2021年12月27日に放送されたテレビ朝日系の『国民5万人がガチ投票!テレビゲーム総選挙』が想像以上にネットなどあちこちで話題になっているようです。
目次
改めて結果について
前回紹介した記事でも感想は書きましたが、私個人としては、納得と驚きが半分ずつといった印象でした。「納得」については、もちろん1位の『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』が非常に面白かった作品であったのと、今回の発表見て、また欲しくなっちゃったので、十分1位になる理由があると思いました。「驚き」については、もっと古い作品が上位になると思っていたため。初代ファミリーコンピューターで発売された最初の『スーパーマリオブラザーズ』は、テレビゲームを一気に家庭に広めた作品だったので、そのインパクトから個人的に1位になるものだと思っていました。それと『龍が如く』シリーズなどを人気作品を発売しているセガのタイトルが全然ランクインされていなかったのも意外でした。他にも人気シリーズであってもナンバリング作品は票がバラけてしまったようで、『クロノトリガー』のように古いタイトルでも、続編などがないタイトル(一応、クロノクロスがありますが、タイトルは違うので)は上位に入りやすかった印象があります。シリーズ作品はまとめての票でもよかった気はしますが、今回『ドラゴンクエスト』は『3』より『5』のほうが人気だったのを見ると、勝手に思っていた固定概念が変えられたので、これはこれで面白い結果だったとも思いました。個人的には大好きなシリーズ『真・女神転生』が1つもランクインされてなかったのにガッカリ。そうゆうのも含めて非常に面白い番組だったと思います。現在もネットのあちこちで取り上げられているのを見ると、番組としては大成功だったのではないでしょうか。
納得しない人たち
『テレビゲーム総選挙』では名作が並ぶ思ったてよりも納得のランキング結果だったと個人的には思います。しかし、この結果を見て、納得のできない人たちも結構いるようです。「なんであの作品がはいってないんだ」「このランキングはおかしい」など、いろんな声をあちこちで見ることができます。一応、選挙なので世間一般の好みが自分の好みと違うというのは割りとある話。でも声を上げている人たちは納得いっていない様子。そんな中、ゲームに情熱を注ぐハードコアゲーマーをターゲットにしたWebメディア『Game*Spark』では、この『テレビゲーム総選挙』結果を受け、「ハードコアゲーマー総選挙」の開催を発表しました。投票方法は、専用フォームから好きなゲーム1つを記入するだけ。投票期間は2021年12月31日(金)午前12時まで、結果発表は1月8日(土)頃を予定しているそうです。これはこれで『テレビゲーム総選挙』と結果がどう変わるかが注目ですね。
ガチだからこその結果
今回の選挙を見て思ったのが、ガチだからこその予想できない結果がでたのが、世間が話題にしている理由だと思います。おそらくゲームファンのみんなが好きであると思いこんでいた、『スパーマリオ』シリーズが思ったほどランクインしていなかったことが印象として強く残っています。『スーパーマリオギャラクシー』、『スーパーマリオRPG』、『マリオカート』など派生作品はそれなりにランクインしていたのですが、本家の『スーパーマリオブラザーズ』は、10位の『スーパーマリオブラザーズ3』のみ。テレビゲーム界では有名で印象に残っているシリーズではあるものの、「一番好きな作品はなに?」となった時、熱狂的に支持されるタイトルではないということがわかりました。10位の『スーパーマリオブラザーズ3』のナンバリングも見事予想したよゐこの有野さんは、ゲーム番組をやっているだけあり、さすがだと思いました。あと個人的に気になったのが、『キングダムハーツ』が1作目が49位なのに対して、2作目の『キングダムハーツ2』が16位と続編がかなり上位にランクインしたのも面白い結果だと思います。
さらに海外でも話題に
Here are Japan's top 100 games of all time: https://t.co/VZmlAGPN8W pic.twitter.com/MS6OfBe3jK
— Kotaku (@Kotaku) December 28, 2021
『テレビゲーム総選挙』で発表されたランキング結果が、それぞれの海外メディアでも報道されたようです。国や文化が違うと、その好みも全然違うので、海外のユーザーもそれなりに分かった上で、SNSを通じていろんな反応がでいているようです。一部抜粋して紹介しますと、
「ブレスオブザワイルドは当然の結果。よくわかっている。」
「そのリストは首をかしげるほどの内容だった、入れるべきのタイトルがない。」
「私が想像しているTOP100とは違った。これは受け入れることが出来ない。」
「我々の文化と日本文化に違いがあるのは理解している。ブレスオブザワイルドがランキング1位には納得した。しかし、ドラクエやクロノ・トリガーが上位にランクインしているのが不思議だ。」
「もし、ゼルダという作品がなかったらFF7がランキング一位になっていたのではないか。」
海外では『ドラゴンクエスト』シリーズがあまり人気ないのに対して、『ファイナルファンタジー』シリーズの人気が高いのは有名な話。同じRPGなのにどうしてそこまで人気の差ができたのかはわかりませんが、今回『ファイナルファンタジー7』のリメイクが発表なった時に海外のユーザーたちの異常な反応は記憶に新しいです。こうして日本のテレビ番組が海外でも話題になるとは、ゲームという文化の認識を改めた方が良さそうですね。
おそらく放送したテレビ朝日も、ここまで話題になるとは思っていなかったのではないでしょうか。非常に面白く、興味深いランキングだったとで、時間をおいてまた実施して欲しいと思いました。
今回は以上です。
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