いよいよ年の瀬を迎え、明日には2022年を迎える日となりました。今日は大晦日です。そんな大晦日といえば、日本人なら誰でもしっているテレビ番組『NHK紅白歌合戦』。今年で第72回を迎える長寿番組です。そんな『NHK紅白歌合戦』が今年で終了するという噂がでています。
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発端は「週刊文春」
毎年、出演者や司会、歌われる曲などで大なり小なりかならず話題となっている『NHK紅白歌合戦』。毎年この時期の風物詩となっているわけですが、そんな『NHK紅白歌合戦』が終わるのではないかという話が話題となっています。
ことの発端は今年も1年、スクープで元気だった「週刊文春」の記事。記事によると2020年に就任したNHKの前田会長は、『NHK紅白歌合戦』について、「紅組と白組を分けたり、優勝旗を渡すシステムをやめるべきでは」と発言し、ある幹部には「紅白を終わらせる」と伝えたというもの。前田会長は就任当初より「NHK改革」を打ち出していて、これまでもNHKに変革をもたらすであろう発言をしています。そんな前田会長は記者から来年の紅白開催について聞かれると、「今年は止めるとか言ってないけど、来年のことはわかんないよって言ったんだよ。どんな長寿番組だって見直さなきゃおかしいじゃない」と回答したといいます。NHKは他にも長寿番組である「ガッテン!」、「バラエティー生活笑百科」、「ニュース シブ5時」も来年3月末で終了すると報じられています。このことについても前田会長は「最終的にはまだ決まっていない。2月にきちっと発表したい」と発言し、「長寿番組も、始まったばかりの番組も含めて聖域なく見直す」と断言したとのこと。これらの発言が実際にあったのであれば、どうも噂程度で済みそうもない話ですね。
ブランドが落ちてきてるのは事実
例年、話題にはなりますが、確かに昔に比べると、そのブランド力は落ちてきているのは事実。視聴率も下がってきていますし、特別感も薄れているように感じます。それと会長も発言した通り、男女に分かれて競い合うというスタイルが、時代に合わなくなってきてもいます。正直、個人的にもほとんどの歌手がフルコーラスで歌わないので、1年に1回「歌」をメインとしている番組としても魅力的ではありません。そもそも何が勝ちで負けなのか、毎年よくわからないのですし。
しかし、それでも歌手の中には目標してきた人たちも少なくないと思いますし、何より伝統として長い間続けてきた番組が途切れさせてしまうのは、かなり勇気のいる決断になると思います。さすがに今日の放送で何かアナウンスがあるとは思えませんが、もし「最後」になるということを考えると、視聴したくなる人も多くなるかもしれませんね。
形を変えて続行の可能性
ネットなどの反応をみると、『NHK紅白歌合戦』としては終了するものの、形を変えて継続するのでは?という意見を多く見かけます。ようするに紅組と白組にわかれるんじゃなくて、なんらかの形で年末に歌の祭典は続けていくのではないか?ということ。それなら『NHK紅白歌合戦』が終わるというマイナスイメージは補えそうです。しかし、そうなると伝統として『NHK紅白歌合戦』のブランド力、特別感はなくなってしまい、出場歌手にとっても、選出されたとしても魅力は感じなくなってしまうのではないでしょうか。『NHK紅白歌合戦』の後番組という見方は絶対されてしまうので、もし形を変えて継続する場合はかなりの工夫が必要になると思います。
毎年、放送後はネガティブな意見もポジティブな意見も飛び交うくらい注目されてきた『NHK紅白歌合戦』。一部では『NHK紅白歌合戦』終了について2月に発表があるのでは?という噂もあります。ことの真相はもう少し先になるようです。今日の放送のトップバッターはLiSAで、大トリはMISIAとのこと。
今回は以上です。
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