アニメ見て気になった人へゲーム『サイバーパンク』冒頭の物語を紹介

サブカル

アニメが大ヒットした『サイバーパンク』ですが、ゲームの物語が気になっている人がいるんじゃないでしょうか。今回はゲームの方の物語の冒頭を紹介します。



目次

サイバーパンク2077


大ヒットしたアニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』を見てから、元となるゲームもプレイしようかと考えている人も少なくないんじゃないでしょうか。ただゲームの方は世界観は同じですし、一部の登場キャラクターも同じですが、物語は『エッジランナーズ』とは全く違うものになっています。今回は、アニメが面白かったけど、ゲームどうなんだろう?と思っている人に向け、元となった『サイバーパンク2077』がどんなゲームなのかと、どんな物語なのかその冒頭を簡単に紹介します。
ちなみに物語の冒頭のみの紹介とはなりますが、割とショッキングな展開があったりしますので、結構なネタバレとなってしまうので、ネタバレがイヤな人は物語の冒頭についての紹介は読まない方がいいかと思います。

 

まずはゲーム内容


発売当初、問題を起こし散々叩かれまくっていた『サイバーパンク2077』ですが、現在では普通にプレイすることができます。ただPS4の場合、それでも少しカクつきがあったり、フリーズしそうな瞬間はまだあったりします。気にならない人は問題ないレベルかと思いますが、少しでもダメな人は次世代機でのプレイを推奨します。
ゲームは一人称視点で常に進行します。いわゆるFPS(ファーストパーソンシューティング)というやつです。ただジャンル自体はRPGに該当するため、レベルの概念もあり、スキルポイントなどを使って、自身を強化したり、強い武器など使ったりするので、FPSが苦手な人でもそこそこ遊べます。「刀」や「鈍器」などの近接武器もありますし、アニメで「ルーシー」が使っていたワイヤー状の武器「モノワイヤー」などもあり、銃だけがすべてではない感じになっています。
あとはオープンワールドゲームとして大きなマップが用意されていて、メインストーリーの他にもサイドクエストなどもあり、『スカイリム』や『FALL OUT』のような感じといえばわかりやすいでしょうか。ただそこはナイトシティ。他のゲームでは味わえない空間が存在し、移動もお気に入りの車を手に入れて、運転していったり、ファストトラベルもちゃんとあります。

 

主人公は「V(ヴィー)」


プレイヤーが操作する主人公の名前は「V(ヴィー)」という名前は決まっています。みんなボイス付きで「おいV!」って呼んできます。名前は決まっていますがキャラメイクがあり、かなり細かく設定することができ、さらに男性か女性かも選べます。なのですが、ゲームはFPSなので、ほとんどその姿を見ることはできません。バイクに乗った時とか、写真を撮る時、鏡をのぞく時ぐらいしかその姿を見ることはできません。あとはエンディングのムービーで登場するくらいです。
そしてもう一つ選ぶのが「ライフパス」というもの。わかりにくい感じですが、ようは主人公の「V」の生い立ちを選ぶことになり、物語のプロローグがそれぞれ違うものになります。どの「ライフパス」を選んでも相棒となる「ジャッキー」と出会い(もしくは元々友人だった)、その後は同じなのでゲーム本編には大きな影響はありません。一応「ライフパス」種類は、放浪の旅をしている「ノーマッド」か、ナイトシティで生まれ育った「ストリートキッド」、あのアラサカの社員として失脚する所から始まる「コーポレート」の3種類。どれで初めてもナイトシティの傭兵として生きて行くことになります。
それでは以下から、『サイバーパンク2077』の冒頭のあらすじの紹介となります。ネタバレがイヤな人はここまでにしてください。選択肢で変わるプロローグを省いて紹介します。



冒頭のあらすじ


アニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』の約1年後のナイトシティ。主人公の「V」は相棒の「ジャッキー・ウェルズ」、そしてネットランナーで遠隔で指示をだす女性「T-バグ」の3人で、仕事を紹介する「フィクサー」「ワカコ・オカダ」から女性の救出する依頼を進行していました。敵を殲滅し、救助した女性の命に別状はなく、仕事を無事に終え、Vとジャッキーは帰宅することになります。
帰宅途中の車の中でジャッキーはしきり、このナイトシティでメジャー級になり、いつか名を上げてやると息巻いてました。
そんな次の朝、Vはジャッキーに呼び出されます。ジャッキーの話によると、T-バグのツテにより超大物のフィクサー「デクスター・デショーン(通称:デクス)」から依頼を受けることになったといいます。さっそくVたちはデクスと会うことになりました。


会う場所は腕利きの傭兵やフィクサーが集うバー「アフターライフ」「ついにメジャーだぜ!V」とアフターライフに着くなりジャッキーは大はしゃぎしてしまいます。ディクスの依頼は高級ホテル「紺碧プラザ」に宿泊している「ヨリノブ・アラサカ」から「Relic(レリック)」と呼ばれる最新のインプラントチップを盗むことでした。
「ヨリノブ・アラサカ」はこのナイトシティを牛耳る巨大企業アラサカ社の社長「サブロウ・アラサカ」の息子。突然登場したビッグネームに動揺したVたちでしたが、入念な下調べと計画を立て、この大仕事を結構する時がきます。
目的地へはデクスの計らいにより、ナイトシティのVIP向けのタクシー会社「デラマン」を使用して向ます。管理AIを搭載した防弾ガラスのついた装甲車で「紺碧プラザ」へと着いたVとジャッキー。いつも通りT-バグの指示で動き、もぬけの殻になったヨリノブ・アラサカの部屋へ侵入し、順調に目標である「Relic」を見つけたVとジャッキー。

