あくまで可能性の話!富野監督が「ダンバイン」リメイクを劇場版で!

サブカル

サンライズの公式サイトで富野監督のインタビューを公開していて、そこであの『聖戦士ダンバイン』の劇場版リメイクを作るかもしれない・・・なんてこと言ってました!



ダンバインのリメイクみたい

ガンダムで有名な制作会社であるサンライズ作品の公式サイト「サンライズワールド」にて、この度ガンダムシリーズを初め、数々のリアルロボット作品を手掛けてきた富野由悠季監督に『聖戦士ダンバイン』についてのインタビューをしていました。その内容については後ほど抜粋しますが、そこで富野監督は『聖戦士ダンバイン』について90歳になっても、リメイクしたいと思えるというような発言をしています。正直、現実的には難しい気はしますが、私が個人的にこの『聖戦士ダンバイン』という作品が超好きなんです。後ほど改めて簡単に紹介するし、以前も当ブログでも紹介したことあるんですが、あの頃はブログ書き始めで個人的には何書いてるんだかわからない内容だったので、ここで簡単にいうと今流行り(?)の異世界転生モノ(正確には違う)の走りのような作品で、放映当時はまだテレビゲームでRPGもロクに発売されていない頃。つまり一般にファンタジーという感覚が全然浸透していない時代に、妖精のような存在や異世界を描いたリアルロボットアニメとしては異質な作品で、なおかつこの作品の面白さは、現実の若者がその異世界に迷い込み、この世界にしかない戦闘兵器「オーラバトラー」で戦うことになります。まあ、ありきたりかもしれませんが、当時はこの時点で他にはない作品でした。それがそのままではなく戦いの中、オーラバトラーごと現実世界(この作品では地上)に現れてしまい、現代社会で大騒ぎになるというワクワクが止まらない展開がありました。いろいろ語りだすと長くなるので、とりあえず「サンライズワールド」にて掲載されていた富野監督のインタビューを以下に抜粋します。

(以下、サンライズワールドより抜粋)

サンライズワールド クリエイターインタビュー 第18回 『聖戦士ダンバイン』原作・総監督 富野由悠季 - サンライズワールド|アニメの最新情報を日々更新
サンライズワールド クリエイターインタビュー 第18回 『聖戦士ダンバイン』原作・総監督 富野由悠季

――例えば『ダンバイン』を再編集して劇場版にするということは可能でしょうか?

富野 うーん。TVシリーズの最終回「チャム・ファウ」の落とし方というのは、若い富野が自惚れている気配はあるものの、嫌いではないんです。だからTVシリーズ後半の塊を、映画サイズでまとめようとしたら、そこそこいい話になるかもしれない、という気はする。ただ1本で2時間30分ぐらいになるかもしれない。ただこの配信の時代に、映画1本総集編でまとめました、ということって、ただそれだけで終わってしまうということでもあるんですよね。

――振り返ってみて『ダンバイン』の可能性というのはどのあたりにあったと思いますか。

富野 メカもののデザインについては『ダンバイン』発で、アニメ業界全体に新たな方向性を波及させたということはいえると思います。『ダンバイン』を見ると反省の話しか出てこないんですが、デザインまわりとかでは自己卑下するつもりはさらさらなくて、むしろ威張ってます(笑)。デザインでいうとウィル・ウィプスやゲア・ガリング、ゴラオンにグラン・ガラン、みんな好きなデザインです。でも当時はああいう巨大メカも手描きだったから、限界が見えちゃったのよね。3秒しか出てこないメカを、そんなに描きこむことも難しいし、トレス線も太かった。だからここに関しては、『Gのレコンギスタ』で3DCGを使ったのと同じ感じで、巨大オーラシップをリメイクしたい気持ちはあるんです。グラン・ガランなんかは見ればわかる通り、(『Gのレコンギスタ』の)カシーバ・ミコシの原型みたいなデザインですからね。そこには90歳になっても、リメイクしたいと思える価値がありますね。

――『ネクスト・ダンバイン』の可能性が見えてきた感じですね。

富野 ただ、それが今作るべき作品なのかどうかは難しいところです。『ダンバイン』は基本的にファンタジーの世界なんです。一方で現在は、社会性を持った人間が地球という限られたキャパシティの中で、いかに永らえられるかということを考えなくてはいけない時代になっている。
そこに『ダンバイン』という題材を使ってうまく迫ることができるのかどうか。そこに自分としてはまだ突破できない壁があるように感じるんです。……むしろ『ダンバイン』の可能性でいうなら、別のところにあるように思います。

――それはどこですか?

富野 実は今回、『ダンバイン』を見直してベル・アールがとても魅力的だということを再発見したんです。これは自分が年をとったからかもしれないのですが、この年齢になったからこそ、こういうキャラクターをちゃんと描いていく方法をしっかり考えたほうがいいんじゃないかとも思いました。ベル・アールには、アニメが持っている根本的な幼児性、あるいは可愛らしさといったものがあります。ベル・アールを主役にして、『ちびまる子ちゃん』に勝てるような作品を構想できれば、また新しい“バイストン・ウェル物語”というものもありえるんじゃないか。そう考えるのは決してバカなことではないんじゃないか、というふうに思いました。

終わりの方のチャムではなくよりにもよってベルが『ちびまる子ちゃん』うんぬんの話は少しアレですが、他のインタビューはかなり興味を持ってしまいますよね。



聖戦士ダンバイン

『聖戦士ダンバイン』は1983年にテレビで放映されたリアルロボットアニメ。前述でも伝えましたが、この時代で日本ではまだRPGなど存在していなかったので、ファンタジー世界という世界観があまり認知されていませんでした。そんな中、『聖戦士ダンバイン』はこれまた富野監督の名作『戦闘メカ ザブングル』の後番組としてスタート。この頃は毎週土曜日の夕方5時半は富野作品の新作が5年間続けて放映されていたという今では信じられない時代でした。『戦闘メカ ザブングル』がコミカルテイストで明るい作品だったのに対し、後番組の『聖戦士ダンバイン』は一転してシリアスなテイストで描かれました。主人公は“バイストン・ウェル”という異世界に召喚され、そこでは現代人は“地上人”と呼ばれていて、バイストン・ウェルの人たちの比べると、この世界に存在する“オーラ力”が高いとの事。この力を求めて、“バイストン・ウェル”ではの原点だと思いますね。転生はしてないけど。で、“オーラ力”が高いと“バイストン・ウェル”に存在する機動兵器「オーラバトラー」を操縦することができ、この世界の領地を争う戦いに巻き込まれていくというのが主な流れ。ストーリーも段々と規模が大きくなり、前述に伝えた通り舞台が地上に移ったり、戦争の規模が大きくなったりと毎回ワクワクする物語でした。正直、個人的には今でもガンダムより大好きです。ただ当時は“皆殺しの富野”の全盛期。ラストはなんとも辛い最後となります。リメイクするなら劇場版の『機動戦士Zガンダム』みたいに、ラストだけでも結末を変えてほしいですね。・・・あ、映像は当時のとか無理に使わないで完全新規でお願いします。

私はパチンコとかやらないので、ちゃんと拝見してないのですが、パチンコのダンバインでかなりキレイな映像が作られているんですよね〜。あんな感じで作ってくんねーかなー。

今回は以上です。

 

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