2003年に放映された平成仮面ライダーシリーズの第4作となった『仮面ライダー555(ファイズ)』が20年の時を超え、オリジナルキャストによる続編の制作が発表されました。
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仮面ライダー555続編!
昨年末に劇場公開された映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』にて20周年を迎えた『仮面ライダー龍騎』が参戦し、オリジナルキャストも揃ったことでかなり話題となったりしましたが、次の20周年はそんな『仮面ライダー龍騎』の後番組として放映された『仮面ライダー555』。先日、令和5年5月5日と「5」が3つ揃った日、『仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド』の制作が発表され、特報動画も公開されました。動画内では半田健人さん演じるタッくんこと乾巧が新しくデザインされた仮面ライダーファイズ(だと思われる)に変身するシーンが流れています。まだ詳細は発表されていませんが、物語はテレビシリーズ最終話から20年後を描く正統な続編となり、乾巧役の半田健人さん、ヒロインの園田真理役の芳賀優里亜さん、草加雅人役の村上幸平さん、海堂直也役の唐橋充さんといったオリジナルキャストが集結するとのこと。結末がなんとなくぼやかされた感じで最終回を迎えたテレビシリーズでしたが、あの20年後の物語ということで、当時視聴していた者としてすごく期待してしまうのですが、続編だとしたら草加って・・・と疑問に思ってしまう要素もチラホラ。そう遠くない内に続報もあると思いますので、個人的には期待して待っていようと思っています。個人的にはです。なんでこんなことを言うかというと・・・。
オーズの二の舞
この『仮面ライダー555』の続編が発表されたあとツイッターのトレンドに「オーズの二の舞」というワードが入りました。これは2022年に10周年記念としてその続編が映画公開された『仮面ライダーOOO(オーズ) 10th 復活のコアメダル』という作品で当時ファンの間でかなり物議となった出来事のことをいっているのです。ここからは『仮面ライダーOOO 10th 復活のコアメダル』についてのネタバレになるので、これから視聴する予定の人やネタバレが嫌な人はブラウザバックしてください。
『仮面ライダーオーズ』もテレビシリーズでかなり人気があった仮面ライダーで、仮面ライダーオーズに変身する主人公の火野映司と敵となるグリードなのに、いがみ合いながらも友情が芽生えた相棒のアンクとの物語で、テレビシリーズのラストでアンクが自らを犠牲にして映司に力を貸して、危機を乗り越え、映司はいつかアンクを復活させることを誓って幕を下ろしました。そんな二人が復活する10年後の物語として、当時ファンはその続編に期待していたのですが、なんとこの続編のラストでは、アンクではなく主人公の映司が死んでしまうというとんでもない展開となり、10年後の続編で主人公を亡きものとした制作スタッフに批判の声が上がりました。それを経ての今回の『仮面ライダー555』の続編の発表だったので、ネットやSNSでは今度はタッくんが危ないんじゃないか?と騒がれているわけです。まあ、あれだけ批判されたので、同じようなことはさすがにしないと思いますが、『オーズ』での出来事はそれだけ多くの人に衝撃を与えたということですね。個人的には『555』もテレビの最終回でなんかタッくんもすでに、命がヤバかった記憶あるんですが、その辺はボヤかして物語が終わって、20年後に「変身!」っていってたので、あのまま生き延びたようですね。・・・草加はどうしようもないような。
『仮面ライダー555』の紹介
『仮面ライダー555(ファイズ)』は2003年にテレビ放映された平成仮面ライダーシリーズの第4作目。平成ライダー第一弾として『仮面ライダークウガ』が放映されてから、年々その人気が増えてライダーが13人も登場した『仮面ライダー龍騎』で勢いがなくなるかと思いきや、携帯電話で変身する仮面ライダーだったり、怪人としてだけではなく彼ら側にも焦点が当てられた敵となる「オルフェノク」という存在、そして子供向け作品とは思えないくらいに貼られた伏線や謎の多いストーリーから、この『仮面ライダー555』も大人気作となりました。主題歌はDA PUNPのISSAが担当。個人的な思い出としては、それまでの仮面ライダーシリーズでは考えられない態度や口の悪い主人公が印象的でしたね。ファイズを援護にきたロボットに変形するオートバジン(ファイズのバイク)が不可抗力でファイズに向けて弾丸を誤射してしまった時、「あぶねーだろう!」と味方を蹴っ飛ばす行着の悪い仮面ライダーとして記憶に残っています。登場する人物やパワーアップアイテムなど設定がすごくしっかりした作品という印象がすごくあります。好きな作品の一つです。
ざっくりあらすじ
九州で一人旅をしていた青年「乾巧」はある日、そこで出会った少女「園田真理」とともに、謎の怪人オルフェノクに襲われます。真理は持っていたベルトを装着して超戦士ファイズに変身しようとするが失敗してしまいます。真理が自分にではなく無理やりその場に居合わせた巧にベルトを着けるとファイズに変身させることに成功。それによりなんとか窮地を脱ししました。どうやらオルフェノクたちは、そのベルトを狙って真理を襲ったらしい。その後2人はクリーニング屋の菊池啓太郎と出逢い、事情を知った彼の勧めにより東京にある彼の家で3人の共同生活を始めることになりました。
一方、東京で暮らしていた青年「木場勇治」は、居眠り運転のトラックによる交通事故によって両親を失い、彼もも2年間の昏睡状態を経て死亡したかに思われました。しかし、勇治は病院で謎の蘇生を遂げます。混乱したまま帰宅する勇治でしたが、自分の家は既に他人のものとなっていました。なんと叔父の一家が自分が眠っている2年の間に財産を根こそぎ利用していた事実を知り、そして恋人が自分を裏切り従兄弟と交際していることを知ってしまいます。そのことに激怒した勇治は異形の怪物に変身し、従兄弟と恋人を手にかけてしまいます。
自分の体の変化と犯してしまった罪に絶望していた勇治の前に「スマートレディ」という女性が現れます。スマートレディ曰く、勇治は一度の死亡により、「オルフェノク」として覚醒したと伝えます。そしてスマートレディが属するオルフェノクの組織スマートブレイン社に囲い込まれた勇治は、同じようにオルフェノクとして覚醒した長田結花と海堂直也の2人と行動を共にするうちに、人類を敵視するスマートブレイン社の姿勢に反発し、人類とオルフェノクの融和を考えるようになっていきます。
巧と勇治。2人の男の物語を中心に、ベルトを、ひいては人類の未来を巡って、オルフェノクと人類の戦いが幕を開けた。
昨年の『龍騎』は『ギーツ』の映画でゲストとして登場しましたが『555』は続編として制作されるんですねえ。となると、その次の年は『ブレイド』の何かしらの作品が予定されていたりするんでしょうか。
今回は以上です。
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