第2クールに備えおさらい『水星の魔女』第12話の物語ネタバレ紹介

サブカル

放映されるたびに話題となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。今回は第2クールに備えて、12話までのあらすじのネタバレを紹介します。今回はテレビシリーズの1クールの最終回となる第12話「逃げ出すよりも進むことを」について。



『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ネタバレ

放映開始からネットやSNS、ガンプラの売り上げまでもこれまでのガンダムシリーズではなかったほどの盛り上がりを見せた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。これまで第1クールの各話のあらすじを紹介してきました。今回はいよいよ第1クールの最終回となります。放映後、おそらく最も話題となったエピソード。この物語の続きは4月からの第2クールとなります。

前回の第11話についてはこちらから。

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というわけで、第12話「逃げ出すよりも進むことを」を紹介します。



第12話「逃げ出すよりも進むことを」


スレッタを見つけたソフィは「ねえ、水星の魔女さん。エアリアルはどこ?あるんでしょ?」とスレッタに話しかけます。しかし、当たり前ですがスレッタには聞こえません。それに気づいたソフィは、スレッタがいる場所付近をガトリング砲でソフィは「ほらほら、早くエアリアルに乗らないと死んじゃうよ?」と攻撃しながら挑発します。何も知らないスレッタはただその場から逃げだす事に必死でした。その様子を笑っているソフィ。その攻撃の衝撃でミオリネは意識を取り戻しますが、スレッタとは離れ離れの状況のままでした。


一方、緊急事態であってもプロスペラは落ち着き払っています。そんなプロスペラにベルメリアが「先輩、エアリアルで戦闘するつもりですか?そんなことよりもスレッタたちの救援に」と伝えますが、「あの子は来るわ。エアリアルがここにいるもの。」とスレッタが来るのをただ待つつもりのようです。


地球寮のみんなも戸惑っていました。「これ、訓練じゃないですよね?」と怯えるリリッケに、緊急事態警報B1が示すもの、それは「戦争だ・・・」アリヤは呟いていました。『フォルドの夜明け』のデスルターが次々とプラント・クエタを破壊してききます。


なんとかプラント・クエタを脱出したヴィム・ジェタークは、「ディランザを出せ!俺が乗る」とシャディクの裏切りが相当頭にきたようです。CEO自らの出撃をスタッフが止めに入りますが「グラスレーの若造に、これ以上なめられてためるか!」と自らけしかけたこの作戦を潰そうと企てます。


『フォルドの夜明け』のデスルター隊にはノレア・デュノクのルブリス・ソーンも合流しました。ナジはグエルが拘束されている宇宙船のブリッジで「ドミニコス隊」の接近をキャッチします。デスルター隊の隊長は遅れて合流したソフィに迎撃するように伝えますが「スレッタ・マーキュリー!会えたよ動画の人!」と一人でテンションを上げていました。勝手に振る舞うソフィにノレアは「一人じゃ不安?加勢が必要なら言って」と伝えると「冗談」とソフィは本来の作戦に戻っていきます。ソフィの相手はアンチドートを装備したドミニコス隊。スレッタたち地球寮のメンバーが団体戦で戦ったグラスレー社の「ベギルペンデ」4機です。そしてこの事態にようやくプラント・クエタの守備隊が出動します。デミトレーナーの実戦仕様である「デミギャリソン」8機発進させます。デスルター隊とノレアのルブリス・ソーンがこちらを迎撃するようです。


スレッタとはぐれたミオリネは、コントロールセンターに行って隔壁を開けようとしていました。その道中に出会ったのは自分の父デリング。ミオリネはデリングがプラント・クエタにいることに驚いていましたが、当のデリングは「その格好はなんだ?避難時はノーマルスーツが鉄則だろう。」と落ち着いて一言。思わずミオリネは「まずは娘の心配じゃないの!」とデリングに返しました。


