ネタバレ注意!ウィッチャー3 無情なる心 のストーリーを完全紹介 後編

サブカル

前回の続きです。

ネタバレ注意!ウィッチャー3 無情なる心 のストーリーを完全紹介 前編
『ウィッチャー3 ワイルドハント』には本編と同じくらいストーリーが面白いダウンロードコンテンツが2本もあります。今回はこのダウンロードコンテンツのストーリーも紹介したいと思います。今回は2本あるダウンロードコンテンツの1本『無情なる心』について紹介します。

『ウィッチャー3 ワイルドハント』には本編と同じくらいストーリーが面白いダウンロードコンテンツが2本もあります。今回は2本あるダウンロードコンテンツのうちの1本『無情なる心』について紹介。その後編です。

前回も伝えましたが、思いっきりネタバレとなるので注意してください。プレイできる環境がある人は、ぜひゲームでプレイする事を強くオススメします。なお、前作までもそうだったのですが、『ウィッチャー』は選択肢によって物語に変化があり、結末も変わってしまいます。今回ご紹介するは、一番ハッピーエンドとなる結末をご紹介します。

目次

『ウィッチャー3 無情なる心』のあらすじ 後編

イリス・フォン・エヴェレック

オルギエルドに聞いた屋敷の前に着くと、裏庭で黒いフードの大男が襲いかかってきました。なんとかこれを撃退すると、そこへ黒い猫と黒い犬が1匹ずつ現れ、なんとゲラルトに話かけてきました。黒猫は自分たちを「家を支える者たち」と名乗り、先程倒したフードの男は「世話人」と呼ばれ、はるか彼方からイリスと館を守る為に召喚された存在だそうです。イリスはオルギエルドが愛した女性の名前。ここで、少しの間、オルギエルドとイリスは夫婦として生活していたのでした。しかし、イリスの親族ともうまくいかず、生活も良くならなかったようで、二人の関係は冷え切っていきました。オルギエルドはイリスと会話もしなくなっていき、代わりに黒い猫と黒い犬飼い、「世話人」にイリスを守らせました。そして最終的にオルギエルドは別れの手紙と、スミレ色の薔薇をイリスに送りました。

スミレ色の薔薇

ゲラルトは黒い猫と黒い犬にイリスの居場所を尋ねると、屋敷の中の寝室にいると教えてくれます。そして寝室に行くと、ベッドの上に白骨化した状態のイリスの亡骸が横たわっていました。黒い猫と黒い犬はイリスは悲しみと孤独の中、心臓が破れて亡くなったといいます。ゲラルトはイリスの魂がやすらげそうな場所に亡骸を埋葬し、イリスの幽霊と話をすることにしました。現れたイリスの幽霊に、スミレ色の薔薇のことを尋ねると、乾燥させて寝室に飾って粉々なったと言います。しかしゲラルトがやすらげそうな場所に埋葬してくれたおかげで、花は再び開いたと言い、イリスは手に持っているスミレ色の薔薇をゲラルトに見せ、そして渡しました。
薔薇を受け取り、立ち去ろうとすると、黒い猫と黒い犬がゲラルトにイリスを解放してくれたお礼を言います。そして「<鏡の男>と呼ばれる者に気をつけろ。そいつの邪魔をすれば死よりもひどい結末を迎えるだろう。割れることのない鏡に活路を見い出せ」とオーディムについて忠告しました。

イリスから受け取ったスミレ色の薔薇をオルギエルドに届けに行くと、酒場にオルギエルドはいず、代わりにオーディムが座っていました。オーディムはオルギエルドをリルヴァニ神殿に連れてきてくれといいます。そして約束を果たせばしるし(顔の刻印)を消してくれるといいます。ゲラルトは酒場にいたオルギエルドの部下にリルヴァニ神殿に来るように伝えると、「お前の知り合いの軍医がさっき来た。会いたいと言っていたぞ」と聞きます。ゲラルトはシャニのもとに向かいます。

プリメティン・シェイクスロック教授

シャニは旅立ちの準備をしているところでした。オクセンフルトを離れ、東方の前線へ行かなくてはならなくなったそうです。シャニはプリメティン・シェイクスロック教授が、オルギエルドと何度か会っていたという情報を教えてくれます。オルギエルドは教授に何かの調査を依頼しており、教授はその仕事にのめり込んでいたとの事。教授はオクセンフルトの学院の敷地内にある自宅で、ウィッチハンターを護衛に雇い、何かを恐れて閉じこもっているそうです。ゲラルトはシャニに協力してもらいながら、シェイクスロック教授の元へと向かいました。

