仮面ライダーギーツ最終回の感想と他の多人数ライダー作品も少し紹介

サブカル

2023年8月27日に『仮面ライダーギーツ』が最終回を迎えました。今回はそんな『仮面ライダーギーツ』の感想と『仮面ライダーギーツ』のように多人数ライダーが登場する作品について紹介します。



目次

『仮面ライダーギーツ』最終回

2023年8月27日に無事最終回を迎えた『仮面ライダーギーツ』当ブログでも放送当時から応援しておりました。毎年、個人的に新作の仮面ライダーは最初の数話チェックして、あまり合わないとそのまま視聴しないってことが多かったのですが、『仮面ライダーギーツ』に関してはそのコンセプトというかテーマが非常に好きになったので、放映当初からずっと視聴し続けました。平成ライダー以降の仮面ライダーシリーズは、スポンサーの意向なのか、制作サイドの問題なのか、面白い作品でも途中でテコ入れされ、作風が当初より変わってしまうことが結構あったりしたんですが、『仮面ライダーギーツ』に関しては大きブレることなく、最初からのテーマを貫き続けた印象があります。途中オーディエンスがどうのこうのいい出したり、デザイアグランプリが違うゲームに変わったりするたびに、いろいろ勝手に心配していましたが、オープニングのツムリが英寿に銃を向けている謎のシーン含め、しっかり伏線も回収できていて、最終的にはすごく面白かったです。最初キツネってどうなんだろうと思った時期もありましたが、ギーツIXになった姿を見て、そうか!キュウビがいたかと一人興奮しておりました。次週からは最終回にもチラっと登場した『仮面ライダーガッチャード』が開始されますが、こちらも最初の数話は視聴していこうかとは思っています。とにかく『仮面ライダーギーツ』。一年間お疲れ様でした。すごく面白かったです。



最終回を終えた感想

さてそんな『仮面ライダーギーツ』の最終回はしっかりハッピーエンドを迎え、第1話から視聴してきた者としてはかなり満足いく内容でした。一回前の引きからどうなるのかいろいろ心配をしていましたが、最終戦ではタイクーン、バッファ、ナーゴのチームプレイをみることができ、最後の最後でまさか『仮面ライダー鎧武』以来2度目の主人公が神様になって終わるという予想を超えたラストに少し驚きましたね。まあ、鎧武よりもギーツの方がお稲荷様というネタがあるので、らしいっちゃらしいのですが、なんというか、最後まで「キツネ」で使用できるネタを全部出しきった感がありました。っていうか、前回のラストのツムリってただ操られていただけだったんですね。最初からオープニングで見せていたシーンだったため、もう少しヒネッたオチかと思ったのですが、まあ、全体的にすごく面白かったのでうるさい事はなしにしましょう。ただ祢音ちゃんの白馬の王子がアイツなのは個人的に納得いきませんでした。あと全然関係ない話なんですが、現在私は任天堂スイッチで『ペルソナ5 ザ ロイヤル』をプレイ中なのですが、『仮面ライダーギーツ』を見てからは祐介がなんか特別な存在に見えるようになり、やたらパーティーメンバーに加えるようになりました。・・・本当に関係ない話ですみません。

 

おすすめの多人数ライダー作品

そんなこんなで『仮面ライダーギーツ』を見て気に入り、同じようなコンセプトのライダー作品を探している人に向けて、個人的にオススメの多人数ライダー作品を紹介します。正直ここ数年、なんだかんだ仮面ライダーは作品ごとに大勢登場していますが、私が個人的に好きなのが、ほぼ同じフォーマットのベルトで変身するシリーズで、それぞれある程度のルールが設定れていて、多くの登場人物が変身して敵になったり、味方になったりと物語の展開が毎回面白いので大好きです。今回の『仮面ライダーギーツ』が面白かったって人は今回紹介する2作品も面白いと思えるんじゃないかと感じております。

