アニメ『風都探偵』12話で終了！2期の「ビギンズナイト」に期待！

8月から放映が開始された初の仮面ライダーのアニメ作品『風都探偵』が先日12話の放送をもってとりあえず最終回となりました。

第1期終了

仮面ライダー生誕50周年記念企画の1つとして、いち早く放映された『仮面ライダーW（ダブル）』の正統続編漫画のアニメ化『風都探偵』。先日全12話をもって一応最終回を迎えました。メモリーを押した際に鳴る立木文彦さんの「サイクロン！」「ジョーカーーー！！」の声もそのままだし、効果音なども実写作品の『仮面ライダーW』の音をそのまま使用していたり、第3話で挿入歌として『仮面ライダーW』オープニング主題歌が流れてきたりと、桐山漣さんと菅田将暉さんが主演した『仮面ライダーW』へのリスペクトが素晴らしかったアニメ版でした。特撮版へのリスペクトだけではなく、アニメのクオリティも高く、本当に毎週楽しみにしていました。アニメ版の最終回はキリのいいところで終了はしていますが、「翔太郎」が「ときめ」に原点となるエピソード「ビギンズナイト」について語ろうとするところで終わるので、やはり続きを期待してしまいますね。フラッシュバックとはいえ、アニメ版のおやっさんや「仮面ライダースカル」も一瞬映っていましたし、今回は1クールのみでの予定だったのでしょうがないんですが、そんなに遠くないうちに是非第2期を是非制作してほしいです。
残る仮面ライダー生誕50周年記念企画はもうじき配信開始される西島秀俊さんと中村倫也さんのダブル主演で『仮面ライダーBLACK』のリブート作品である『仮面ライダーBLACK SUN』と、『エヴァンゲリオン』シリーズの監督の庵野秀明さんによる初代『仮面ライダー』のリメイク作品『シン・仮面ライダー』が控えています。どちらも楽しみなので、早く見たいですね。

ビギンズナイト

さて、『仮面ライダーW』を見たことがなく、原作漫画も読んでいなくて、アニメのみで『風都探偵』を視聴していた人も中にはいるかと思います。そんな人に向けて2期以降で「翔太郎」が「ときめ」に語るであろう「ビギンズナイト」について紹介します。
「ビギンズナイト」は『仮面ライダーW』のいわば第1話的なポジションなんですが、特撮版の『仮面ライダーW』も『風都探偵』の最初のように「翔太郎」と「フィリップ」がすでに「仮面ライダーW」となって探偵をしている所から始まります。そしてそのまま物語は進行していくのですが、とあるタイミングで今回の『風都探偵』のように物語の原点が語られることになります。そのタイミングというのが、『仮面ライダー』シリーズ恒例となっている冬の映画でした。『仮面ライダー』シリーズの冬の映画は、その前に放映していた仮面ライダー作品と、その後新しくスタートした仮面ライダー作品のコラボ映画になっていることが多く、「ビギンズナイト」が映像化されたのもそのタイミング。この時はその前に放送していた作品が『仮面ライダーディケイド』でテレビ放映では変な最終回となっていて、“本当の最終回は映画で！”みたいな感じで映画で最終回を上映しました。一方、『仮面ライダーW』はその逆で物語の原点となる始まりが語られました。映画作品ということで、配役も豪華になっていて、本編中にことあるごとに翔太郎がその名前を口にする「おやっさん」を吉川晃司さんが演じて話題になりました。
映像作品でこの「ビギンズナイト」をどうしても今すぐ見たい！という人は『仮面ライダー×仮面ライダーＷ＆ディケイド MOVIE大戦2010』という作品を見れば、その物語をみることができます。ただし、前半は『仮面ライダーディケイド』の物語になっているので、『W』だけ見たい人にとっては少し邪魔になりますが・・・。

「ビギンズナイト」のあらすじ

クリスマスの風都。その日、鳴海探偵事務所に一件の依頼がきます。依頼者は歌手の「飛鳥安紗美」。彼女は死んだはずの自分の姉を目撃したと言い、その真相を調べてほしいという依頼でした。早速、調査をし始めた翔太郎の前に、ドーパント「デス・ドーパント」が出現します。翔太郎はWに変身し、戦いましたが、突然目の前にすでに死んでいるはずの初代鳴海探偵事務所所長、おやっさんこと「鳴海荘吉」が現れました。翔太郎にとっては尊敬していた師。その姿に呆然とする中、荘吉は「仮面ライダースカル」に変身し、Wを攻撃してきます。フィリップの「鳴海荘吉はもういないんだ」という説得があったにも関わらず、翔太郎は動揺を隠しきれないまま、手ひどくやられてしまいました。その後、翔太郎は真相を探るべく、とある離れ小島へと向かうことにします。そこは翔太郎とフィリップの出会った場所であり、荘吉の死んだ場所。「ミュージアム」の研究所跡地でした。ここであの日、何が起こったのか、すべてが語られることのになります。

というのがあらすじとなっていて、漫画版の『風都探偵』では、この特撮版をベースにさらにたくさん補完がされていて、より説得力のある物語になっています。正直、個人的には特撮版と同じように「ビギンズナイト」で1本の映画を作ってほしいくらいです。・・・さすがにそれは無理だと思いますが。

アニメ『風都探偵』の2期はあるのでしょうか。あるとしたら、いつになるのでしょうか。できるだけ早くしてほしいですよね。

今回は以上です。