ドミニコス隊の目的はデリングの救出。ベギルペンデ4機はプラント内部を目指していましたが、そこにソフィのルブリス・ウルが現れます。「パーメットスコア2」ソフィの頬に赤い斑点のような光が浮かび、驚異的な動きでベギルペンデを1機破壊します。ガンドフォーマットを使用したことに気づいたベギルペンデ隊の隊長は各機にアンチドートを使用するように指示します。アンチドートを展開するとルブリス・ウルのシェルユニットが消え、プラント・クエタの外壁を背にしたまま動きを止めてしまいました。ルブリス・ウルにトドめを刺そうとしたベギルペンデ。「パーメットスコア4!」とソフィがコクピットで叫ぶと、再びルブリス・ウルが動き出し、ベギルペンデの攻撃を避けます。そして今度はベギルペンデがプラント・クエタの外壁を背にする形になりました。そこへガトリング砲を撃ち込むソフィ。その攻撃はプラント・クエタ内部にいたミオリネとデリングにまで届いてしまいました。人体に負担がかかるパーメットスコアを使用したソフィはコクピット内で「心臓が痛い!息ができない!さっき食べたお菓子吐きそう!」と苦しそうにしていましたが「でも、私、生きてる!」と笑いながら頬を赤く光らせ、残りのベギルペンデを倒してしまいました。「そいつが通じるのはスコア3までだよ」と言いながらソフィはその場から離れていきました。

一方、守備隊と戦っていたルブリス・ソーンとデスルター隊でしたが、ほとんどルブリス・ソーン1機で守備隊のデミギャリソンを倒してしまいました。戦闘中、デスルター隊がビームではなく、実弾を使用しているのを知った守備隊の一人が「実弾使用は条約違反だ!宇宙を汚しやがって」と攻撃しかけますが、ルブリス・ソーンの一撃で撃墜されます。「地球を汚して逃げたスペーシアンがどの口で」とノレアが冷たく言いながら、守備隊を全滅させました。それを確認したナジは後方で待機していた部隊にプラント・クエタへ突入の指示を出します。新たに3機のコンテナを装備したデスルターがプラント・クエタへ発信しました。

一旦、騒ぎが収まり一安心したスレッタはミオリネを助けるために、78番ハンガーに向かいます。「エアリアルと一緒ならミオリネさん助けられる」そう言いながら通気口を通って78番ハンガーを目指します。


その頃、先ほどのルブリス・ウルとベギルペンデの戦いの近くにいたミオリネ。そっと目を開けると父デリングがミオリネをかばって、背中に破片が刺さった状態で負傷していました。「お父さん!」思わず叫ぶミオリネ。「逃げ・・・ろ・・」力なく声を漏らすデリングをなんとか止血しようとするミオリネ。「ふざけんな!勝手に死んでんじゃないわよ!」「生存確率の高い・・・選択を・・・しろ・・・ノートレットならそうする」ミオリネの言葉に返すデリング。「なんでお母さんが出てくるのよ」デリングから出たの意外な名前に驚くミオリネ。「二人で決めた・・・何かあれば・・どちらかだけでも・・・」これまでずっとデリングことを恨んでいたミオリネは突然のデリングの言葉に「卑怯者!最初からそう言えばよかったじゃない!」と怒りながらも応急手当をしていました。


コンテナを装備した3機のデスルターがプラント・クエタに到着。コンテナの中身は内部を制圧するための武装した兵士でした。次々にプラント・クエタのCブロックのスタッフたちを襲撃する『フォルドの夜明け』のテロリストたち。この時点でデリングのSPは亡くなっていたので、発信機での位置はロストしていました。そのため内部をくまなく探索することになったようです。
プラント・クエタの外ではルブリス・ソーンとデスルターの攻撃が続いていました。その光景を見た地球寮のメンバーはその場所も危険だからと逃げようとしますが、ルブリス・ソーンが地球寮のメンバーがいる場所に気づきます。逃走手段は全て破壊しようとしていたルブリス・ソーンのノレア。そんな危機一髪のところで、ニカが目にしたのは実弾を使用したあとの薬莢。「実弾・・・まさかアーシアン。」自分の仲間と悟ったニカは発光信号でコールサインを送ります。「プリンスの・・・仲間?」コールサインの内容を理解したノレアはそこは攻撃せずに移動していきました。ほっと溜息をつくニカ。すると「ニカ?」とそこにはマルタンが立っていました。「今のは・・・何をしたんだ?」ニカの発光信号を不信に思っているようでした。


