうか。『仮面ライダーフォーゼ』には後で紹介する吉沢亮さんや、清水富美加さん、アンガールズの田中卓志さんなど今見るとかなり豪華なキャストとなっています。
吉沢亮
吉沢亮さんも福士蒼汰さんと同じ『仮面ライダーフォーゼ』に出演していました。主人公ではないものの、主人公と大差ない2号ライダーである『仮面ライダーメテオ』に変身する朔田流星役を演じました。登場当初は主人公の弦太朗に対して、やや敵対気味でしたが、最終的にはフォーゼと力をあわせて戦っていきます。非常に個人的なイメージなのですが、当時弦太朗より、流星の方がイケメンだから、流星役の人が弦太朗やればよかったのにと思っていたほど、当時からイケメンでした。その後、福士蒼汰さんが有名になるに連れ、流星はなにしてるんだろうな・・・と思っていたら、いつの間にか超人気俳優になっていてびっくり。お恥ずかしい話、“吉沢亮”という名前を見ても流星の俳優さんとは気づきませんでした。流星繋がりでアレなんですが、吉沢亮さんが演じる朔田流星の武術道場での同門で意識不明の友人の井石二郎というキャラクターが登場するのですが、なんとこの人、横浜流星さんが演じています。横浜流星さんについては次回のあの人も特撮出身!かつてヒーローだった俳優さんたちの紹介〈戦隊編〉にて。
物語の中心となる二人の仮面ライダーなので当然ですが、福士蒼汰さんと吉沢亮さんはこの時共演しています。吉沢亮さんは物語中盤少し前から登場します。
高杉真宙
最近やたらテレビや映画で見かける高杉真宙さんは、『仮面ライダー鎧武』にて、主人公と同じチームの後輩で、 仮面ライダー龍玄に変身する呉島光実役として出演していました。物語中、愛称がミッチだったので、私は今でもミッチと呼んでしまいます。誰も聞いてないですね。主人公の葛葉紘汰を慕う、弟キャラだったのですが、物語が進むに連れだんだん闇落ちして、紘汰と敵対関係になってしまいます。なお、それまでのヒーロー物で絶対やってはいけなかったお約束の“主人公が変身中に攻撃をしてしまう”をやってしまったのも、高杉真宙さんが演じるミッチです。紘汰役の佐野岳さんもよくテレビで見かけますが、やはり高杉真宙さんの方が有名じゃないかと彼の方をご紹介しました。
泉里香
『仮面ライダー鎧武』ネタの流れからちょっと番外編として、現在はインディードのCMなどで有名な泉里香さんが『仮面ライダー鎧武』に出演していたのを紹介します。泉里香さんは仮面ライダーには変身するわけではなく、主人公の葛葉紘汰のお姉さんの葛葉晶役として出演しています。CMなどで泉里香さんを見かけるようになった頃に、「なんかどっかで見たことあるなぁ〜」と思っていたら紘汰のお姉さんでしたね。
ちなみに泉里香さんは、あの北川景子さんも出演していた実写版の『セーラームーン』でセーラーマーキュリーを担当していたりもします。実写版の『セーラームーン』もなかなかの先見の明ですね。
竹内涼真
ドラマの『テセウスの船』や『君と世界が終わる日に』などの代表作でイケメン俳優として活躍している竹内涼真さんは仮面ライダー出身。掟破りの車を運転する仮面ライダー『仮面ライダードライブ』にて、ドライブに変身する主人公の刑事、泊進ノ介役として活躍しました。すでに演技力は高く、声にも力があったのと、髪型が少し古臭い感じだったので、当時はそんなに若くないと勝手に思っていました。仮面ライダーや戦隊モノの主人公は、どこかまだ新人っぽい感じがいつもするのですが、竹内涼真さんにはそれは感じませんでしたね。その後、普通(?)の髪型の竹内涼真さんを見た時、こんなにイケメンだったのかとまたもや見る目の無さに痛感します。『仮面ライダードライブ』には片岡鶴太郎さんやヒロイン役として、内田理央さんも出演しています。
以上が今回ご紹介する特撮出身の俳優さんたちの紹介、その仮面ライダー編でした。他にも平成ライダーの1作目『仮面ライダークウガ』がオダギリジョーさんだったり、『仮面ライダーアギト』の警察のパワードスーツライダーの『仮面ライダーG3』が要潤さんだったりと紹介したかったのですが、ベテランさんは今回は省かせていただきました。
これだけ有名になった俳優さんがいっぱいいるので、未来のスターを探すために特撮物を見てみてはどうでしょうか。今ならば9月スタートの『仮面ライダーリヴァイス』なんかがオススメです。
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