第2クールに備えおさらい『水星の魔女』第5話の物語のネタバレ紹介

サブカル

放映されるたびに話題となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。今回は第2クールに備えて、12話までのあらすじのネタバレを紹介します。今回はテレビシリーズの第5話「氷の瞳に映るのは」について。



『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ネタバレ

放映開始からネットやSNS、ガンプラの売り上げまでもこれまでのガンダムシリーズではなかったほどの盛り上がりを見せた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。テレビシリーズは第2クールが4月から開始されますが、うっかりしていて、この話題の作品に乗り遅れた人のために、。そんな人のため、何回かに分けて、第1クールのあらすじのネタバレを紹介していきます。本ブログでのネタバレに関しては、なるべく短く簡潔にまとめてきたのですが、この『水星の魔女』に関しては、物語だけではなく、設定や謎、キャラクターたちの話題となったセリフなど、注目された部分が多かったため、今回はできる限り詳細に紹介していきたいと思います。なので全話分になるとかなり長くなると思いますが、移動中など時間がある時に読んでいただけるとうれしいです。

前回の第4話についてはこちらから。

第2クールに備えおさらい『水星の魔女』第4話の物語のネタバレ紹介
放映されるたびに話題となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。今回は第2クールに備えて、12話までのあらすじのネタバレを紹介します。今回はテレビシリーズの第4話「みえない地雷」について。 (adsbygoogle = window.adsb...

というわけで、今回はテレビシリーズの第5話「氷の瞳に映るのは」を紹介します。



第5話 「氷の瞳に映るのは」

「珍しいな、エランが決闘を受けるなんて」シャディクが呟きながら見守る中で、3機対1機でエランが操縦するペイル社のモビルスーツの「ザウォート」が、あっという間に決闘相手の三機を倒してしまいました


ベルメリア・ウィンストン

「強化人士4号の生体データ、すべて正常範囲です。次のフェーズに移行できる結果かと」と、決闘をモニターで見ながら報告しているのは、ペイル社の女性技術者の「ベルメリア・ウィンストン」。そしてその報告を聞いていたのは、「ニューゲン」、「カル」、「ネボラ」、「ゴルネリ」の4人からなるペイル社の共同CEOでした。どうやらペイル社のCEOの4人はスレッタがこれまでに決闘で使用したエアリアルに興味があるようでした。なぜ、エアリアルがガンドフォーマットを使用しているにも関わらず、パイロットへの影響がないのかという謎を解明したいようです。モビルスーツの技術によるものなのか、パイロットのスレッタが特殊なのか。彼女たちは「強化人士4号」ことエランに探らせることにしました。


ペイル社の共同CEOの4人

地球寮のメカニック科2年のニカは同じくメカニックのオジェロとヌーノらとともに、地球寮にきたスレッタが持ち込んだエアリアルのメンテナンスをしていました。3人ともエアリアルのフレーム操作やシステム群の『神技レベル』の高度さに驚いています。「やっぱり君、最高にミステリアスだね」というニカはエアリアルに話しかけます。


一方、スレッタはというと、地球寮メカニック科3年のアリヤに石を使った占いをしてもらっていました。アリヤが「お母さんの存在が大きい…お父さんが見えないな」と言うのに対し、スレッタは「お父さんは私が小さいときに死んじゃったって聞きました」伝えました。そして別の石を指してアリヤは「この石は、兄弟とか?」と言う問いにスレッタは「兄弟はいない…です…」と答えます。スレッタはこの占いについて、ここにいない人間の事も占えるかとアリヤに質問します。アリヤはその人の誕生日がわかれば占えるといいます。そこへ突然エランから電話がありました。今度の休日に手伝って欲しいことがあるといいます。チュチュやリリッケらがからかう中、アリヤは「意外だな。あの氷の君が」と呟きます。スレッタは笑わない無表情のエランが生徒たちに氷の君と呼ばれていることを知りました。


