納得!ガンダムシリーズで「残念だと思ったニュータイプ」ランキング

サブカル

アイティメディア株式会社が運営しているサイト「ねとらぼ調査隊」にて、「残念だと思ったニュータイプ」というアンケートを実施し、その結果が発表されたので、今回はそのランキングを紹介します。



目次

「残念だと思ったニュータイプ」キャラクターランキング

毎回、ジャンルを問わずアンケートを実施し、その結果をランキング形式で発表している「ねとらぼ調査隊」。中にはアンケート自体誰が提案しているだ?という面白いものがたくさんあるのですが、今回は「ガンダムシリーズのニュータイプで残念だと思ったキャラは?」というアンケートを実施したようです。私は知らなかったのですが、実はこのアンケート、2021年にも同じ内容のアンケートが行われてたようで、今回は2022年版とのこと。10月から放送される新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を前にしてその結果が発表となりました。このてのアンケートって、質問内容はあまり関係なく、好きなキャラクターとか知っているキャラクターに投票されやすいですが、今回の結果は思わず「あぁ・・・確かに」と思ってしまう結果となりました。



「ニュータイプ」って何?

ランキングを紹介する前に、ガンダムシリーズをよくわかっていない人はそもそもその「ニュータイプ」がわかってないと思い、簡単に説明しちゃいます。「ニュータイプ」は、『ガンダムシリーズ』に登場する作品の中にだけ存在する概念です。『ガンダムシリーズ』でも一部の人間だけが覚醒する能力です。人が宇宙で生活するようになり、人類の中からこれまでと違った能力を進化させてしまった人といいますか、若干、超能力者的な扱いです。超人的な直感力と洞察力を持っていて、中には戦闘中に「ニュータイプ」同士によるテレパシーの会話ができたりもしています。物語ではサイコミュ、オールレンジ攻撃などこのニュータイプ能力を持った人しか扱えない兵器が存在していて、必然と物語の中心となっていった概念です。代表的なのがファーストガンダムの『機動戦士ガンダム』の主人公の「アムロ」が物語後半からその真価を発揮し、ライバルの「シャア」だったり、「ララァ」など何人かニュータイプは登場します。それではそんなニュータイプの中で残念な印象を与えたキャラクターをまずは6位から8位までを一気に紹介します。

 

6位から10位

6位 カミーユ・ビダン

7位 リディ・マーセナス 

8位 ララァ・スン 

8位 アムロ・レイ

10位 パプテマス・シロッコ 

6位から10位がこんな感じです。それぞれ思う所はありますが、アムロとかララァって何が残念だったのでしょうか。知っているニュータイプがこの二人だったんですかね?あと個人的に思ったのは7位のリディなんですが、あいつはニュータイプだったんですかね。確かに後半「バンシィ」を操縦してデストロイモードにしていたので、そうっちゃ、ちょうなんでしょうけど、なんかニュータイプって印象ないんですよね。ただリディがニュータイプというのであれば、私から見てもだいぶ残念な感じで上位にはいると思います。6位のカミーユは『機動戦士Zガンダム』の主人公。まあ、テレビ版をメインで考えると同意できる所は多いですね。カミーユはなんかずっと怒っている印象のある主人公でしたから、正直もっと上位になるんじゃないかと思っていました。では5位からはカウントダウンで紹介します。

 

5位 クェス・パラヤ


5位は劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場した「クェス・パラヤ」。ガンダムファンではクェスが嫌いな人多いですね。『逆襲のシャア』ではメインヒロイン的なポジションでしたが、劇中の言動にイライラした人も多いと思います。ちょっとイカれた発言が多かったのですが、そんなイカれたクェスに恋をしてしまったハサウェイもイカれちゃいましたからね。5位はかなり納得のいく順位です。

 

4位 シャリア・ブル


4位はファーストガンダムの『機動戦士ガンダム』のテレビ版にのみ登場したニュータイプ「シャリア・ブル」。かなりのオッサンですが実力者で、個人的には結構すきなのですが、残念なのは物語の扱われ方でしょう。登場してすぐ死んでしまいましたし、映画では丸々カットされてしまっていたので、知名度ともに残念だと感じたのかもしれません。その分、小説版では結構活躍しています。ま、死んじゃいますけど。