「ディランザ・ソル出るぞ!」と実戦使用となったディランザでヴィム・ジェタークが出撃します。狙うはナジの乗る宇宙船。グエルが拘束されている船です。「俺を裏切ったことを後悔させてやる」そう言いながらナジとグエルのいる宇宙船に攻撃するヴィム。被弾した宇宙船はその衝撃でグエルたちを拘束していた部屋のロックが解除されます。『フォルドの夜明け』のメンバーがアスティカシアのガンダムがいるという声を耳にしたグエル。


「スレッタ・マーキュリー、いるのか?このプラントに」そう思ったグエルは飛び出し、格納庫にあったデスルターを奪い宇宙船を後にしました。「我が社のモビルスーツを」そのデスルターに攻撃してきたのはなんと父のヴィムでした。一方的に攻撃してくるヴィムのディランザ・ソルへの攻撃をためらうグエル。ディランザ・ソルのミサイルを撃ち落そうとしましたが、2〜3発で弾切れになり被弾してしまいます。爆風の中「俺はまだ死ねない・・・死にたくない・・・俺はあいつに・・・スレッタ・マーキュリーに進めていない!」圧倒的な装備や性能の違いにもかかわらず、グエルはその操縦センスでディランザ・ソルの攻撃をかわし、コクピットにヒートナイフを突き刺し、なんとか戦闘を終わらせます。自分の名前を明かし、ディランザ・ソルのパイロットへ脱出するように告げるグエル。

しかし「グエル・・・か?無事・・・だったか?」モニターに映ったのは血だらけの父ヴィム・ジェタークでした。慌てるグエル。コックピットからヴィムを救出しようとするした瞬間、グエルの目の前でディランザ・ソルは爆発しました。「うわーーーーーー!」グエルの叫びが宇宙空間に響きました。

78番ハンガーにたどり着いたスレッタでしたが、エアリアルの周りにはすでに『フォルドの夜明け』のテロリストたちがいました。ガンダム発見の報告を聞いたナジは機体の確保を命じます。その通信を聞いていたのはソフィ。エアリアルと聞いてその場所に向かいます。


そんなエアリアルに近づけす隠れていたスレッタでしたが、物音をたててしまい、テロリストに勘付かれてしまいます。テロリストがスレッタのすぐそばまで迫った瞬間、数発の銃声がありそこにいたテロリストたちを全滅させました。「スレッタ。」プロスペラでした。「大丈夫?ごめんね、怖い思いさせちゃって」たった今起こったことをまるで気にしていない母に怯えるスレッタ。


そうしなければ自分が危なかったとはわかりつつ、母が人の命を奪ったことを受け入れられないスレッタ。そんな震えるスレッタに「逃げたら一つ 進めば二つ。」とプロスペラが言います。「扉の向こうにこもっていれば、お母さんはこの人たちを殺さずに済んだ。でも戦ったことでスレッタを死なせずに済んだ。そしてもう一つ。スレッタがエアリアルと一緒に戦ってくれたら、お母さんもミオリネさんも、みんな救われる。」プロスペラは震えるスレッタの手に優しく触れます。「救える?」まだ震えがとまらないスレッタ。「スレッタ、あなたは進める子。でしょ?」すると怯えていたスレッタの目に光が戻ります。


「うん、進める。進んできた。」そう返事して立ち上がるスレッタ。そして足元の血だまりを踏みつけながらプロスペラと二人で一緒に「逃げたら1つ。進めば2つ」と強く言葉にするのでした。


外壁を破壊しながら現れたのはソフィのルブリス・ウル。「エアリアル、み〜つけた」とガトリングを乱射してきました。その攻撃を防ぐように飛び回るガンビット。「お母さんから教わらなかったんですか?そんな事しちゃ、ダメです!」スレッタがそう言うと、新たな姿となったエアリアルは追加された推進ユニットから凄まじいパワーでルブリス・ウルをプラントの外にまで押し出します。


その衝撃にさすがのソフィもたじろぎます。宇宙空間でてから、ガトリングを乱射するルブリス・ウルでしたがエアリアルのスピードにその狙いが追いつきません。サーベルを抜いたエアリアルがルブリス・ウルに斬りかかります。それを同じくサーベルで受けるソフィ。


