少しだけネタバレ!仮面ライダーギーツ&リバイス&龍騎の映画の感想

サブカル

ついに公開された2022年冬の仮面ライダーの映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル』。さっそく観てきたので今回はその感想とちょっとだけあらすじを紹介します。



目次

MOVIE バトルロワイヤル


毎年冬恒例の仮面ライダー最新作と一つ前の作品がコラボレーションする映画。今年は夏まで放映されていた『仮面ライダーリバイス』と現在も絶賛放映中の『仮面ライダーギーツ』のコラボとなりました。『仮面ライダーリバイス』については最終回の後の物語、『仮面ライダーギーツ』については、ちょうど先日放映された15話の後の話になっている感じです。物語の構成としては『仮面ライダーリバイス』のその後が描かれ、そこに登場し、さらわれてしまったあるキャラクターを追って、一輝とバイスが『仮面ライダーギーツ』の物語に入っていくというような流れ。そして本編と思われる『デザイアロワイヤル』で、今年20周年となった『仮面ライダー龍騎』チームが参戦してくるといった感じです。以前、紹介しましたが『仮面ライダー龍騎』からは仮面ライダー龍騎/城戸真司役の須賀貴匡さん、仮面ライダーナイト/秋山蓮役の松田悟志さん、そして我らが仮面ライダー王蛇/浅倉威役の萩野崇さんというオリジナルキャストも出演しています。個人的に『仮面ライダー龍騎』が大好きだったので今回の映画は迷わず鑑賞。最後まで見れば、真司くんと蓮の昔のようなやり取りを見る事ができて、大満足となりました。今の仮面ライダーが大好きなキッズは、あのシーンはポカーンとなってたんじゃないでしょうか。とにかく、『仮面ライダー龍騎』ファンも満足できた今回の映画のあらすじを簡単に紹介します。



あらすじ

五十嵐家は温泉旅行を満喫していました。なんとこの映画で五十嵐家には三男で4人目の兄弟となる末っ子、「幸四郎」が誕生していました。まだ幼い幸四郎とともに旅行を楽しんでいた五十嵐家でしたが、そこへ謎の地球外生命体「バリデロ」と「イザンギ」が襲来。ギフの力を求めてきたこの2体の目的は幼い幸四郎の中にいる赤ちゃん悪魔でした。赤ちゃん悪魔をさらわれた五十嵐家は全員で立ち向かうも歯がたちません。そしてその戦いの中でバイスがいない一輝は瀕死の重傷を追ってしまいます。一輝がいない中、他のライダーたちでバリデロとイザンギを追撃します。そして生死を彷徨う一輝の意識の中で、手を差し伸べる影がありました。なんとその姿はあのバイスでした。その瞬間までバイスの存在を忘れていた一輝でしたが、バイスの差し出す手を掴んで完全に復活します。もはや半壊状態だった他のライダーたちの元へかけつけた一輝とバイスは仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスに変身して、圧倒的な強さでバリデロとイザンギを倒します。しかし、そのタイミングで謎の仮面をかぶった男が現れ、赤ちゃん悪魔を連れ去ってしまいました。一輝とバイスは赤ちゃん悪魔を取り戻すため、謎の男の後を追います。

一方、「デザイアグランプリ」に参加していた浮世英寿、桜井景和、鞍馬祢音の3人は吾妻道長の復活に驚きながらも新しいミッションに参加させられます。新しいミッションはアイテムを持って目的地まで運ぶこと。これまでのような争いではなく、今回は4人で協力して運ぶというミッションでした。ただし、注意事項としてそのミッション中は、謎のライダーが運ぶアイテムを狙ってくるとのこと。英寿がそのアイテムを確認すると、中身はなんとあの赤ちゃん悪魔でした。こうして赤ちゃん悪魔を追っているリバイスチームと、ギーツチームが争う形となりましたが、その戦いの中に伝説のライダー「仮面ライダーリュウガ」、「仮面ライダー王蛇」、「仮面ライダーナイト」が参戦し、戦いは混乱していきます。しかし、お互い誤解したまま戦っていた一輝と英寿が状況を把握し、今回のミッションがいつもの「デザイアグランプリ」とは違うことに気づき始めます。
その頃、赤ちゃん悪魔をさらった謎の仮面の男は、「デザイアグランプリ」のゲームマスター「ギロリ」を幽閉し、「デザイアグランプリ」をライダー同士が殺しあう「デザイアロワイヤル」に作り変えようとしていました。

以上、ここまで。物語の結末は映画館で観てください!