しかし、ここでハプニングが起こります。T-バグによるとヨリノブが大急ぎで部屋に戻ってくるといいます。どうにもできない二人は急遽物陰にかくれることにします。するとそこに部屋に戻ってきたヨリノブの前に現れたのは、なんと父親である「サブロウ・アラサカ」。物陰から超VIPの二人のやりとりを見ていたVとジャッキー。すると口論の末、ヨリノブは父であるサブロウの首を絞めて殺害してしまいます。ヨリノブは賊に毒殺されたことを警備に告げ、「紺碧プラザ」は厳戒態勢になってしまいます。
一気に危機的状況に陥った二人。なんとか「紺碧プラザ」から脱出したくても、ホテル内は厳戒態勢となっています。T-バグの指示で窓を伝って移動していた二人ですが、転落してしまい、「紺碧プラザ」の別区画へ落下してしまいました。そしてその最中、T-バグはどこからかハッキングの攻撃を受け、脳を焼かれて死んでしまいます。
落ちた場所でお互いの状況を確認し合うVとジャッキー。なんとか一命をとりとめた二人でしたが、ジャッキーのケガがひどいようです。そして持ち出したスーツケースも損傷し、中に入っている「Relic」にも問題が生じ始めました。このままでは「Relic」が売り物にはならなくなると判断したジャッキーが「Relic」のチップを自分の首のソケットに挿入し、なんとか損傷を阻止します。そして警備の銃弾をかいくぐり、なんとかデラマン車にたどり着き、逃走をしますが、タクシーのシートでジャッキーは息絶え絶えとなり、「Relic」をVの首のソケットに差し、そのまま息絶えてしまいました。


デラマン車のシートで動かなくなったジャッキーに「また、メジャーで会おうぜ」と別れを告げたVは、デクスとの合流場所へ向ます。デクスと落ち会うことになっていたモーテルのドアを開けたVでしたが、デクスはVの頭に向け、銃を撃ってきました。


意識を失っていたVに見えていた光景。そこに写っている光景は別の誰かのものでした。その男は「ジョニー・シルバーハンド」という名前で、伝説的なロックバンド「サムライ」のリーダーであり、反体制側の革命闘士でした。彼はライブを終えたあと、ヘリコプターに乗り、仲間とともにアラサカタワーへ襲撃に向かいます。非常に破天荒なジョニーに仲間たちも翻弄されながら、彼は目的地に着き、アラサカタワーに核爆弾を仕掛けることに成功します。脱出しようとするジョニーに元に、アラサカ社最強の用心棒である「アダム・スマッシャー」が立ちはだかり、そこでジョニーの意識もなくなってしまいました。


そしてVは目覚めます。場所はどこかわかりませんが、ケガもひどく、非常に疲れていました。頭を撃たれて死んだはずのVでしたが、なぜか意識を取り戻しました。なんとかはって移動すると、そこはゴミの山の中でした。そしておぼろげな意識の中、おそらくVの死体の場所を教えたと思われるデクスを拳銃で撃ち殺す男がいました。彼の名前は「ゴロウ・タケムラ」。彼はあのサブロウのボディガードでした。Vを車に乗せ、移動するタケムラの車に別の暗殺部隊が襲いかかります。意識がはっきりしないながらも、Vはタケムラとともにその暗殺部隊を撃退し、また意識を失ってしまいます。

その後、タケムラに連れられなんとか、リパードクで一命をとりとめたV。ようやく自宅へ帰り、眠りにつこうとしたとき、目の前に見知らぬ男が立っています。慌てるVにその男は「お前の体をよこせ!」と迫ってきますが、彼は直接Vに触れることができません。なんとこの男こそがVが意識を失っている時にみた光景の主、ジョニー・シルバーハンドだったのです。Vが手に入れ、最後にジャッキーが差した「Relic」には半世紀前の抗争で死んだはずのテロリストであるジョニーの人格データで入っていて、Vが撃たれたことにより「Relic」が作動し、ジョニーの意識が徐々にVの体に上書きさせようとしている状態でした。そのままだといずれ、Vの体はジョニーのものになり、Vは死んでしまうということがわかります。当初、Vのことを敵とみなした言動ばかりしていたジョニーでしたが、徐々にVとも和解しはじめます。ジョニーにはかつての思いのまま企業、とくにアラサカ社をめちゃくちゃにしたいという信念がありました。一方、Vは生き残ることが目的です。しかし、Vの頭の中に入ったジョニーと「Relic」をどうにかするためには、開発元であるアラサカとの関わりは避けられません。この状況を変えるため、めちゃくちゃな伝説のロッカーのジョニーとナイトシティでなりあがろうとする傭兵Vは啀み合いながらも協力していくことになっていくのです・・・・。

以上がゲームの『サイバーパンク2077』の物語の冒頭となります。冒頭というわりには長くなりましたが、Vとジョニーの不思議な関係はここから始まります。時にはジョニーに体を譲ったり、時にはジョニーの意見を無視したり、様々な状況で選択しながら、物語はそれぞれのプレイヤーによるマルチエンドとなっていきます。
そしてここへ先日配信されたアニメの『サイバーパンク エッジランナーズ』との連動要素もあります。気になった方はプレイしてみてはいかがでしょう。

今回は以上です。

 

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