「やっぱり、君、エアリアル。」ビームサーベルによる鍔迫り合いの中、モニター越しにソフィは「なんか怖い顔。前の方が好きだったな!」と機体の能力を高めるパーメットスコアを使い、エアリアルに攻撃をしかけます。「この子もガンダム。」赤く光るシェルユニットを見てスレッタは言いながら、ガンビットでその攻撃を防ぎます。そしてこの戦闘の最中であっても「地球寮?船?無事?よかった」と地球寮のみんなの無事を確認する余裕もありました。そこへ駆けつけたのがノレアのルブリス・ソーン。2機のルブリスを相手に戦うエアリアルでしたが、どの攻撃もガンビットで防ぎます。


そして「いくよ、みんな!」とスレッタがガンビットに呼びかけます。エアリアルが大型化したビームライフルを両手で構え、そのバレルが伸びていき、ガンビットたちがライフルにドッキングします。その収束していくパワーを目の当たりにしたノレアは、それまでの冷静さがなくなり、慌てて部隊に退避するように指示します。そして放たれたビームの威力は凄まじく、退避していたデスルターの脚部に直撃していないにも関わらず、溶けていきます。「実戦仕様じゃない?それであの威力か」エアリアルは学園で行う出力を抑えた決闘仕様のままでした。ビームの色で判断したデスルターのパイロットもその威力に戦慄しました。「あはははは!すっごーい。ハート撃ち抜かれちゃった!」と喜んでいたのはソフィ。そしてそこにドミニコス隊の大部隊が到着します。「タイムリミットだ。」ナジは作戦を中断し、撤退することになりました。暴れ足りないというソフィでしたが、「ま、いっか。また会いに来るね。スレッタお姉ちゃん」とつぶやき『フォルドの夜明け』は撤退していきました。

グラスレー寮では、サビーナの端末に『フォルドの夜明け』から作戦は失敗したと連絡が入り、それをなぜかシャディクは笑顔で聞いていました。
その情報は強化人士5号となった新しいエランの元にも届き、「アーシアンのガンダムねぇ。かかわりたくないな」と笑いながらつぶやいていました。

「終わった?」コクピットで呟くスレッタにエアリアルが何か反応したようで、スレッタは「うん、そうだよね。」とエアリアルに返事します。そしてガンビットを展開させた後、「見つけた。今行くよ!ミオリネさん!」そういいながらミオリネの元に飛んでいきました。


「絶対、助けてやる!病院のベッドで一晩中罵倒してやるんだから!」そう言いながらミオリネは、応急処置を済ませたデリングをタンカに乗せ運んでいました。そこに作戦は失敗し、撤退に間に合わなかった『フォルドの夜明け』のテロリストが現れました。「見つけた!デリング・レンブラン。地球に帰れなくても、お前とはここで刺し違える!」と銃口を負傷しているデリングに向けます。ミオリネは自分を盾にして父親を守ろうと必死でした。一歩ずつ近づくテロリスト。ミオリネも覚悟を決め、目をつぶった瞬間、「ミオリネさん!」そこに隔壁を壊しエアリアルが現れました。


一瞬、動揺したテロリストでしたが、すぐに銃をまたミオリネとデリングに向けると「やめなさい!」というスレッタの声に合わせ、エアリアルは手のひらでテロリストを押しつぶしました。


血しぶきだけでなく、テロリストのちぎれた腕がミオリネの所まで飛んでいきます。この惨劇を目にしたミオリネはただ硬直していました。そこにコクピットから少しふざけた様子で明るく降りてきたスレッタ。エアリアルの手元の血だまりで足を滑らせます。「うへへ、締まらないなぁ〜」とおどけるスレッタは、その血だまりでついた血だらけの手のひらをミオリネに差し出し「助けに来たよ、ミオリネさん」と明るく言います。


「なんで・・・笑ってるの?・・・」そのスレッタの様子にただ震えているミオリネ。常軌を逸したスレッタの行動にミオリネから出た言葉は
「人殺し・・・」

第2クールに続く

これにて『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第1クールの物語は終わりとなります。「プロローグ」から続けてこの長い文章を読んでくださった人がいたら、心から感謝します。

本当にありがとうございました。第2クールで同じようなことをするかはわかりませんが、もし、その機会がありましたら、またよろしくお願いします。今回は以上です。

 

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