ノーマルPS4『サイバーパンク2077』クリア後感想〈面白さ編〉

サブカル

発売後に大量のバグが発生し、購入したユーザーからクレームの嵐となってしまった『サイバーパンク2077』。散々言われているノーマルのPS4にて、序盤のプレイした感想は問題のPS4『サイバーパンク2077』をパッチ後にプレイしてみましたにて報告しましたが、先日の連休でようやくクリアしましたので、今回はこのゲームの魅力についてお伝えします。

『ウィッチャー3 ワイルドハント』を開発したCD Projektの最新作として発表された『サイバーパンク2077』。どんな不具合があったのかは、前回の記事を参考にしてもらうとして、今回はクリア後のレビューとして、このゲームの魅力について。プレイした感覚としては、基本は『FALL OUT4』に似ていますが、そこに『グランドセフトオート』や『ボーダーランズ』で味付けし、隠し味として『ウィッチャー3』を加えたといった感じです。・・・何言ってるか自分でもわからなくなってきました。とにかく久々に面白い作品だったのですが、どのあたりが他のゲームと違った魅力があるのかを細かくご紹介してききます。




目次

とにかくストーリーが面白い

はっきり言って、雰囲気から個人的に物語についてはあまり期待していなかったのが大きいかと思います。あまり事前情報を見ないで始めたのも大きいのですが、キアヌ・リーブスがなんか出るぐらいしか知らないでプレイしました。最初はこの世界観がなかなか頭にはいってこなかったので、何が何だかな状態でした。主人公はライフパスという自分の生い立ちを3つから選べるのですが、その3つによって序盤だけ物語の展開は違います。種類はいわゆる街のギャングの『ストリートキッド』放浪の旅を続け自由に生きる『ノーマッド』企業の一員となって働いている『コーポレート』から選びます。最初よくわからなかったので私は『ストリートキッド』でスタート。この物語だと、とある悪事を働いた時に偶然その後相棒となる「ジャッキー」と出会い、いろいろあって本編が始まります。そしてジャッキーとともに「ジョブ」と呼ばれるクエストを受けていくことになるんですが、少し進んだあたりで、予想外の展開となります。物語が一気にシリアスになっていき、“おいおいなんだよこの展開”と思ったところで、『サイバーパンク2077』のタイトルが表示されます。え!これから始まるの?とそれまでわりとサイドクエストをこなし、レベルも上げていたたため、まさかのタイトル表示のタイミングに意表をつかれました。そしてその後展開する物語もこの世界観独特のトラブルから、その状況をどう乗り越えていくかという感じに変わってきます。詳細はネタバレになるため、いろいろ曖昧な表現になってしまいますが、前述で名前のでたキアヌ・リーブスが演じる「ジョニー」もだんだんいい味だしてきます。ジョニーについては基本ひでえ奴なのですが、エンディングを迎える頃にはきっとみんな大好きになるでしょう。そして最後はマルチエンディングの結末も変わります。予想以上の面白さと後で紹介するゲーム部分の魅力から、私は現在『ノーマッド』で2周目をはじめました。

 

世界観・街の作り込みがすごい

『ウィッチャー3』もそうでしたが、この作品は世界観をしっかりと作り込んでいて、ゴミのようにでてくる読み物やちょっとした言葉、アイテムの一つ一つまで『サイバーパンク2077』の世界観が深くて素晴らしいです。舞台となるナイトシティは、国や政府よりも企業が力をもった世界になっていて、特に強大な力をもっている企業が、物語の根幹にも関係する『アラサカ』。このアラサカはなんと日本の企業で、ナイトシティのあちこちに日本の文化っぽいものが見受けられます。アラサカ社の社長の名前も『サブロー・アラサカ』で、その息子が『ヨリノブ・アラサカ』、娘が『ハナコ・アラサカ』と日本人がメインキャラクターとして結構でています。また簡単には説明できないんですが、この世界で広まっている「ブレインダンス」というアイテムなど、その設定と物語への絡め方が素晴らしく、最初わからない世界観もだんだんと自分に馴染んできます。またナイトシティのマップも横に広いだけではなく、縦の多重構造にもなっていて、その広さはかなりのものとなっています。

 

