PS4『ソウルハッカーズ2』クリア後レビュー(ストーリー物語編)

サブカル

ようやくアトラスの『ソウルハッカーズ2』をクリアしたので、その感想を紹介したいと思います。前回のゲームシステムに続き今回はストーリーについて紹介します。



まずは冒頭のストーリー

事前情報では断片的な情報や、ざっくりしたストーリーだけで、その物語にあまり魅力を感じていなかったのですが、実際プレイすると非常に面白いストーリーでした。『ソウルハッカーズ2』の物語の魅力を紹介する前に、これまで公表されていた物語の冒頭部分をもう少しだけ詳細に紹介します。

ストーリー紹介


21世紀半ば、人類の技術は停滞し、文明はゆるやかな衰退を迎えていました。しかし、そんな人類の技術は創造主の手を離れ、独自の進化を遂げていました。複雑に発達した通信ネットワークはニューロン化し、人間には知られていない所で一つの意思である、Aion(アイオン)が覚醒することとなります。意思として存在しつつも、世界を傍観するだけだったAionでしたが、ある日「世界の終わり」を予測することになります。この「世界の終わり」を回避するためにAionは人間社会に介入することを決断し、人と同じ姿をした二人のエージェントである「リンゴ」「フィグ」を製造し、人類とのファーストコンタクトをすることとなります。
人の世界では、超常の力「悪魔」を従え、闇の社会に生きる「悪魔召喚師(デビルサマナー)」が暗躍していました。リンゴとフィグはそれぞれ終焉回避に必要とされる人物の所へ訪れることになります。まずフィグが世界的に有名なコンピューターエンジニアの「恩田一郎」の元に訪れましたが、デビルサマナーの秘密結社「ファントムソサエティ」の幹部である「鉄仮面」にすでに殺されてしまっていました。一方、リンゴがコンタクトをとったニッポンを守らんとする古き血脈の超国家機関「ヤタガラス」のメンバーの一人で、デビルサマナーの「アロウ」もまた任務の途中で殺されてしまっていました。


そこでリンゴは「魂への干渉(ソウルハック)」を実行し、死んだアロウを蘇らせることに成功します。リンゴはアロウから「ファントムソサエティ」の「ミレディ」という女性を保護することが任務だったと聞かされ、Aionが保護対象に選んだアロウの任務の重要性を尊重し、行動をともにすることになります。フィグと合流しミレディの元に向かった一行でしたが、ミレディもまたすでに殺されていました。そんなミレディの遺体から細長い光体が出てきました。その光体はそのままフィグの体の中に入っていってしまいました。


アロウいわく、この光体は「コヴェナント」というもので、ミレディはこの「コヴェナント」の保持者だったため、保護対象になっていたといいます。「コヴェナント」は保持者が死亡すると別の人物へ移るといいます。リンゴはその場でミレディもソウルハックで蘇らせることになります。そこで明かされたのは、先に殺された恩田一郎も「コヴェナント」の保持者で、今その「コヴェナント」は「鉄仮面」が保有しているといいます。この「契約の虹 コヴェナント」を5つすべて集めた時、「大いなる存在」によって終焉が迎えられると言われています。「ファントムソサエティ」の目的はこの「コヴェナント」をすべて集め、世界は終焉させることでした。リンゴとフィグはアロウとミレディとともに、「コヴェナント」を保有するフリーのデビルサマナー「サイゾー」のもとへ急ぐことにしました。かつて人類が神々、大いなる存在と交わした契約「コヴェナント」。それをハックし、破滅をもたらさんとする秘密結社「ファントムソサエティ」。それに対抗し、ニッポンを守らんとする古き血脈の超国家機関「ヤタガラス」。諸勢力のデビルサマナーとアイオンのリンゴそしてフィグは、各々の目的のため、コヴェナント争奪戦を開始します。



 

ストーリーの感想


正直、プレイ前の事前情報ではあまり期待していなかったのですが、物語はかなり面白かったです。冒頭のストーリー紹介の際に説明していますが、物語のメインとなるのは、「コヴェナント」の争奪戦です。冒頭でメインキャラクターであるフィグが1つ保有することになるのですが、冒頭で3つくらいは敵側である「ファントムソサエティ」の鉄仮面が保有してしまいます。結果、残り1つを巡ってリンゴたちが紛争することになるのですが、残り一つの「コヴェナント」でいろんな展開があり、え!そうだったの?的な展開が何回かありました。レビュー動画などで“先が読めた展開ばかり”なんて言っている人いましたが、個人的には全然予想していなかった展開の連続でした。とある重要人物の正体だったり、まさかの人間がラスボス化するなど、先が読めた人はすごいですね。私がアホなだけでしょうか。とにかく物語の流れは個人的には非常に面白かったです。

 

キャラクター


以前紹介した序盤をプレイした感想の時にも少し触れましたが、主人公のリンゴが予想よりも人間らしいキャラクターで好感が持てました。Aionから作られた存在ということだったのですが、割と最初の段階でリンゴとフィグは人間同士のようなやり取りをしています。そしてさらにアロウたちと行動をともにすることによって、より人間っぽい感情になっていくという感じなのでしょうが、最初と最後で大きな差はあまり感じませんでした。
それと戦闘中『幻影異聞録♯FE』のように、選択するコマンドによって、キャラクターたちがセリフをいろいろ言うのですが、アロウが弱点をつけるときにいつもリンゴが「今だよ!アロウ」というセリフを何度も聞いているため、だんだん癖になってしまいました。
他のメンバーも全員魅力的で、ゲーム中盤には4人とも大好きになっていましたね。あとこれは個人的な印象なんですけど、確かにリンゴを操作しているので、主人公はリンゴなのですが、物語の展開的にはなんとなくアロウが主人公のような印象を受けました。これは人によって違うかもしれません。

内容も薄くはない


あちこちでキャラの掘り下げが浅いとか、内容が薄いなんてレビューを見かけますが、本筋もさることながら、各パーティーメンバーの「ビジョンクエスト」を行うソウルマトリクスの攻略や、リンゴとパーティーメンバーがバーで交流する「パーソナルイベント」とか見ていると内容が薄いなんて感じなかったです。アロウのカブラギとの友情の話、ミレディの鉄仮面との話、サイゾーの恋人の話など、それぞれのキャラクターの深堀はそれなりにできているように私は感じました。ただソウルマトリクスとかプレイせずにどんどん本筋だけ進んじゃうと、その辺は薄い感じに思えるような気がします。逆に結構あちこちでリンゴの声優さんの黒沢ともよさんの演技が素晴らしいというのを見かけたのですが、素晴らしい演技でしたし、好感も持てましたが、あえてそこまで絶賛するほどではないかなぁと個人的には思いました。

前回のゲームシステムのレビューでも少しはネガティブな意見を書きましたが、全体としてすごく面白い作品だったと思います。わりとあちこちで酷評なのが気になりましたが、個人差があるんでしょうかね。強いて言えば、前作のメインキャラだった「ネミッサ」やシリーズで人気のある「マサカド公」や「マーラ様」などを有料のDLCにしたのはどうかなぁ・・・とは思いました。

今回は以上です。

 

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