スレッタはエランと出かけることを母のプロスペラに相談しました。スレッタいわく「よく知らない人」と出かけるとうこについてプロスペラは「知らないけど知りたい人ってことでしょ、進めば二つ。行ってらっしゃい」と背中を押します。
電話を切ったプロスペラの元に「ペイル社が動きます」という報告がありました。その報告に対しプラスペラは「思ったより早かったわね」と呟きました。


一方、エアリアルとダリルバルデの決闘の動画を見ていたのはベルメリアとエランでした。ベルメリアはエアリアルを「ガンドフォーマットの理想形」といいますが、このタスクをこなせば本来パイロットは即死してしまうレベルだとも言います。身体を調整していたエランの顔や腕にはデータストームの影響を受け、赤い斑点のようなものが光ります。ペイル社でもすでにガンダムの開発が進んでいましたが、データストームの影響は以前のまま受けているようでした。エランはスレッタも自分と同じように、ガンダムのために作られた強化人士だと思っていました。日頃感情のないエランが珍しく他人に惹かれていたのそのせいだったようです。ベルメリアは「ファラクト」のテストをしたいので、もう一度決闘を取り付けてくるようにエランへ指示しました。

そして休日になりました。スレッタはエランからのお願いでエアリアルと共に約束場所に向かいます。それをどこから聞きつけたか、ミオリネが地球寮にやって来て「エランは敵よ!デートなんて!」と怒鳴ります。地球寮のみんなはミオリネを抑え、スレッタを逃がそうとしていました。「スレッタ!ロミジュリったら許さないからね!」というミオリネの叫びも虚しく、スレッタとエアリアルを乗せたコンテナは移動していきました。

待ち合わせ場所で待っていたエラン。そこにスレッタが現れたことで、周りの生徒は大騒ぎになります。同じ頃、トレーニングしていたグエルはフェルシーとペトラから「水星女が氷の君とデートだって」という話を聞かされます。「場所はどこだ!」グエルはスレッタとエランがいる場所へ向かいました。


エアリアルのコンテナが着いたのは決闘場として使われる戦術試験区域でした。エランのザウォートは整備中なので、決闘委員会の仕事である戦術試験区域の調査をエアリアルで手伝ってほしいとの事でした。約束の用事というのはこの事でしたが、エランの狙いはエアリアルとスレッタの秘密。エアリアルが特別なのか、スレッタが強化人士なのか。エアリアルにエランも一緒に乗り込み、いつからエアリアルに乗っているのか、辛かったり苦しかったりしないのかとスレッタに質問をぶつけます。しかし、スレッタからは小さい頃から乗っていたとか、エアリアルは家族のようなものだとか、エランの求めたものとは違う答えが返ってきます。スレッタは「誕生日おしてください」とアリヤとの占いで必要だった誕生日についてエランに質問しました。しかし、エランはその質問をスルーして「一人でエアリアルに乗らせて欲しい」とお願いしてきました。大丈夫、君の家族に乱暴はしないよ言ったエランは、一人でエアリアルを操縦することになりました。


エアリアルのコクピットの中でパーメットスコアを試すエラン。そしてエアリアルにはガンドフォーマットが使用されていることを知ります。しかし、顔にも腕にも赤い斑点のような光は現れませんでした。エランやペイル社が知りたかった答え。特別なのはスレッタではなくエアリアルということでした。「スレッタ・マーキュリー・・・君は僕とは違う・・・」自分と同じ仲間だと思っていたスレッタは特別でもなんでもありませんでした。コクピット内で落胆するエラン。
エアリアルを降りてきたエランにスレッタは「ごめんなさい。誕生日を聞かれたくなかったですか?」と質問しました。すると先程までとは別人のようにエランは「そんなもの、僕にはない」と答えます。「お母さんに教えてもらってないってことですか?」というスレッタにエランは「うっとおしいよ、君は!」と冷たく言い放ちます。「モビルスーツが家族?あんなもの僕には呪いでしかない」と告げたあと「同じだと思ってたのに。君は、僕と」と言うエランは、冷たい眼をしていました。あまりの返答に目に涙を溜めて、動かなくなったスレッタ。そこへグエルが駆けつけます。