ゴウンター・オーディムの正体

教授のもとに向かうと教授はゲラルトのことを警戒します。「あの悪魔の使いだろう!」と言う教授に、あの悪魔とは何か尋ねると、「ゴウンター・オーディム・・・邪悪だよ」と答えます。ゲラルトは自分がウィッチャーであることを伝えると、ようやく教授は信じ、話をしてくれました。ある日、オルギエルドが訪ねてきて、ゴウンター・オーディムの正体を突き止め、そいつを倒す方法を見つければ、大金をくれると言ったそうです。教授はその話を承諾し、徹底的に調べ上げ、古代の記録を解読しているうちに視力を失いましたが、オーディムが一見無害な契約で、契約者を狂気に陥らせ獲物をもてあそんで契約を楽しんでいる事をつきとめます。

そしてオルギエルドについても聞くことができました。名家であるイリスの家族に婚約を解消させられたあと、オルギエルドは駆け落ちを望みましたが、イリスに拒まれてしまったようです。そこへ流浪の魔女から何でも願いを叶える<鏡の達人>の男の話を聞き、オーディムと会って血の契約を交わしましたが、願いを叶えてもらう代わりに愛するものを一人犠牲にしなければならなかったのだそうです。それで犠牲となったのが、なんと弟のヴロジミールでした。弟を犠牲にしてまで結婚したイリスへの愛も色あせ、愛する者全てを失ったオルギエルドの心は氷のように凍てついてしまったそうです。

そして、ゲラルトはオーディムを消す方法はないのかと教授に尋ねると、消すことは出来ないが、契約を解消した男ならかつていたとのこと。その男はオーディムのやり方に従いつつ、最終的にオーディムのゲームに勝ったのだと言います。ただし、そのゲームで賭けられるものはオーディムが本当に欲しいものである人間の魂だけだとのこと。

オーディムとの戦い

その後、オルギエルドに会うため、リルヴァニ神殿へと向かいました。しばらく待っているとオルギエルドがやってきました。ゲラルトはオルギエルドに3番目の願いを叶えた事を告げ、イリスから受け取ったスミレ色の薔薇を渡しました。ゲラルトは、「イリスから渡された。この世と彼女を結び付けていた最後のものだ」と伝えると、「イリス・・・なんでこんなことに・・・あの時、どんな結末になるか分かっていれば・・・」とオルギエルドは自分を悔やみました。すると突然、オルギエルドが苦しみ始めました。「まるで・・・焼けた鉄を胸に突き刺されたようだ」と言う彼の上、空中を見上げるとそこにオーディムが立っていました。

オーディムは「おまえの望みは叶えてやった。」と言って、契約書を燃やしました。これによりオルギエルドの魂がオーディムに奪われてしまいます。ゲラルトはオーディムに伝えます。「願いを叶えてくれるんだろう?俺の願いは彼の解放だ」とオーディムに勝負を持ちかけます。負けたらゲラルトとオルギエルドの2人の魂を渡し、勝てば2人とも解放してもらうとゲラルトが要求すると、オーディムは自分がルールを決めることを条件に、その勝負を受けることを承諾しました。

するとゲラルトはオーディムに異世界へ連れて行かれます。そこでオーディムから謎解きの問題を出されました。

我、あらゆるものや人に従うが、我を避け、拒絶する者あり 

我を撫で、見つめ続ければ、いつか正気を失わん。拳で我を痛めつけることかなわず

幼き者に好かれ、老いた者には恐れられる。美しき娘たち、これを愛す

汝が泣けば我涙を流し、あくびをすれば眠り、微笑めば笑わん

我は何?

砂時計が落ちきるまでに俺を探し出さなければ、お前の負けだとオーディムは言います。異世界を彷徨いながら、謎を解こうとするゲラルト。オーディムが出した謎の答えはズバリ『鏡』。しかし異世界内にある鏡に近寄ると、鏡は砕け散っていきます。周囲を見回してみると、水の入っていない噴水を見つけます。アードで壁を壊すと噴水に水が流れてきて、水が溜まりました。ここでイリスの屋敷で黒猫達が教えてくれた「割れることのない鏡に活路を見い出せ」という言葉を思い出します。割れることのない鏡、つまり水面。水の溜まった噴水を覗き込んでみると、水面にオーディムの姿が現れ、ゲラルトはオーディムを捕まえます。 「去れ、お前の負けだ」とゲラルドが告げると、オーディムは叫びながら消え去りました。

戦いを終え、ゲラルトの顔から刻印が消えており、オルギエルドも石の心臓から元に戻りました。オルギエルドはゲラルトに、自分を守るためにゲラルトを危険に晒してすまなかったと詫びました。自由と心を取り戻したが、感じられるのは寂しさ、哀しみ、そして敗北だと嘆くオルギエルド。そんなオルギエルドにゲラルドは「何度も困難を乗り越えただろ。今回も大丈夫だ」と伝えます。そして最後にオルギエルドは「この恩は決して忘れない」と言い、何代にも受け継がれてきたという大切な家宝の剣をゲラルトに渡し、「無情なる心」の物語は終わります。

以上が「無情なる心」の物語の紹介でした。

次回は、個人的には本編よりもワクワクした『血塗られた美酒』を紹介したいと思います。

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