『ペルソナ5』の続編、『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』のストーリーを紹介です。完全なネタバレになるので、ゲームをプレイ予定の人は注意してください。
今回はPART7、黒幕の根城となる大阪ジェイルの話です。
目次
大阪に到着
渋谷、仙台、札幌、沖縄、京都とジェイルで戦い続けてきた怪盗団はいよいよ黒幕の近衛明のジェイルに侵入しようとします。前日の約束通り、一ノ瀬から連絡があり、キーワードを知ります。キーワードは『ゼファーマン』。ゼファーマンはペルソナシリーズで何度かその名前が出てきたこの世界での特撮のヒーロー番組。早速キーワードを入力して大阪ジェイルに侵入します。近衛がキングとなるこの大阪ジェイルは未来都市のようなジェイル。
これまでと同じように探索をしていきます。すると途中で檻の中に『柊アリス』、『夏目安吾』、『氷堂鞠子』といったこれまで倒したキングたちが見世物のように展示されていました。そしていつものように鳥かごに向かうと、近衛明によるヒーローショーを開演するということで、入り口に人だかりができていて、先に進めなくなってしまいます。モルガナは札幌ジェイルの時と同じように、現実でなにか起こっているのではないかと予想します。一同は一度、現実に戻ることとなります。
現実では、テレビのトーク番組に近衛が出演していました。ジェイルでのヒーローショーとはこの影響のようです。番組内で近衛は怪盗団を相変わらず批判し、そして自分が幼い頃、身内をある事件によって亡くなったことを話します。その番組を見た怪盗団は次の日に改めてジェイルを目指す事にします。
近衛のトラウマ
次の日、前日進めなくなっていた場所が通れるようになっていて、いよいよ大阪ジェイルの最深部に向かいます。いつものように王城にたどり着き、これまで同様に鳥かごも発見します。そこで祐介がある事に疑問を抱きます。今回の黒幕である近衛は、これまでキングを監視してきました。それぞれのキングをトラウマにより鳥かごに閉じ込めてきたのですが、その黒幕である近衛のジェイルにもなぜ鳥かごがあるのかと。そして案の定、トラウマの鍵も存在していました。すべての黒幕であっても、ジェイルを存在させるには、仕組みとして必要なのかと気になりはしましたが、先に進むため、これまで同様、トラウマの思念を聞きます。今回聞こえてきた思念からどうやら近衛明は、少年時代に父親から虐待を受けていた様子。このトラウマの鍵を解くため、現実の大阪にある近衛の実家に向かう事になりました。
現実の近衛の実家についた一同。善吉からの情報によると近衛の父親は20年前、家に強盗に入られ、その時に亡くなっているといいます。その時、近衛は8歳だったとの事。メンバーがそれぞれ思うことはあるのものの、ジェイル攻略を優先するため、トラウマルームに侵入します。そこでは近衛の父親と思わしき男が、少年時代の近衛を虐待している様子が見れました。その時のやり取りで、実は近衛の母親を父親が虐待により殺していたことがわかります。そこで近衛が父親に対し殺意を抱き、8歳の近衛は母の仇をとるため父親を手にかけていたとう事実が発覚します。しかし、世間では強盗事件として処理されている模様。衝撃の事実を知った怪盗団はここのロックキーパーを倒します。この事実を重く受け止める怪盗団一同。しかし、善吉はどんな過去があろうと、何をしてもいいってことにはならないと一同を諭します。そして後は予告状を出すだけとなります。
夜になり、善吉は上司の鏑木と密会していました。善吉は鏑木に協力を求めます。今回の改心事件の裏に、あの大和田がいること、警察上層部も改心されている事、そして近衛を自白させる準備があること。これらの事を伝えると、鏑木の中の正義にも火が着き、3日の内に近衛を改心させろと告げ、鏑木は長官の身辺を洗いはじめます。
一方、マディス本社では近衛と大和田が電話で密談していました。しかし、大和田と電話を切ったあと、近衛はいずれ横柄な大和田も改心の対象と考えていました。そしてEMMAに確認をします。『怪盗団はどうなっている?』という質問にEMMAは『問題ありません。監禁を継続中です。』と返答します。しかし、実際に怪盗団は京都ジェイルから脱出しているのですが・・・。
そして予告状はマディスが宣伝で使用している飛行船を使って、大阪の街にビラのようにばらまかれます。近衛もこれを見て怪盗団を迎え討つ覚悟をします。
近衛のシャドウとの対決
そしていよいよ近衛のシャドウと対峙する怪盗団。そしてここで近衛のシャドウはジェイルについての真相を話します。近衛は認知世界の存在を知った時、『制御できる認知世界』を作ろうとしたと言います。近衛はEMMAを手に入れ、沖縄の研究所でEMMAに認知訶学を学習させ、その結果、EMMAがジェイルという人の心を改心させる独自の認知世界を作り上げたといいいます。そして近衛が選んだキングをジェイルに入れ、そのキングを使って世の中の人間を改心させ、ゆくゆくはキングさえも近衛の制御化におけば、世界中の誰でも改心ができるようになるといいます。近衛はたまたま目についた悪を気まぐれに改心させる怪盗団のやり方では、すべてを救うことはできない。しかし、近衛のこの方法なら、全世界を改心させ被害者すら生まれないようにできると言います。
しかし、双葉が反論します。『お前がしていることはただの洗脳だ!人から自由を奪い、支配しているだけだ!』それに呼応するように、これまで怪盗団と行動を共にし、心を学んできたソフィアも『お前のいう改心は、人を牢獄に閉じ込めること。でも怪盗団は、みんなを牢獄の外に出してくれる。お前はネガイを奪うけど、怪盗団はキボウを与える。』とうったえます。しかし、近衛のシャドウはどちらが正義か戦いで決めるといい、近衛のシャドウとの戦いが始まります。
近衛のシャドウは巨大なロボットに乗り込み怪盗団に襲いかかります。なんとか撃破するものの、今度は近衛のシャドウ本体との戦闘になります。近衛は自分の事をヒーローと思い込んで、何度も立ち上がってきます。そしてコレも撃破。膝をついた近衛のシャドウに真は『あなたがやった事は人が人であることを踏みにじるもの・・・あなたが憎む『悪』よ!』とうったえ、ここでようやく近衛は改心し、すべての罪を告白し、裁きを受けることを約束し消えていきます。
事件の解決
後日、近衛は記者会見で怪盗団に罪を着せようとした事やこれまでの改心について、そして子供の頃に自らの父親を殺めたことまで認め、これを告白しました。これまでの戦いはようやく終わりを告げ、すべての元凶は倒れ、そして怪盗団の旅も終わろうとしていました。
今回はここまでです。次回はいよいよ最終回です。
コメント