名作揃い!「少年ジャンプ」の歴代名作漫画ランキング!1位はやはり

サブカル

みんなの「ちょっと気になる」を調べ、その結果をランキング形式で発表しているランキングサイト「ランキングー!」にて、「少年ジャンプの歴代名作漫画ランキング」が発表されました。今回はそのランキング結果を紹介します。



私の世代では、読まずに少年時代を過ごした男の子はいないのではないかと思うほど、少年たちの心に多くの影響を与えた「週刊少年ジャンプ」。80年代後半から90年代中頃までは「ジャンプ黄金期」と呼ばれ、名作漫画が多数生まれました。ランキングサイト「ランキングー!」ではそんな「週刊少年ジャンプ」のこれまでに連載してきた多くの漫画にスポットを当て、「少年ジャンプの歴代名作漫画ランキング」として調査を実施したとのこと。調査方法は、株式会社CMサイトがインターネットリサーチした結果を集計とのこと。10~40代の男女5279名にアンケートしたそうです。

目次

“ジャンプあるある”

ランキングの前に、私の世代が誰もが経験した“少年ジャンプあるある”を紹介。私が子供の頃に異常なほどの人気を誇っていた「週刊少年ジャンプ」ですが、連載されていた漫画の先を知りたくて、誰もが最新号を誰よりも早く手に入れたがりました。「週刊少年ジャンプ」は現在も毎週月曜日に発売ですが、とある店では土曜日に発売する店がありました。今のようにネットなどないので、みんな口コミでその店に買いにいくのですが、店的に“早売り”はまずいらしく、店頭にはありませんでした。そんでもって、お店の店主(だいたいオッサン)に「週刊少年ジャンプください」というと「予約しないと売れない!」と断られてしまいました。なので次号は土曜日に買いたいもんだから、「じゃあ、来週号予約させてください」というと、もう予約は締め切ったと言われ、結局土曜日に「週刊少年ジャンプ」を購入することが、できない少年が溢れかえっていました。あの謎のシステムは今でも同世代で語り継がれています。当時、土曜日に「週刊少年ジャンプ」を買える人は憧れの的でした。

どうでもいい話を混ぜてしまいましたが、ランキング発表した後だと、しょうもない話だったので、先にしちゃいました。さて、気になるランキング結果をカウントダウン形式で行きます。

 

10位 Dr.スランプ

アラレちゃんが10位にランクイン。1980年から1984年まで連載されました。当時、他にはない独特の世界観で、のどかな村なのに所々SF的な要素があり、動物が喋ったり、変な人がいっぱい住んでいた「ペンギン村」を舞台に、ギャグ漫画として繰り広げられた「Dr.スランプ」。「ドラゴンボール」の鳥山明さんの作品です。登場キャラクターも人間、動物、宇宙人、ロボットなど本当に多種多様で、他の人には描けない独特な世界観が魅力でした。1981年4月には『Dr.スランプ アラレちゃん』というタイトルでアニメ化されています。

 

9位 ジョジョの奇妙な冒険

1986年から2004年まで連載された荒木飛呂彦さん原作の『ジョジョの奇妙な冒険』が9位。「週刊少年ジャンプ」では2004年までですが、2005年からは集英社の青年向け漫画雑誌『ウルトラジャンプ』にその続きが長期にわたって連載されてました。第1部から第8部まで現在制作されていて、ジョナサン・ジョースターが主人公の第1部が終わったあと、第2部のジョセフ・ジョースターが2代目ジョジョになってからは、その後、主人公が変わっていくという新しいパターンの漫画となりました。荒木飛呂彦さんの独特の芸術センスが発揮されたキャラデザイン、世界観、そしてセリフ回しも人気の秘訣かもしれません。アニメ化は結構最近になってからされました。

 

8位 北斗の拳

原作・武論尊さん、作画・原哲夫さんによる世紀末救世主伝説「北斗の拳」が8位です。1983年から1988年まで連載されました。「お前はもう死んでいる」という名セリフでも有名になりました。核戦争によって荒廃し暴力が支配する世界で、北斗神拳継承者であるケンシロウが、ライバルキャラたちとの激闘を繰り広げた作品。当時ではあまりなかった、グロめのシーンや敵が殺される時の「ひでぶ」「あべし」などという断末魔も話題にあんりました。1984年にテレビアニメ化されて以降、何度かアニメ化、そしてハリウッドで制作された実写版なんかもあったりします。やばかったですが。

 

7位 シティハンター

7位は北条司さんによる「シティハンター」。1985年から1991年まで連載されました。プロのスイーパー(始末屋)として活躍す冴羽獠が主人公の物語。ハードボイルドなんですが、コメディな部分も多く、普段は女好きで三枚目な冴羽獠が、仕事になるとクールに振る舞う姿がかっこ良かったですね。1987年にテレビアニメ化し、1993年にはあのジャッキー・チェンが主演で実写化もされました。2019年にも久しぶりに映画でアニメ化し、『キャッツ♥アイ』もゲスト出演したのが話題になりました。