 

個人的な感想


毎年、2作品の仮面ライダーがコラボすることはわかっていたんですが、全体的には『仮面ライダーリバイス』の要素が多めに感じられました。もちろん『仮面ライダーリバイス』に関しては、序盤で本編の後日談をやってから、『仮面ライダーギーツ』に参戦していくので、尺的に長くなってしょうがないのですが、物語の最後のオチの部分まで、かなり『仮面ライダーリバイス』推しな印象でした。そんな最後のオチにはしっかり英寿も絡んでいるので、コラボ映画としてはかなりうまくまとまっていると思います。一部ではバイスの復活に対して不満の声もあるようですが、最後まで見れば落としどころとしてはうまくまとめたと個人的には感じています。
そして肝心な『仮面ライダー龍騎』の部分ですが、想像していたよりは多めに感じました。とにかく、浅倉が20年ぶりにスクリーンで「イライラすんだよ」と喋ったときは、一人でニヤついてしまいました。他にも「アドベント」を使って契約モンスターを呼び出すシーンは、最新映像でかなり迫力があり、ベノスネーカーとドラグブラッカーはかなり目立っていましたね。ダークウイングはちょっと気づかなかったなぁ。なによりもオリジナルキャストが素晴らしい。映画のラストになるんですが、物語上同じような考えを持っている龍騎の真司くんと、タイクーンの景和との会話シーンはいろいろグッとくるものがありました。もちろん、そのあとの蓮とのやり取りの方が良かったんですけど。
総じて、久々に豪華な映画を見たと感じました。個人的には大満足です。3作品のうち、好きな作品がひとつでもあれば見に行って間違いないかと思います。

 

気になった所

気になった所というと、ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、ここでいう気になった所は本編のメイン部分ではないのですが、ちょっとした見所について簡単に紹介します。

スシロー

映画を見た多くの人が感じたであろう、今回の映画での回転寿司「スシロー」のシーン。戦闘シーンでも登場し、一輝と英寿の主人公二人が食事するシーンにも使用されていました。スポンサーなのかどうかはわかりませんが、かなり印象に残っていて、家族で映画を見に来ていた場合、そのまま「スシロー」に行ってしまう人多かったんじゃないでしょうか。

 

GM vs GM

今回の映画では「ギロリ」の前任者だったゲームマスターが登場します。このゲームマスターとギロリが日本刀を持ってゲームマスター同士のアクションバトルが起こります。生身のままで(笑)。意外とちゃんと戦っていてそれなりに尺があったのですが、真面目なシーンだったのに何故か笑ってしまいました。こういったシーンは映画ならではでしょう。

 

ネタバレ

さて毎回映画ではテレビ本編についてのネタバレがあって話題になりますが、今回のネタバレは本編で匂わせていたシーンがあったので、あまり衝撃的ではなく、なんとなく予想通りでした。ただハッキリ名言したのは大きかったかもしれません。知りたい人は下に反転しておきます。

浮世英寿は現代の人間ではない

今回の映画の初登場新フォームというのはなく、ラストもテレビでおなじみのマグナムとブースターのバックルで決着つけていたので、パターン化しないいい演出だと思いましたが、子供達はやっぱり新フォーム見たかったんじゃないでしょうか。まあテレビでもマグナムとブースターで「デザ神」になっているので、あの基本フォームはやはり特別のようですね。個人的にはあの後の真司くんと蓮の物語も見てみたいのですが、さすがにないかなぁ。

今回は以上です。

 

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