ここまで小説とゲーム第1作目までのストーリーをご紹介してきました。
そして今回は、ゲームの第2作目『ウィッチャー2 王の暗殺』のストーリーについてです。『ウィッチャー2 王の暗殺』は、パソコンだけではなく、XBOX360でも発売されました。なので1作目の『ウィッチャー』よりはプレイしやすいと思います。・・・でも、さすがに今じゃ厳しいか。
それでは『ウィッチャー2 王の暗殺』のストーリーを紹介します。
目次
結局暗殺されてしまう王
サラマンドラと事件が終わり、テメリア国の国王フォルテスト王の命も暗殺者から救ったゲラルトはその後も記憶は戻っていませんでした。ゲラルトは次の刺客を恐れたフォルテスト王の依頼により身辺警護をしていました。その頃、他の北方の諸国の王が次々と暗殺者の凶刃によって殺されていく事件が多発していました。そしてとうとうフォルテスト王はゲラルトの目の前で暗殺されてしまいます。暗殺者はその場からすぐに逃亡し、現場にいたゲラルトは王殺しの濡れ衣を着させられます。ゲラルトは投獄され日々拷問をされ過ごしていました。
ロッシュ登場!
そこにテメリア王直属の刺青隊隊長、ヴァーノン・ロッシュが現れます。ロッシュは王の暗殺犯はゲラルトではないと判断し、ゲラルトを脱獄させます。ゲラルトはポンター河の上流まで脱出します。
ヴァーノン・ロッシュは『ウィッチャー3 ワイルドハント』にも登場する、ゲラルトの味方をしてくれる熱い男です。
ゲラルトは自分に着せられた汚名を拭う為、王殺しの真犯人の追跡を開始します。
蘇り始める記憶
ちなみに投獄されている時に受けた厳しい拷問の最中、ゲラルトはリヴィアで起きた暴動でイェネファーという女性とともに命を落とす直前に灰色の髪の少女に救われる記憶が蘇ります。
・・・そうだ、ゲラルト、早く思い出して!『ウィッチャー2 王の暗殺』では、物語が進むにつれ、ゲラルトはだんだんと失っていた記憶を思い出していきます。今回は内容をまとめたいので、最後のすの記憶をまとめます。
蛇流派ウィッチャー レソ
フロットサムの街でゲラルトは親友のダンディリオンやドワーフのゾルダンたちと再会します。ゲラルトはフロットサムの防衛司令官ロレドの反感を買い、ロレドと衝突してしまいます。さらに刺青隊とスコイア=テルとの争いにも巻き込まれてしまいます。そしてダンディリオンやゾルダンそしてトリスの協力を得ながら調査を進めていき、犯人は蛇流派のウィッチャー レソという事が判明します。レソは巧みにゲラルトの追跡をかわし、ポンター谷に逃げ込みます。ポンター谷ではケイドウェン国王ヘンセルトと反乱軍との戦争が行われていました。そこで、ヘンセルト王の元にレソが姿を現します。ゲラルトはこの暗殺を阻止する事に成功します。そこでゲラルトは女魔術師会がレソを手助けしている事もわかりました。首魁はレダニア国の魔術師フィリパ・エイルハートでした。
『ウィッチャー2 王の暗殺』での選択肢によってはレソは、ゲラルトに殺されるパターンと殺されないパターンがあるのですが、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の序盤に、『ウィッチャー2 』でどんな結果になったのかを自分で選ぶことができます。その選択肢によっては、『ウィッチャー3 』にも登場し、レソが絡むクエストなども追加されます。
フィリパも『ウィッチャー3 ワイルドハント』で重要な場面で登場します。
ロック・ムイン遺跡
その後、ゲラルトはロック・ムイン遺跡にレソがいる事を掴みます。ロック・ムイン遺跡では北方の諸国の諸王とニルフガード帝国、そして魔術師たちによる会合が執り行われようとしていました。レソと戦闘を始めるゲラルト。死闘の末レソを制する事に成功します。そして始まった世界最高会議でゲラルトは、全ての真実を知ります。蛇流派ウィッチャーと女魔術師会を利用し、北方の諸王を次々に暗殺していた黒幕は、二ルフガード皇帝エムヒルでした。またかよ・・・・。エムヒルは、壊滅状態にある拠点の再建と援助を約束に蛇流派のウィッチャーのレソを雇います。そして北方攻略にあたり後々邪魔になるであろう女魔術師たちの私欲をうまく利用した挙句、王殺しの実行犯は女魔術師であると告発します。北方での魔術師たちの信用を失墜させる事に成功し、王が次々殺された事により、各国が混乱を極める隙に乗じ、北方諸国を征服しようとしていました。
その会議の場で、エムヒルは北方諸国に対し宣戦布告を行いました。
ついにゲラルトの記憶が戻る!
そしてレソとの激闘を制したゲラルトは、全ての記憶を取り戻します。
灰色の髪の少女シリの力でリヴィアの虐殺から謎の島に飛ばされたゲラルトとイェネファー。ゲラルトが意識を取り戻した時、シリの姿はどこにもありませんでした。傷を癒していたゲラルトとイェネファーの元に突如現れたのは、シリを追うワイルドハント達でした。〈古き血脈〉の力を利用するため執拗にシリを追いかけ続けていたワイルドハントは、シリを誘い出す為にイェネファーを誘拐します。ゲラルトはイェネファーは救うためワイルドハントを追う旅へ飛び出します。旅の道中、命を救った蛇流派のウィッチャー レソと一緒にワイルドハントを追いかけていたゲラルトは、遂にワイルドハントの王エレディンと対峙します。しかし圧倒的な力を持つワイルドハントに勝ち目は無いと悟ったゲラルトは、イェネファーと引き換えに自らが人質になる事を提案します。父親代わりの男が人質であればシリが現れる可能性が高いと判断したエレディンはこれを受けます。イェネファーをレソに託し、ゲラルトはワイルドハントの一員となります。その間、ゲラルトは記憶を失います。そしてまたもシリがゲラルトを救出します。ワイルドハントの追跡から逃げながら、ゲラルトはケィア・モルヘンに到着しますが、記憶の一部は失ってしまいました。ここからウィッチャーのゲーム1作目に続くわけです。
そして『ウィッチャー3 ワイルドハント』へ
全ての記憶を取り戻したゲラルト。そしてイェネファーは二ルフガードにいるという確かな情報を掴みます。ゲラルトはイェネファーに会うため二ルフガードに向かう道中、師であるヴェセミルと再会します。そしてゲラルトの元に一通の手紙が届きます。それはイェネファーからの手紙でした。
という所で『ウィッチャー2 王の暗殺』の物語は終わります。完全に『ウィッチャー3』の冒頭に続くラストとなるわけです。
これでようやく『ウィッチャー3 ワイルドハント』の紹介ができます。
しかし、小説を呼んでゲームの1作目をプレイした人なら問題ありませんが、ゲームのみ1作目からプレイしていた人たちには、シリとかイェネファーって誰やねん!って事になったと思います。そしてトリスは・・・いろいろアレですね。
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