 

6位 キャプテン翼

6位は高橋陽一さんによる現在のサッカー人気のきっかけとなった「キャプテン翼」。1981年から1988年まで連載されました。後に続編シリーズも連載され、現在は「キャプテン翼 ライジングサン」がグランドジャンプ増刊「キャプテン翼 マガジン」で連載中です。この漫画を読んで、プロを目指した男子は一体何人いるのでしょうか。現在のJリーガーの多くにも影響を与えた作品です。子供の頃から思っていたんですが、タイトルの「キャプテン翼」の“キャプテン”の部分って、あんまり物語で関係なかったですよね。

 

5位 鬼滅の刃

ランキングの中では割と新しい作品で、現在もアニメなどで話題が尽きない吾峠呼世晴さん原作の『鬼滅の刃』が5位。『鬼滅』にしては低いと思ってはいけません。他の漫画は歴史がありすぎるものばかり。その中で5位というのはすごい結果だと思います。私もラストの方は違いますが、物語中“強すぎない”主人公というものが大好きでした。現在、絶賛放映中の「遊郭編」の後もアニメ化は続いていくと思いますので、今後も注目ですね。

 

4位 ONE PIECE

4位は漫画もアニメも現在進行中の尾田栄一郎さん原作の「ONE PIECE」。1997年から現在も連載中。海賊王を目指して大海原へと旅立った主人公のルフィが仲間たちとの出会いながら、強敵と戦っていくまさに「ジャンプの王道」漫画。現在の「週刊少年ジャンプ」の看板漫画となっています。連載期間はすでに20年を超え、巻数も100巻を突破しました。ここまできたらなんとか最後まで頑張ってもらいたいですね。気になるのは、Netflixでの実写ドラマ化。こちらの公開の情報も今後チェックですね。

 

3位 こちら葛飾区亀有公園前派出所

「こち亀」の略称で長きに渡ってファンに愛された秋本治さん原作の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が3位。なんと1976年から2016年にわたって連載され、単行本も全201巻!マニアックなネタを扱うことが多く、かと思えばたまに感動の人情物語などもあって、読者を楽しませ続けました。「こち亀」はその内容もさることながら、1話完結のギャグ漫画として40年以上も週刊連載を続け、1度の休載もなかったという事実が凄すぎます。1996年から2004年までテレビアニメ化もされ、その後も実写ドラマ、映画など様々な形で映像化されています。

 

2位 SLAM DUNK

2位は井上雄彦さん原作の「SLAM DUNK」!。1990年から1996年まで連載されました。正直、ランクインするのは当たり前だと思ってたのですが、2位までいくとは思っていませんでした。私も個人的に学生時代にバスケをやっていたので、連載開始からずっと読んでいました。世間では流川人気が圧倒的なようですが、やはり個人的に大好きだったのが、不良だったけど女の子目当てでバスケ部に入り、そのままバスケに魅了されていった主人公の桜木花道が大好きです。バスケ漫画ですが、ミッチーがバスケ部を襲った時の花道の不良としてのケンカの強さに痺れました。物語のラストも決勝までではなく、インターハイのトーナメント戦の途中で終了というのも、他のスポーツ漫画と違って独特でした。1993年から1996年までテレビアニメ化もされ、今年2022年になんと新作の映画が公開予定。非常に楽しみです。

 

1位ドラゴンボール

1位はおそらく多くの人の予想通り、鳥山明さん原作の「ドラゴンボール」。1984年から1995年まで連載れました。まさにジャンプといえば「ドラゴンボール」でした。その人気から連載終了してから20年以上たった現在でもゲームやアニメがコンスタントに制作されています。連載当時、鳥山明さんの前作である人気作「Dr.スランプ」が終了してから、そんなに間をおかずに連載が開始されたことをすごく覚えています。残念ながら連載開始時はあまり人気がなかったのですが、物語が主人公の悟空が修行を開始し、その成果を試す「天下一武道会」が始まってからは一気に人気が上昇。そこから人気は不動のものになりました。当初は「西遊記」になぞられて、悟空が悟空、沙悟浄がヤムチャ、猪八戒がウーロンで三蔵法師をブルマという構図になっていたそうですが、割と早い段階でこの構図はなくなりましたね。その後、世界中で人気作品となった「ドラゴンボール」。文句なしの堂々1位だと思います。

個人的には小学生の頃、「キン肉マン」が大ブームだったのですが、10位以内に入ってこなかったのが少し残念。「キン肉マン」は13位でした。11位以下も紹介されているので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

今回は以上です。

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