無印クリアした人にもプレイしてほしい!ドラクエ11Sのレビュー!

サブカル

先日、今更ながらスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』をクリアしたので、そのレビューを紹介します。



目次

ドラゴンクエストXI S

元は2017年7月にPS4と3DSにて発売されたシリーズの正当なナンバリング作品である『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』。物語やシステム、キャラの魅力やドラクエらしさなど当時ですでに名作扱いだった作品が2019年9月にNintendo Switchにて発売されたのがこの『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』。いわゆる完全版的な作品です。この語尾に追加されたタイトルの『S』とはシリーズの生みの親である堀井雄二さんいわく「SはスペシャルのS、SwitchのS、しゃべるのS…」とのこと。私は発売当初、新たにSwitch版を発売するにあたって、ボイスが追加された程度にしか認識していなかったのですが、PS4版、3DS版各バージョン限定だった要素の併合され、細かな修正が多数行われ遊びやすさも向上していました。さらに予想外のシナリオも追加されていて、事前情報なしでプレイしたら結構驚くことがたくさんありました。
私は元の作品が発売された当初に3DSをプレイしていて、完全版には興味なかったのですが、先日紹介した『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』をプレイしたあと、どうしてもまた『ドラクエ11』をプレイしてみたくなり、今回この『ドラゴンクエストXI S』をプレイすることになったわけです。当時は息子とソフトを共有していたので、あまりやり込めなかったのですが、今回は完全にやりこむつもりでプレイ。そしてようやくクリアしたので、今回はその感想を述べたいと思います。



やはり声があると違う

元となる作品の時代にもゲームにボイスがつくのはもはや当たり前だったんですが、ドラクエらしさを優先してか、ボイス無しで当時発売されていました。ドラクエに関しては、あとでボイスを追加してリメイクされるような事が結構あったので、最初からついていてもいいんじゃないかと思ってたんですが、なんかこだわりがかんるんでしょうかね。ま、それはいいとして、この『S』では声優さんたちにより、キャラクターたちの声が追加されています。この声はイベントシーンのセリフだけではなく、戦闘シーンでも細かいセリフが追加されているので、やっぱりあるとないとじゃある方が全然いいんですよね。イベントシーンに関しても、文字にされていない部分もセリフになっていたり、戦闘中の技や魔法の掛け声も数パターンあったりして、一度クリアしているにもかかわらず、これだけで全然飽きないようになっていました。各キャラクターの声も想像して通りの声質ばかりで、まさに決定版となっています。個人的には唯一、グレイグだけがジャック・バウアーだったのでちょっと違ったかなぁと思いましたが、それもすぐに慣れました。この追加されたボイスのおかげで、一度見たストーリーも新鮮に見ることができました。

 

追加シナリオ

この手の完全版によくある追加シナリオですが、これも予想外の所で挿入されました。ネタバレになっちゃうんで、あまり細かいことは伝えられないんですが、物語の中盤でシナリオ上とある大事件があり、一度パーティーメンバーがバラバラになっちゃうんですが、そこで主人公以外のパーティーメンバーがどのように過ごしていたかというシナリオが追加されていて、その後のストーリー展開に深みを出しています。特にゴリアテ・・・じゃなかったシルビアがなんであんな軍団を結成していたのかをしっかり説明していて、前述のボイスも手伝って非常に良い形で追加シナリオが挟まっています。

 

その他の細かい追加要素

他にも元の作品で不便だった多くの点に細かな調整が加えられるのも素晴らしかったです。特に個人的にうれしかったのが「ふしぎな鍛冶」。前の時はレシピを見つけても材料を集めるのが面倒で、特に強い武器や防具以外は全然作ろうと思っていなかったのですが、『S』ではレア素材以外の店売りされている素材であれば、錬金する時に、その場でも購入可能になったのが非常にありがたかったです。これのおかげでレシピの錬金に関しては今作でようやくコンプリートすることができました。ちょっと便利すぎるのもアレですが、レシピの数を考えるとなかなかたいへんな部分だったので、この機能は本当に素晴らしいと感じてしまいました。もちろん、レア素材はちゃんと集めないといえkないんですけどね。それとこれは『S』発売後、話題になったのですが、某ボスを倒した際に主人公の願い事を1つ叶えてくれる所で、選択肢の1つだった「幼馴染みと結婚する」が「幸せになりたい!」に変化して、「幼馴染み+全パーティメンバー(男性含む)から1人選んでパートナーにする」という内容に変わっています。個人的にはエマでいいんですが、まあ、プレイヤーの数だけ好き嫌いありますからね。こうゆう選択肢が増えるのは非常いい所なんじゃないでしょうか。

と、いうわけで『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』の感想でした。まだプレイしていない人はもちろん、PS4か3DSで一度クリアした人もこの作品が好きだったらかなり楽しめるアレンジになっていると思いますよ。

今回は以上です。

 

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