アニメもこの記事を書いている時点で、第4話まで放映が終わり、世界観やいろいろと細かい設定が見えてきた『境界戦機』。勝手に心配していたプラモデルの売れ行きもいいようですね。今回、そんな第4話を見てテンション上がってしまったので、今回は『境界戦機』の設定や世界観などについてまとめました。今後視聴するのに参考にしてみてください。
目次
まずは世界観
第一話で大体は説明していますが、細かい所はホビー誌などでも紹介していましたので、まとめました。まず、西暦2061年の日本は終わっているという設定からスタート。物語冒頭でも解説しているので、ここでは簡単に説明すると、経済政策の失敗や少子高齢化などいろいろな問題から、他の国が日本を支援してくれてたんだけど、その支援がどんどんエスカレートしていき、いくつかの経済圏といわれる国家みたいなものが、日本の勢力圏を結果的に奪い合うことになって武力衝突!その戦いをのちに『境界戦』と呼ばれるようになりました。というのがすごく簡単にした説明。各国ともこの戦いで戦術特化型AIを搭載した人型特殊機動兵器AMAIN(アメイン)を大量に投入したようです。この『境界戦』は一旦落ち着いた模様。落ち着いたんだけど、日本は各国が勢力圏として、4つに分割されていて、まだ対立している・・・という状態のようです。第1話で主人公のアモウが日本人として生まれることは「ペナルティを背負ってゲームをしている状態」と言っていることから、酷い状態ではあるものの、同じく日本が植民地となった作品『コードギアス 反逆のルルーシュ』の状況に比べると、生活はまともにできているようなので、あそこまで酷くはない感じですかね。
4つの経済大国
物語上で軽く説明していますが、日本で勝手に勢力争いを始めた4つの経済大国についても説明します。
アジア自由貿易協商
アジアの国家群を中心に構成された経済圏のひとつ。北陸地方から中国地方、九州地方の一部を勢力下に置いているようです。第2話で瀬戸内海から脱出してきたアモウとガイを攻撃してきたのがコイツラ。まあ、イメージ的に中国って感じですかね。戦術としては、とにかく多数のAMAIMで制圧する傾向にあり、戦場に投入する機体数も他の勢力をしのぐとのこと。使用するAMAIMは「ニュウレン」。この「ニュウレン」のデザインは結構気に入っています。
大ユーラシア連邦
ロシアを中心としたユーラシア大陸国家で構成される経済圏のひとつ。まあ、ロシアですね。東北地方から北海道を勢力圏としているようです。AMAIMの運用傾向としては、アジア自由貿易協商に近く、大量の機体で制圧する戦術が基本となるとの事。現在アニメではまだ登場していませんが、月刊ホビージャパンで展開している公式外伝『境界戦機 フロストフラワー』では、この大ユーラシア連邦がメインの敵となっているようです。使用するAMAIMの「ゼリーゼジアマン」と「ソボーテジアマン」はアニメのオープニングにチラッと登場していますが、プラモデルの発売予定はなさそうですね。となると本編には絡まないかもしれません。
オセアニア連合
オセアニアの国家群を中心とした四大経済圏のひとつ。四国と九州地方の一部を勢力下においているようです。他経済圏と比較して軍事予算は潤沢ではなく、傭兵部隊を中心として構成されているため、軍としての統率感にかけているとの事。第1話で無理矢理イチャモンつけてきて、記念すべきケンブの最初のやられ役となった勢力ですね。使用するAMAIMはもちろん「バンイップ・ブーメラン」。このデザインもすごく魅力的ですね。
北米同盟
北米国家を中心とした経済圏のひとつ。まあ、アメリカですね。関東地方から関西地方を勢力圏に置いているとの事。戦術の傾向は少数精鋭。高性能な機体で、多数の機体に対抗するのがメインとの事です。使用するAMAIMは「ブレイディハウンド」。でもって、第2話からやたら目立って登場しているブラッド大尉がいるところです。第4話では戦闘跡から機体数や性能を洞察し、予想データを算出するなど、ちょっとしたニュータイプ以上の変態っぷりを見せていました。ブラッド大尉には専用機もあるとのことで、今後の活躍に期待ですね。
レジスタンス組織「八咫烏」
