9月に発表されて以来、続報のなかった新作のガンダムシリーズ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が10月からMBS/TBS系にて全国28局ネットで日曜午後5時に放映がスタートするというニュースが舞い込んできました。
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「日5」復活
現在アニメといえば、一部を除き基本的に新作は深夜がメインとなってしまっています。今では大人が見るコンテンツにはなっているものの、やはり子供たちも普通に見れる時間帯でアニメはやってほしい所。そこで今回話題となったのが、『ガンダム』シリーズの新作の放映時期の判明とともに、以前夕方にアニメが放送されていたMBS/TBS系の日曜午後5時のアニメ枠の復活。この時間帯は2008年に『コードギアス 反逆のルルーシュ』の第2期となる『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の放映スタートと同時に始まったアニメ枠で、そこから8年間何かしらのアニメ作品を放映してきました。しかし、2016年の10月に放送した『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の第2期の放送を最後に、この時間帯ではアニメは放送されなくなってしまいました。今回のこの時間帯の復活は、ここにきてさらに勢いを見せているアニメというコンテンツを、もう一度見やすい時間帯で放映することで、視聴率の獲得を狙っているのでしょうか。
確かに今勢いのある『鬼滅の刃』も早めではあるものの、深夜の時間帯。子供達も安心して視聴できる時間帯にアニメが戻ってくるのはうれしいですね。なお、2008年から2017年まで「日5」で放送されていた作品は以下に一覧として掲載しておきます。ガンダムの新作はみんなこの時間なんですね。
歴代「日5」作品一覧
2008年4月- コードギアス 反逆のルルーシュR2
2008年10月- 機動戦士ガンダム00(2nd Season)
2009年4月- 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
2010年7月 – 戦国BASARA弐
2010年10月 – STAR DRIVER 輝きのタクト
2011年4月 – 青の祓魔師
2011年10月 – 機動戦士ガンダムAGE
2012年10月 – マギ The labyrinth of magic
2013年4月 – 宇宙戦艦ヤマト2199
2013年10月 – マギ The kingdom of magic
2014年4月 – ハイキュー!!
2014年10月 – 七つの大罪
2015年4月 – アルスラーン戦記
2015年10月- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第1期)
2016年4月 – 僕のヒーローアカデミア
2016年7月 – アルスラーン戦記 風塵乱舞
2016年8月 – 七つの大罪 聖戦の予兆
2016年10月 – 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期)
そして新作『水星の魔女』
放映時期と時間帯は発表されているのに、未だそのビジュアルが一切公表されていない『水星の魔女』。ファンの中にはこのタイトルから『機動戦士Zガンダム』の後期オープニング曲だった森口博子さんが歌う『水の星へ愛をこめて』を想像し、初代ガンダムの歴史軸である宇宙世紀ものではないか?という予想が結構飛び交っていますが、タイトルの英題では『Mobile Suit Gundam THE WITCH FROM MERCURY』とありますので、「水の星」ではなくタイトルの通り「MERCURY」つまり「水星」のことをいってます。『水の星へ愛をこめて』の「水の星」は地球のことを言っているんで(多分)、全く関係ないと思います。
私個人の予想としては、宇宙世紀の作品はまだ1作目しか公開されていない『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や、『水星の魔女』と同時に発表された劇場版アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』があるので、10代の新しいファンを増やすということも謳っているので、まったく別の新作、いわゆるアナザー系のガンダムになると思います。個人的には過去の作品の雰囲気をぶっ壊すくらいのファンタジー物にしちゃった方が、若者には受けるんじゃないかと思っています。正直、『聖戦士ダンバイン』を今リメイクすると人気でそうな気がするんですが、そう思うのは私だけなんですかね。
ちなみに『鉄血のオルフェンズ』も放送
他のガンダムのプロジェクトと別展開しているので、すっかり忘れそうになっていましたが、今回復活する「日5」で放送していた『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』もこの春に特別編として全9回で放映される予定です。現在配信予定のスマホアプリの『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』に合わせ、放映されるとのこと。おそらくはテレビシリーズの第1期と第2期の再編集版だと思われますが、これはこれで非常に楽しみです。『鉄血のオルフェンズ』はネットで度々ネタにされたり、評判良くなかったりしますが、私は個人的に大好きな作品。ガンダムシリーズでも特に悲惨なラストだったりしましたが、ナノラミネートアーマーという装甲には、銃火器での攻撃はあまり意味がないということで、質量のある鈍器がダメージを与えられるという設定がすごく好きです。これまでのガンダムシリーズのようにライフルとシールドが標準装備ではなく、近接戦闘メインというスタイルが『機動武闘伝Gガンダム』以来で非常に好きでした。また「任侠ガンダム」なんて言われるほど、極道チックな設定も今までになく新鮮でした。新作の『水星の魔女』の前にアナザー系としては今の所最新作の『鉄血のオルフェンズ』の特別編も楽しみに待ちましょう。
そういえば、深夜に本放送していたガンダムって今までになかったような気がします。秋までまだ長いですが、今後ビジュアルなども公開されると思いますので、楽しみにしています。
今回は以上です。
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