第1クール最終回直前となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の2022年の締めくりとなる動画が公開されました。
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株式会社ガンダムの特別納会
2022年は何かと話題になり続けていた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。第1クールを1話だけ残し、2022年を終え、つい先日最終回直前のPVまで公開されていましたが、なんと2022年の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を振り返る「株式会社ガンダム 特別納会」がYouTubeのアーカイブで配信されました。似たような動画もこれまでに何度か配信されていましたが、今回は「株式会社ガンダム」の納会という形で、ミオリネ・レンブラン役のLynnさんが進行しながら、スレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那さんとチュアチュリー・パンランチ役の富田美憂さんが参加している形になっています。番組の提供も「株式会社ガンダム」と「シン・セー開発公社」になっているなど面白い演出になっています。内容もこれまでとは少し違い、放送前からの『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に関する歴史を追いながら、3人それぞれの当時の感想を述べていて、非常に面白い内容になっていました。市ノ瀬さんとLynnさんはこれまで何度かこういった配信をしていましたが、今回はチュチュ役の富田美憂さんの感想なんかも聞けて面白かったですね。3人の声優さんの前には、ガンプラが置いてありましたが、市ノ瀬の前に追いてあった「ガンダムエアリアル」がサイズ的に1/144ではなく、1/100のFULL MECHANICS[フルメカニクス]のエアリアルっぽくてなんか気になりました。・・・どうでもいいことですが。最終話まで1週空いてしまうので残念だったのですが、年末の最後の最後に、これまでを振り返ることができる非常に良い配信だと思いました。そして今度こそ本当に最終回を待つのみですね。
ハロの声
実はこの配信まで発表されていなかったガンダムシリーズのマスコットである「ハロ」の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』における担当声優さんも動画中に明かされていました。そういえば、不明なままでしたね。第1話でスレッタがニカのバイクに乗っている時などにいたオレンジのハロはシャディク・ゼネリ役の古川慎さんが担当。決闘委員会のロウジがいつも抱えているグリーンのハロは、今回の納会にも参加していたチュチュ役の富田美憂さんが担当していたそうです。ハロの声優さんはファーストガンダムである『機動戦士ガンダム』の時もセイラさん役の井上瑤さんが兼任していたので、『水星の魔女』でも他のキャラクターの声優さんたちが兼任していると、なんとなく伝統を感じますね。見直して気づいたのですが、『水星の魔女』のハロはAIらしくこれまでのハロのような喋り方じゃなかったんですね。
『水星の魔女』を振り返って
動画でもやっていましたが、改めて最終回前に『水星の魔女』を振り返ってみると、現在まだ11話までなのですが、正直かなり密度の濃い作品だと感じています。放送が開始されたばかりのこ頃は、一部旧作からのファンには批判的な意見もありました。でも結果的に多くのファンを集めることができて大成功だったとお思います。あとは1クールの終わりが変な感じにならないことを祈るばかりですね。
『水星の魔女』のようないわゆるアナザーガンダムシリーズが最初に登場したのは、1994年に放送された『機動武闘伝Gガンダム』が最初。『機動武闘伝Gガンダム』が始まる前の週まで古くから続いていた宇宙世紀シリーズの『機動戦士Vガンダム』が放映されていたのと、初めて宇宙世紀以外のガンダム作品が登場したということで、『機動武闘伝Gガンダム』に対する当時のファンの動揺はそれはすごいものでした。しかも『機動武闘伝Gガンダム』は『水星の魔女』なんか比にならないくらい完全に振り切っていて、ガンダム同士による格闘バトル、技名を叫びながら繰り出される必殺技、モビルスーツではなくモビルファイターだったりと、登場するのがガンダムなだけで、まったく別のロボットアニメとなりました。しかし、それでも作品自体は非常に面白く、ストーリーもわかりやすかったこともあり、当時ガンプラ離れしていた小学生を呼び戻すことに成功しました。さらに海外でも非常に多くのファンを獲得しています。最近、発売された「RG ゴッドガンダム」の売れ行きを見れば、今でも人気のある作品だとわかります。また御大富野監督作品の『∀ガンダム』の時はそのデザインが発表された時に私なんか酸欠になりかけました。そして時が経つとそんな『∀ガンダム』も現在ではファンに非常に愛されています。私も大好きになっています。
新作が登場するたびに「こんなのガンダムじゃない」論争が起こりますが、こうしてみるともはや「ガンダムらしい」という言葉には意味がないのかもしれませんね。『機動武闘伝Gガンダム』に比べると『水星の魔女』の方がよっぽどガンダムらしいですし。そして今回のように新しいファンを獲得するには、これまでのガンダムの常識にとらわれていては難しかったのも事実です。
現在ではあの『仮面ライダー』ももはや定義なんかなくなっていて、竹内涼真さんが主役を演じ、2014年に放送した『仮面ライダードライブ』なんか、バイクではなく車に乗って「仮面ドライバー」じゃないかと突っ込みがありました。ようするにせっかく新しいシリーズが始まったので、まずは最後まで見てみようってことですね。
改めて思うんですが、放映中にここまで盛り上がったガンダム作品はおそらく初めてじゃないでしょうか。このまま1クールの最終回を見届け、2クールをゆっくり待ちたいですね。
今回は以上です。
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