ネット考察で話題!『水星の魔女』のエリクトと主人公スレッタは別人

サブカル

毎回放送されるたびに、話題沸騰中の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。今回はネットで話題の主人公のスレッタ・マーキュリーとプロローグに登場したエリクト・サマヤが別人ではないかという考察に注目してみました。



目次

エリクトとスレッタ

まだ3話しか放映されていないのに、各話放送されるたびに、ネットや動画では感想や考察が飛び回り、大盛り上がりの『機動戦士ガンダム 水星の魔女』私もファーストガンダムからガンダムシリーズは大好きでしたが、ここまで最初から盛り上がった作品はなかったんじゃないでしょうか。ま〜初めてのガンダムの続編となる『機動戦士Zガンダム』が放送された頃はネットなんかなかったので、学校に行ってから友達と盛り上がったりしていましたが、それにしても今作はすごい人気です。ここ最近のガンダム作品で、番組スタートと同時に主役機が売り切れる現象というのはなかったと思います。もちろん、転売ヤーの影響もあると思いますが、新作のアニメに合わせて、バンダイも数を揃えなかったわけではないと思いますので、関係なく人気があるんだと思います。
さて、そんな『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ですが、放送前に本編の前日譚となる『PROLOGUE』を公開し、その後でテレビで放映が始まったわけですが、この『PROLOGUE』での物語がたびたび話題となっています。
今回はネットなどで飛び交っているこの『PROLOGUE』に登場した「エリクト・サマヤ」と本編の主人公「スレッタ・マーキュリー」との関係や考察について紹介します。


まず『PROLOGUE』


テレビ本編の前日譚となる『PROLOGUE』ですが、ここでは「ガンダム」の開発を主軸に描かれ、それを消し去ろうとした若きダブスタクソ親父こと「デリング・レンブラン」によって襲撃を受けるのが主な物語です。
登場人物はいろいろいるんですが、今回フォーカスしたいのが、開発中の「ガンダム・ルブリス」のパイロット「エルノラ・サマヤ」とその娘「エリクト・サマヤ」。物語は4歳のエリクト(通称エリー)が「ガンダム・ルブリス」とシンクロして壊滅した「フォールクヴァング」からエルノラとエリクトが脱出することで物語が終わります。

 

テレビ本編


一方、同じような見た目だけど名前の違うキャラクターが本編にも登場しています。それが主人公「スレッタ・マーキュリー」とその母である「プロスペラ・マーキュリー」。『PROLOGUE』の物語の展開を見ると、この二人、その見た目と声優さんを見れば偽名をつかったエルノラ(プロスペラ)とエリクト(スレッタ)と普通なら思います。ただそうだとするといろいろ腑に落ちない部分もたくさんあったりします。スレッタはエリクトとは別人ではないか?お母さんはやっぱり本人ではないか?などとネット上で考察されている所はまさにこの部分が一番多く、様々な意見が飛び交っています。なぜそのような考察祭りになってしまったのかをまずは紹介します。

『PROLOGUE』に年号がない

「ガンダム」作品といえば年号が基本。宇宙世紀なら「U.C.」、コズミック・イラなら「C.E.」、そして『水星の魔女』ならアド・ステラ「A.S.」です。テレビアニメ第1話ではしっかりA.S.122、つまりアド・ステラ122年と表記されています。しかし、ガンダムシリーズで重要なこの年号が、『PROLOGUE』には登場しません。普通にみればエリクトが4歳で、スレッタが16歳ということを考えると12年前の物語となるのですが、あえて年号を表記しないのにはなにかしら意味があるのでは?という憶測が立っているわけです。

 

偽名

そして、エルノラがプロスペラ、エリクトがスレッタという名前に変わっているのにも、不自然さがあります。もちろん、ガンダムという存在をデリングに消されそうになった過去があるので、偽名を使っているというのが一般的な見方です。しかし、公式の小説『ゆりかごの星』では6歳のスレッタが登場するシーンがあるのですが、4歳〜6歳の子供がすんなり偽名を受け入れるのも少し変だし、第3話ではスレッタとプロスペラが会話しているシーンがあったのですが、2人だけにもかかわらず、偽名の方で呼び合っています(っていうかプロスペラお母さんでしたが)。ここら辺も怪しいと感じてしまうポイントですね。

 

そして浮上したエリクト死亡説

では、エリクトとスレッタの関係は?と聞かれると、そればかりは本編が終わるまでわかりません。“なんだよ!そんなオチかよ”と思った方、ツッコミありがとうございます。本編が終わるまでわかりませんが、現在一番有力ではないかという説をここでは紹介させていただきます。それが「エリクト死亡説」、つまりエリクトとスレッタは別人という説です。
なぜ有力なのかというとオープニングなどにもありましたが、第3話ではっきりと映し出された「ガンダム・エアリアル」のOSの表記についてです。『PROLOGUE』の中で「ガンダム・ルブリス」のOSは「SYS Ver 2.0」と表記されていました。しかし、第3話で映し出された「ガンダム・エアリアル」のOSは「SYS Ver E.S」と表記されていました。この「E.S」は「エリクト・サマヤ」のイニシャルになっています。


『PROLOGUE』のガンダムルブリスのOS表記

 


第3話 ガンダム・エアリアルのOS表記

エリクトは『PROLOGUE』の中で唯一GUNDフォーマットの負荷を無効化できる人物でした。本編を見る限り、スレッタにはGUNDフォーマットの負荷による影響がないようです。さらにエリクトの顔に表れた紋章のようなものも現れません。なのでエアリアルに組み込まれているOS「SYS Ver E.S」はエリクトの思考回路や負荷をなくす特性がOSとなってエアリアルに組み込まれているという可能性があるということです。なので、エリクトはすでに亡くなっていると見られているようです。
他にも、スレッタの言う「エアリアルは家族」という言葉や、プロスペラが第3話でスレッタと話していた時のセリフ「もちろん、昔の事件もガンダムのことも知ってる。でも、スレッタとエアリアルは違うわ、私の可愛い娘だもの。」という意味には「エアリアル」も娘という意味が含まれるのようにも思えます。


そして極め付けがYOASOBIが歌うオープニングデーマ『祝福』のMV内で、エアリアルの肩にいたエリクトが消えていくという描写があること。これらの理由で一番有力なのが「エリクト死亡説」となるわけですね。
じゃあ、スレッタは何者?というのはスレッタ自体は本当にプロスペラ(エルノラ)の娘、つまりエリクトの妹なんじゃないか?もしくはエリクトのクローンではないか?というのが濃厚ですね。

いやあ、ここまで今後の展開の考察が気になるガンダムシリーズなんてあってでしょうか。クワトロ大尉なんか隠す気もなかったですからね。今後の放送も楽しみです。

今回は以上です。

 

コメント

  1. 40代おっさん2号 より:

    エリクトの脳がエアリアルに乗っけてあるんじゃないですかね?