サイバーウェアでのパワーアップ

基本的にはRPGなので、敵を倒したり、ジョブ(クエスト)をこなすことでレベルが上がっていき、それに伴ってスキルツリーを解放していくのは、これまでのオープンワールドのRPGのあるあるに乗っ取った作りなのですが、この作品の世界観による独自のキャラクター強化要素もあります。それが「サイバーウェア(インプラント)」。最初なんだかわかりませんでしたが、この世界は「攻殻機動隊」に近い未来の設定で、人間は体に何かしらの電子機器を体に埋め込んで使うインプラントという技術が普及されていて、主人公の「V(ヴィー)」もインプラントを使用します。これが他のゲームにはない独特なもので、このインプラントの技術で体の各箇所に追加効果をもったサイバーウェアを装着できて、循環器系に肺を追加すればスタミナが増えたり、手に固定の武器を追加したり、足に2段ジャンプを追加したりと、どの部分にどんなサイバーウェアを使用するかもあり、装備や成長以外の強化要素として楽しめます。・・・結構、お金かかるんですけどね。ただ強化目標としてお金を貯める目標になたり、別になくてもいいと無視してもいいので、このあたりは個人の好みによる所ですね。

 

アイコニック武器

よくある要素ですが、このゲームには“この世界に1つしかない装備”があり、それがアイコニックと呼ばれています。最初、戦闘がよくあるFPSでRPGベースなこともあり、敵が固めに設定されているようで、戦闘があまり面白くありませんでした。物語を進行していくうちに、1つのアイコニックの武器を拾ったのですが、これがメチャメチャ強くて、攻撃が当たると敵が燃えたりして、こっから簡単に倒せるようになります。あんまり調子にのると逆に蜂の巣にされてしまうんですが、こうなると別のアイコニック武器が欲しくなるんですが、どれも独特の性能で武器を集める楽しみがでてきます。そしてとある剣を手に入れた時、それまでの銃メインの戦闘から、近接戦闘も絡めるようになって、どうゆうプレイスタイルにするか悩み始めます。アイコニック武器以外にも敵が落とす武器もランダムで、若干ハクスラ要素もあり、このあたりが個人的に『ボーダーランズ』的な要素と感じました。

 

『グランドセフトオート』と『ウィッチャー3』的要素

Z指定なのでよくありがちといえば、それまでですが、NPCDという警察機関も存在するので、悪さをしていると手配度が上がり警察に追われます。そして前回の記事でも書いたのですが、このゲームは移動手段として徒歩とファストトラベルのほかに、車などの乗り物があります。この種類もたくさんあって、ハンドルの効き具合とかスピードとか自分好みのものを探すのも楽しみの一つです。走っている車や停まっている車をかっぱらう事もできるので、こうゆう雰囲気は『グランドセフトオート』的な要素と感じたわけですね。ただかっぱらうと自分の物にならないので、本当に欲しい車はやっぱり買うしかないのでが悩みどころ。自分の物になれば、マップのどこにいても、車やバイクを呼び出すことができるので非常に便利です。まさにウィッチャーでいう機械版のローチですね。冒頭で隠し味として『ウィッチャー3』を加えたというのは、こうゆう部分やなんとなくメニュー画面の構成や辞典的なものがあったり、「スキャナー」でハッキングの対象を探すのが、ウィッチャーの感覚を使用しているに似ていると感じたからです。・・・そういえば、噂されていたシリはでてきませんでしたね。

ほかにも良くありがちな魅力として大量のサイドジョブ(クエスト)があるのも『ウィッチャー3』に近いですね。あと登場するキャラクターたちも非常に魅力的です。個人的にはパナムも捨てがたいのですが、やっぱりジュディが好きになりましたね。最初、なんだこのモヒカン女と思っていましたが、ジュディ関係のジョブをクリアする頃には好きになってしまいました。なんなんでしょう、彼女のあの謎の魅力は・・・。他にもこのゲームの面白さはいっぱいあるのですが、多すぎてまた長くなってしまうので、今回はこの辺にしておきます。前回の記事ノーマルPS4の『サイバーパンク2077』クリア後の感想〈不具合編〉を見て、これくらいの不具合なら問題ないと思った人は是非プレイしてみてください。私はきっと3周目もすると思います。

今回は以上です。

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