 

3位 シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)


絶対ランキングに入ってくると思ってた赤い彗星の「シャア・アズナブル」がなんと3位。これはおそらく「シャア」の印象ではなく、続編となった『機動戦士Zガンダム』で登場する「クワトロ・バジーナ」で残念と感じてしまった人が多かったんじゃないでしょうか。『機動戦士Zガンダム』放映前はシャアが味方で登場すると事前情報があり、みんなワクワクしてたんですが、カミーユにぶん殴られたり、レコアさんと恋愛関係になったのに離反されたりと、男としてみてられない印象が目立ったかもしれません。それでも最後は旧式となった百式でハマーンのキュベレイとシロッコのジ・Oを同時に相手して善戦しててすごいとは思ったのですが、昔がかっこよかった分、残念に思った人が多かったのかもしれません。

 

2位 ハサウェイ・ノア(マフティー・ナビーユ・エリン)


2位は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の主人公「ハサウェイ・ノア」。ブライトさんとミライさんの息子です。大ヒットした映画の主人公がなぜ?と思いますが、彼の初登場は『機動戦士Zガンダム』の時に子供で登場、その後『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に成長して登場しています。おそらく、残念なのはこの時で、今回5位のクェス好きさで戦場に飛び出してしまい、ハサウェイを助けようとして、そのクェスを殺したアムロの恋人の「チェーン」をなんと逆上して殺してしまいます。いろいろ状況が重なったものの、味方でしかも知り合いで、さらに主人公の恋人をということで、当時かなり批判されていたのが印象的です。そんでものって、映画でひょっこり主人公気取ってるので、良い印象を持ってないファンは多いんじゃないでしょうか。

 

1位 カツ・コバヤシ


第1位はおそらく納得する人の多い、「カツ・コバヤシ」となりました。1作目の『機動戦士ガンダム』ではサイド7の戦災孤児としてカツ、レツ、キッカの3人の子供として登場し、殺伐とした物語のコミカルな部分として印象に残っていました。1作目のラストの3人によるカウントダウンで涙した人も多いんじゃないでしょうか。しかし、そんな3人の中で一番年上のカツは続編となる『機動戦士Zガンダム』で15歳となって登場。エゥーゴの戦力となって戦いはしますが、敵対組織のティターンズのパイロットのサラ・ザビアロフに恋してしまい、それ以降、勝手な単独行動ばかりして視聴者をイライラさせました。そして最終的には事故とはいえ、その愛するサラを自らの手で殺してしまい、自分はというと、敵からの攻撃を避けている最中に隕石にぶつかって亡くなるというニュータイプとしての見せ場が一切ない最悪なキャラクターとなってしまいました。この1位はかなり納得ですね。

というわけで、結果一覧は以下の通り。

1位 カツ・コバヤシ 205票

2位 ハサウェイ・ノア(マフティー・ナビーユ・エリン) 47票

3位 シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ) 45票

4位 シャリア・ブル 39票

5位 クェス・パラヤ 33票

6位 カミーユ・ビダン 23票

7位 リディ・マーセナス 10票

8位 ララァ・スン 9票

8位 アムロ・レイ 9票

10位 パプテマス・シロッコ 8票

11位 ジュドー・アーシタ 6票

12位 ミライ・ノア 5票

12位 セイラ・マス 5票

12位 バナージ・リンクス 5票

12位 ハマーン・カーン 5票

16位 アベル・バウアー 3票

16位 ウッソ・エヴィン 3票

16位 フル・フロンタル 3票

19位 ランスロー・ダーウェル 2票

19位 ラセシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ) 2票

19位 ミネバ・ラオ・ザビ(オードリー・バーン) 2票

19位 イリア・パゾム 2票

しかし、1位となった「カツ」の票が2位と比べてエライことになっていますね。まさに圧倒的です。すごく面白いランキングでした。

今回は以上です。

 

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