グエルは涙ぐむスレッタを見て、「こいつに何をした?返答次第では・・・」とエランを問い詰めると「決闘でもする?」とエランはグエルに嗾けました。前回の戦いで敗者となったグエルは決闘を禁止されていましたが、この決闘を受けてしまいます。


「双方、魂の代償を天秤(リーブラ)に。」決闘委員会のラウンジで立合い人として仕切るのはシャディク。御三家同士の決闘は久しぶりとのことで、周りもざわついていました。グエルが賭けるのはエランがスレッタ・マーキュリーに近づかないこと。スレッタは余計なことと反論しましたが、シャディクはスレッタに口を挟む権利はないといいます。結果に納得がいかないのであれば、今度はスレッタが決闘して変えればいいと説明しました。そしてエランが賭けるのはスレッタ・マーキュリーと決闘する権利です。
決闘を禁止されていたグエルにはモビルスーツがありませんでしたが、弟のラウダのディランザを無理矢理使用して、決闘場に現れます。ラウダは決闘委員会のラウンジで、「決闘を中止してください!兄さんは決闘を禁止されているんです」と決闘の中止を求めましたがシャディクは「悪いね、ラウダ。俺もこの決闘を見たいんだ」と取り合ってくれませんでした。そしてエランが乗るのはガンドフォーマットを装備したファラクトでした。


決闘開始とともに、攻撃をしかけるディランザ。ファラクトは軽々と避けていきます。エランは「ファラクトのテストを手伝ってもらう」と言い放つと頬が赤く光り、「パーメットスコア3」とガンビットを展開します。ファラクトのガンビットは攻撃を当てた箇所をスタンさせ、機能停止にさせる能力があり、ディランザは左手にこれをくらい、左手が使用不能となり、持っていた装備を落としてしまいます。「またドローンか」とグエルはエアリアルに続いてガンビット装備のモビルスーツと戦うことになりました。
そんな決闘の様子を見ていたプロスペラは「ドローンじゃない」と呟きます。「ガンド・フォーマットです、先輩」そこへ現れたのがベルメリアでした。ベルメリアと再会したプラスペラは「魔女はもう一人いたってわけね」と返しました。


グエルはスタン効果を持つ攻撃をしてくるガンビットに対して「避け続ければ問題ない」と電磁ビームを武器を盾にしたり、持ち前の操縦技術で避けていきます。そして、ガンビットの包囲網を抜け、ディランザはファラクトの目前にまで迫りました。しかし、次の瞬間、動きが急に止まってしまいました。その様子を見ていたシャディクが「エランの罠にかかったな」と呟きます。電磁ビームの導電性を利用して、惑星表面の砂のような物質であるレゴリスを帯電化させ、ディランザの間接駆動に付着してしまっていました。これにより動くことができなくなったのです。


身動きが取れなくなったグエルのディランザに向け、エランは蜘蛛の巣のように四方からガンビットを展開し、ディランザは完全に停止してしまいました。動けなくなったディランザをじわじわと破壊するエラン。そして「ガンダムに勝てるのはガンダムだけだ」と呟きながら、ファラクトの腕で直接ディランザのブレードアンテナをもぎ取りました。
勝者となったエランはすぐにスレッタに電話します。「勝ったよ、スレッタ・マーキュリー。約束通り、次は僕と戦ってもらう」約束という言葉にひっかかったのはミオリネ。

「スレッタ?あんた」と詰め寄るミオリネを他所に電話では「君が決闘にかけるのはエアリアルだ」とエランは続けます。「僕が買勝ったら、君のガンダムを頂くよ」

第6話につづく

 

コメント