そして主人公側の組織、日本復権のために戦うレジスタンス組織「八咫烏(ヤタガラス)」。ヤタガラスと聞くと、どうしてもメガテンを想像してしまう私ですが、元は日本神話に登場するカラスで導きの神様。この組織名を聞いて、一気に『境界戦機』が好きになったちょろい私です。使用するAMAIMは「ジョーハウンド」以外に「ジョウガン」、「ケンブ」、「レイキ」などのMAILeS(メイレス)が多いです。MAILeSについては、以前の記事でも説明しましたが、本記事でもその性能などについて改めて後述にて説明します。
レジスタンス組織「際の極光」
公式外伝『境界戦機 フロストフラワー』での主人公サイドの組織。「八咫烏」とは地方が違う別組織のようです。北海道を中心に活動していて、大ユーラシア連邦が運搬していたAMAIM、MAILeS「ビャクチ」を強奪して戦力にしているようです。
メカについて改めて
前回の記事でも軽く説明しましたが、この作品に出てくるメカが無人機がメインなのに、主人公サイドは有人機なのが効率悪いとか、リスク高いとかネットで見られましたが、どうやらその辺りもちゃんとした設定があるようです。ここでは改めて、『境界戦機』におけるメカについて紹介します。
AMAIM(アメイン)とは?
Auto Mobile Artificial Inteligence Mountの略。この作品の舞台である西暦2061年における人型特殊機動兵器の総称です。ガンダムでいう「モビルスーツ」ですね。戦術特化型AIを搭載した無人機が中心になっており、一般的には指揮車からの遠隔操作によって操縦を行って運用するようです。一部には、有人型の機体も残されているとのこと。主動力源はバッテリーで各経済圏が導入しており、境界戦で広く普及し、この物語における主力兵器となっています。
MAILeS(メイレス)とは?
Mobile Artificial Inteligence Learning Systemの略。パイロットが操縦し、AIと連携を取るシステムI-LeS(Intelligence Learning System)を採用しているAMAIMの事。一般的な無人機とは違い、パイロットが機体に搭乗することで、自律思考型AIであるI-LeSと協力して操縦を行います。MAILeSに搭載されたI-LeSはパイロットの癖を学習することで、機体制御を進化させていくという特性があり、パイロットの習熟度によって、無人機では不可能な複雑な制御を可能とするとのこと。つまり、無人機より強いのが有人機という事になりますね。でもリスクが高いし、効率も悪いので通常の軍隊は無人機を使用して数で圧倒するという感じで、レジスタンスのような戦力の少ない組織の場合は、MAILeSのようにバンイップ・ブーメランを軽々と放り投げてしまうほどのパワーや、30mm砲が貫通しないほどの装甲強度、人間の感性にリンクする制御システム&フレーム構造など、過剰なまでのポテンシャルを有した、一騎当千的なコンセプトが必要なようです。ケンブ、ジョウガン、レイキの3機はレジスタンス「八咫烏(ヤタガラス)の支援者から提供されたもので、それまでのAMAIMの常識を覆すほどの機動兵器として誕生したとの事です。
そしてアイツ
そして物語の根幹に深く関わりそうなのが、正体不明の漆黒のAMAIMゴースト。完全自律の無人機らしく、これまで紹介した勢力を問わず神出鬼没で、手当り次第に襲撃を仕掛けている模様。出力、機動性、武装などあらゆる面で既存のAMAINを凌駕していて、さまざまな陣営のAMAINのパーツや武装を、アタッチメント認証を無視して装着・使用できるチートメカ。損傷を受けても自力での修復・強化が可能となっているようで、第4話登場時はは、過去に殺害したガシンの父イッシンが搭乗していたジョーハウンドの右腕を移植しているようです。
設定や世界観などここまで作り上げているのが素晴らしい。先日、「HGメイレスケンプ」を購入し、パチ組みしたのですが、動かしてても非常に魅力的なメカですね。オッサンなんでまだKPSに不安があるのですが、部分塗装ぐらいはしたいと考えています。第4話で一気に物語も面白くなったので、これからも楽しみに視聴していきたいと思っています。
今回は以上です。
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