『仮面ライダー龍騎』

『仮面ライダー龍騎』は「13人の仮面ライダーが自らの望みを叶えるために最後の1人になるまで殺し合い続ける」という仮面ライダー同士のバトルロイヤル物です。『仮面ライダーギーツ』と同じような設定だったためか、『仮面ライダーギーツ』とは冬の映画で共演までしてしまいました。今となってはかなり古い作品なのですが、この頃の設定やら演出は現在より尖っていて、ライダーが自身の欲望のために他のライダーと殺し合うというストーリーや、悪役であっても正式に「仮面ライダー」を名乗るという設定が「子供番組としては不適切である」という意見が当時新聞に投稿されるほど、物議を醸し出した作品。
ミラーワールドという鏡の向こう側の世界に住むモンスターが、現実世界に脅威を与えているという状況があり、これに対抗できるのは仮面ライダーのみ。そんな中で主人公である城戸真司は、偶然に仮面ライダー「龍騎」になってしまい、当初は戸惑いながらミラーモンスターと戦っていきます。しかし、他にも仮面ライダーはたくさんいて、彼らはミラーモンスターと戦いながらも他のライダーとも戦っていました。その理由はライダー同士で戦い、最後の一人になった時、自分の願いを叶えられるため。意識不明の恋人のために戦う者。不治の病のため、病気を直すために戦う者など、目的はみんなそれぞれ。そんな中、主人公である真司はライダー同士の戦いなんかやめて、ミラーモンスターから世界を守るべきだと主張します。しかし、他の仮面ライダーたちはどうしても叶えたい願いが存在する者がいたりして、状況はなかなか主人公の思うようにはなりません。さらに刑務所にいた凶悪殺人犯が仮面ライダーの力を与えられ、その力を使って脱獄し、ルールに従って躊躇する者が多い中、次々と他のライダーを殺していったりします。とにかく子供番組というのを無視した内容で、ライダー同士が味方になったり敵になったりしながら物語が進みます。そしてその結末もおよそ子供向け番組とは思えない話になっています。この作品はテレビ版、映画版、テレビ特番で、そのラストも変わっているので、テレビ版のラストが受け入れられない人は、他の2作品も見た方がいいかもしれませんね。

『仮面ライダー鎧武(ガイム)』

『仮面ライダー鎧武』は、フルーツがモチーフの仮面ライダーで、フルーツによって、身にまとう鎧が変わるというぶっ飛んだ設定。当初、『仮面ライダー鎧武』の設定やビジュアルが公開された頃、フルーツがテーマというのを見て「今回の仮面ライダーは絶対だめだ」と思っていました。しかし、アニメやゲームの脚本で有名だった虚淵玄さんがシナリオを担当した事により、その一見おちゃらけた設定から物語はかなりヘビーなものとなりました。私が勝手におちゃらけていると決めつけたフルーツが物語のキーとなり、子供番組にはどうかと思うような鬱展開がありました。『龍騎』ほどではないのですが一部ライダー同士の戦いもあるなど、かなり楽しめた作品でした。他にも、主人公の弟分のような存在で仲間だと思っていた人間が、途中で裏切りや闇落ちするなどもあり、こちらも子供向け番組のストーリーとは思えない展開が続きます。それゆえに大人が見ていても面白く、ヒーロー物ではご法度となっている“変身している間に攻撃しちゃう”という場面もあり話題にもなりました。登場するライダーのほとんどが、それぞれダンスチームに所属していて、最初はそのダンスチーム同士のいがみ合いから、ライダー同士のバトルになっていきます。そしてそのライダーシステムをダンスチームの少年少女に横流ししている企業が暗躍し、最終的には地球の未来まで脅かすことに物語は発展します。正直、フルーツモチーフからよくあそこまでしっかりした設定を作り上げたという事に一番感動しています。物語も途中でテコ入れなどなかったようで、シナリオを担当した虚淵玄さんの予定通りに物語は結末までいったようです。最後の展開もかなりぶっ飛んでいましたからね〜。ちょっとネタバレすると主人公は今回のギーツのラストのような感じになります。恒例の冬の映画では最終回のあとの後日談を見ることができます。

さあ、次の新作となる『仮面ライダーガッチャード』はどうですかね?『仮面ライダーギーツ』に匹敵する話題作(個人的にね)となるんでしょうか?

今回は以上です。

 

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