境界戦機にまさかの続編!『境界戦機 極鋼ノ装鬼』のアニメが始動!

サブカル

一部では(というかそっちの方が多いかも)かなり批判の多かった『境界戦機』の新シリーズが始動しました。



目次

境界戦機 極鋼ノ装鬼

少し前に突然発表され、世間をザワザワさせたのが、2021年10月に完全新作リアルロボットアニメとして展開した『境界戦機』のシリーズの最新作『境界戦機 極鋼ノ装鬼(きょっこうのそうき)』。最初に発表された時は、前作とのつながりとかいろいろ予想されていましたが、公式ホームページが更新され、そのストーリーを見る限り、どうやら前作のちゃんとした続編となっているようです。動画には公式外伝として「月刊ホビージャパン」で連載されていた『境界戦機 フロストフラワー』の主役機だった「ビャクチ」が登場していたので、プラモデルの売れ行きの結果「ビャクチ」が主役機に抜擢されたのか?と思ってしまいましたが、どうもそうではないようです。でも「ビャクチ」をアニメで見れるのは何気にうれしいですね。

公式サイトではあらすじ以外にも登場人物や主役となるメカが発表されています。まずは公式で発表されているあらすじと登場人物、アメインを紹介。

以下は公式からの抜粋です。

あらすじ

北陸戦線終結後、新日本協力機構が統治する
日本人のための新たな国土が誕生した。
しかし、それで日本を取り巻く状況が劇的に良化したかというと、そうではなかった。
国内における各勢力の実効支配は続き、日本人に対する抑圧も、緩和されたとは言え継続されていた。
南海に浮かぶ孤島も同様だった。
島を実効支配 するオセアニア軍と、それに抵抗するレジスタンス組織『ヒヌカン』。
そこへ孤島占拠を目指す北米軍が攻めてきて――。

監督:大張正己
シリーズ構成:木村暢
キャラクターデザイン:大貫健一
メカニックデザイン:海老川兼武/柳瀬敬之/形部一平
音楽:ラスマス・フェイバー

 

登場キャラクター

三澤ジン

35歳。傭兵。世界各地の紛争地域を渡り歩いた歴戦の兵士。日本本土に住む有志の依頼を受け『ヒヌカン』救援のため島に赴いた。AMAIMの操縦技術は一級品

 

知念イブキ

23歳。元々は九州に拠点を置くレジスタンス組織の一員だったが、組織が壊滅。その後、AMAIM操縦訓練の経験を買われ、『ヒヌカン』の一員となった

 

ヤマピ

自律思考型AI。正式名称はヤマピカリャー。AMAIM搭載用に開発されたAIだが、開発したのは欧州圏に住む10代の少年という噂も。

 

登場AMAIN

プロトゴウヨウ

ブレンゾン社が開発した『ビャクチ』の基本構造を受け継いで開発されたMAILeSの最新の試作機。頭部にブレードタイプのアンテナを装備。局地戦での運用の幅を広げることを目的として開発されており、武装や装備の付け替えが容易なアタッチメントシステムを採用。搭乗者の三澤ジンにより、武装の一部もカスタムされている。搭載AIはラムダ。

ゴウヨウカスタム

ブレンゾン社が開発した『ビャクチ』の基本構造を受け継いで開発されたMAILeS。プロトゴウヨウと同様に武装や装備の付け替えが容易なアタッチメントシステムを採用し、量産化もされている。プロトゴウヨウと比べると、頭部・腕部・ヒザ部がよりシンプルな構造と装備になっている。搭乗者は知念イブキ、搭載AIはヤマピ。



元々の『境界戦機』

元の作品となり、前作にあたる『境界戦機』は2021年10月から12月まで第一部が。2022年4月から6月まで第二部が放送された完全新作のリアルロボットアニメ当ブログでも何度か取り扱ってきました。個人的にはメカの魅力や物語もそれなりに楽しめたのですが、どうも世間での反応はイマイチだったようです。というのも、まずメカがカッコ悪いという意見が多かったようです。ガンダムのようにヒロイックなデザインより、私個人としてはすごく好きなデザインだったのですが、まあ、この辺りは好みによりますからね。ただ、やはり元々リアルロボットアニメが好きだった人たちには、これまでにないデザインラインが新鮮だったようで総じて好評でした。おそらく問題だったのは、この作品が放映された頃、ガンプラが品薄状態となり、ガンプラが売っていない代わりにこの『境界戦機』シリーズのプラモが売っていた事が余計に批判の声を大きくしていったような印象です。
また、ストーリーに関しても、日本が迫害を受けているというセンセーショナルな設定なのに、劇中ではそういった描写が少なく、普通に生活し続けている登場人物たちに違和感を感じていた人が多いようです。でもまあ、迫害を受けているからといって、他所の国の人たちが年がら年中日本人をイビるかっていうと、それも変な話なんですけどね。ただちょうど同じような世界観で『コードギアス 反逆のルルーシュ』がその辺りは徹底してたので、あのような雰囲気を期待した人が多かったのもわかります。まあ、私は面白かったと言っても、多くの人たちがそう思わなかった以上、それは事実だと思いますし、そういった意見の方が正しいのかもしれません。
ただ、それであるがゆえに、今回のこの続編にはみんな驚いているというわけですね。肯定的な私でさえも、さすがに驚きましたから。

 

大きなテコ入れ?

そして今回、スタッフの中で目を引いたのが監督の大張正己さん。もう大御所です。個人的に大張正己さんは監督よりも、メカデザイナーや作画の方が印象的で、あの『超獣機神ダンクーガ』のメカデザインや、なによりも設定画と全然違うデザインに変えてしまった『機甲戦記ドラグナー』のオープニングなどですごく有名になりました。『機甲戦記ドラグナー』のオープニングに関しては、そのデザインの違いからオープニングに登場するドラグナーがファンの間で「バリグナー」と呼ばれるほどロボットアニメの第一人者です。そんな大張正己さんが今回監督として『境界戦機』に出張ってきたんですから、期待せずにはいられません。しつこいようですが、私は元々も『境界戦機』に関しては好きなので、今回の一連のこのニュースはかなりウェルカムなんですよね。しかも監督が大張正己さんで、メカニックデザインも海老川兼武さん、柳瀬敬之さん、形部一平さんと今の時代他に誰がメカデザインするの?というメンバーを揃えているので、今後の情報にワクワクしております。

世間のああいった評価を目にしているにも関わらず、次の手を打ってきたってことは相当自信があるのかもしれませんね。個人的にはガンダムに続く人気シリーズになってもらいたいものです。

今回は以上です。

 

コメント