エントリーグレイドだけじゃない!お手軽簡単なプラモデルが急増中!

サブカル

お手軽に作りやすく、安価でクオリティの高い株式会社BANDAI SPIRITSの「EG」こと「ENTRY GRADE(エントリーグレイド)」。子供たちのプラモ離れを意識してか、現在はバンダイだけではなく他のメーカーもお手軽プラモデルを販売しているようです。



これまで40~50代の男性がメインターゲットと言われていたプラモデル。しかしコロナ禍による「巣ごもり需要」で、これまで以上に子どもたちなどにも人気が高まっていると聞いて驚いております。我々オッサン世代は1980年代後半にガンダムのプラモデル「ガンプラブーム」を経験し、その人気の高さからどこに行っても買えないとう状況を経験しました。あれからウン十年。当時なかなか買えなかったせいか、いい歳してまだ現在も「ガンプラ」や他のプラモデルを買い漁ってしまいます。その技術の進歩はものすごく、我々オッサンたちが作っていたガンダムのプラモデルも、真っ白いパーツしかなかったのが、本ブログでも度々紹介している「ENTRY GRADE」では、パーツ数が少なく、ニッパーもいらず、接着剤なんか使わなく、色も塗らないのにほぼ設定通りに出来上がる時代となりました。昔に比べとにかく組み立てやすくなったプラモデル。ここまで簡単しする必要あるのかも思いましたが、以前、息子と一緒にプラモデルを作った時、パーツの向きや種類など、説明書を見ているだけでは認識することができなかったようで、その模型作りのセンスのなさに、我が息子ながらガッカリした記憶があります。
しかし、それは私たち世代(私)の偏見によるもので、今のように楽しめるコンテンツがあまりなかったので、我々はプラモデルに集中するしかなかったのです。今がゲームや動画など家にいるだけでいろんな楽しみがあります。当時のプラモデルのように、せっかく買ったのに失敗して完成しないなんてアイテム、見向きもしないのは納得する所があります。
そんな現代に、なんと子供たちがプラモデルに興味を持ち始めたというのですから、うれしいじゃないですか。それは「ENTRY GRADE」などを開発したバンダイの企業努力の賜物かもしれません。そして今、そんな子供たちに向けたお手軽に組み立てられるプラモデルは、どうやらバンダイ以外からも発売しているようです。ここからは現在展開しているお手軽に組み立てられるプラモデルを紹介していきます。

 

目次

まずはENTRY GRADE

まずはバンダイの「ENTRY GRADE(エントリーグレイド)」から紹介。英語で「入ること」「記入」「入場」「入り口」などの意味を持つ「エントリー」という言葉通り、これまでプラモデルを組み立てる際の煩わしさを廃したすごいシリーズ。まずランナーからパーツを外すのにニッパーやカッターのような刃物は使用せず、組み立てに接着剤も不要で、パーツ数も少なく、色分けはほぼされていて、可動範囲も広いという非のつけようのないシリーズとなっています。しかも安価。「ガンプラ」としては、ファーストガンダムである「RX-78-2 ガンダム」、『機動戦士ガンダムSEED』の前半主役機の「ストライクガンダム」、そして4月発売の福岡に実物大の立像が建った『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の主役機「ν(ニュー)ガンダム」の3アイテムがラインナップされてます。「ENTRY GRADE」はガンダムだけではなく、「仮面ライダー」、「ウルトラマン」、「ドラゴンボール」、「名探偵コナン」、「ドラえもん」など無可動ですが他のキャラクターの発売されています。無可動のシリーズに関しては、その分パーツ数も少なくなっていて、より組み立て易くなっています。

 

ザ・スナップキット

なんとあのアオシマもお手軽に組み立てられるプラモデルを発売しています。株式会社 青島文化教材社が展開しているのは、「ザ・スナップキット」というシリーズで、キャラクターではなくクルマのプラモデルを扱っているようです。「ザ・スナップキット」は塗装不要、接着剤不要、低価格というのがコンセプトで、パーツ数は少ないようですが、ニッパーなどを使ってランナーからパーツを切り離す必要はあるようです。でもこれくらいの方がプラモデルって感じがして、子供達も楽しく作れるんじゃないでしょうか。車種も「スカイラインGT-R」、「フェアレディZ」、「プリウス」、「ハスラー」といった日本車から、「ランボルギーニ アヴェンタドールS」などかなりの種類が発売されていて、車体の成型色を買えることで色も数パターンあるようです。

できあがりも、イキって筆塗りで塗装して失敗するようなものよりも、何倍も綺麗な仕上がりになるようです。キャラクターモデルに興味ない子にはこちらの方がオススメですね。アオシマといえば、我々の世代は「イデオン」とか「ロボダッチ」「アトランジャー」とかを思い出すのですが、そう考えるとかなり昔からいろんなアイテムを扱っていますね。

 

ZOIDS(ゾイド)

これは純粋なプラモデルとは少し違うのですが、1982年から展開しているゼンマイやモーターによって歩行や武器の稼働などのギミックが売りのタカラトミーの「ZOIDS(ゾイド)」。ゾイドもアニメ化やゲームかなど度々されていて、不動の人気のシリーズです。ギミックが売りではあるものの、組み立てるまでは、基本的にプラモデルと同じ。元々接着剤は使用していませんでしたが、ランナーにパーツがついているのは、プラモデルと全く同じです。そんなゾイドも2018年から展開した「ゾイドワイルド」シリーズで、なんと“ランナーレス”になっています。

パーツはランナーについていない状態で、何個かの袋に分けられていて、袋にアルファベットが書いてあり、組み立て説明書をカラーにすることで、ランナーがなくても作れるように進化しました。これによりランナーの切り間違いや破損とか、ランナーで番号を探す手間がなくなり、購入してすぐに組み立てられるようになっています。ゼンマイやモーターで動くって聞くと、幼稚な玩具と思いがちですが、中にはその動きに工夫されているものも多く、作るだけではない魅力もたくさんあります。ゾイドはついにランナーをなくしました。

ゲームの『マインクラフト』が子供たちに人気があるということは、“物を作る”ということには子供たちも興味があるはず。メーカーはここまで敷居を下げてきています。子供たちにも物を作る楽しさをもっと知ってもらいたいですね。

今回は以上です。

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