家事の中でも、一番エネルギーを使うのが家、部屋の掃除ではないでしょうか。掃除に関してはいろんな裏技や実は簡単な方法など、情報社会となった現代ではいろんな方法をみんなが知っているようになりました。しかし、実はあっていると思っていた掃除の方法や知識が間違っている事もあります。常識だと思っていた掃除方法が、結果的に細菌を撒き散らしていたり、ホコリを広げていたり。今回は掃除にまつわる勘違いや間違いについてご紹介します。
目次
万能だと思ってたお酢の弱点
テレビ番組などの裏技で、よく紹介されるお酢。お酢は確かに洗浄力が高く、さらに殺菌効果や消臭効果があるので、色々なところの掃除に使えます。しかし、実はお酢を使ってはいけない場合もあります。例えば、大理石などの自然石にお酢を使って掃除をすると白くなったり、ツヤがなくなって本来の良さを失いやすいので注意です。他にも、五徳など鉄製品にお酢を使うと錆びてしまいます。万能と思っていたお酢でもケース・バイ・ケースで使用する場所に注意しましょう。
一番細菌が繁殖しやすいのはスポンジよりモップ
普段掃除している人の話を聞くと、掃除用具の中でもスポンジは雑菌が繁殖しやすいため、頻繁に交換するという人が多いようです。しかし、スポンジもそうですが一番気をつけなければならないのが実はフロアモップなんです。フロアモップには何十億もの細菌が付いていて、これを部屋から廊下、そしてまた次の部屋へと移動している事を考えると結構怖いことです。フロアモップは掃除のたびにモップ部分を取り外し、よく洗って、60度以上のお湯につけて殺菌しておくと良いです。スポンジと同じかそれ以上に気をかけましょう。
ゴム手袋は細菌を防ぐ?
掃除の時にゴム手袋をしていれば、細菌が手につくのを防げるのでしょうか?確かに外からの細菌は通しません。手が汚れるのも防げます。しかし、手袋の中にも実は手の汗や汚れがついています。そのまま時間がたてば手袋の中に細菌が繁殖してしまって、細菌の中に手を入れているような状況になってしまいます。そんな事態を防ぐために、ゴム手袋は使用後は裏表ともによく洗い、裏返して乾燥させるようにすると、そういった事態を防げます。
ホコリには水拭き?
ホコリなどを掃除する場合、水拭きした方がキレイになっている気がします。しかし、乾いた汚れを濡れた雑巾で吹いても、実際は汚れが湿ってへばりつくか、前後に薄く塗り広げられるだけなんです。乾いた汚れにはマイクロファイバーの乾拭きがオススメです。乾いたマイクロファイバーは魔法のようにホコリを吸着します。乾拭きした後にさらに拭きするのがベストだと思います。
掃除機の紙パックはいつ交換してる?
掃除の強い味方、文明の利器である掃除機。そんな掃除機の紙パックはゴミがある程度溜まると、掃除機の吸引力が急激に低下するそうです。なので満タンになっていなくても、6週間以内に紙パックは交換するようにすると掃除機にも良いとの事です。
細菌は冷凍すれば死滅するのか?
冷凍すれば細菌が死ぬと思っている人が多いようですが、実は違います。確かに細菌は-18°Cですべての活動を停止し、増殖できなくなりますが、死滅してはしていません。そのため、温度を元に戻すとまた増殖をはじめるんです。そう考えると、使用した保冷剤を何度も冷凍庫に戻し、また使用するのはかなり危険。特にお弁当に付ける保冷剤などは、毎回きちんと洗剤で洗って乾燥させてから、再利用するようにしましょう。
窓掃除は天気のいい日にしたいのですが
天気が良く日が照っていると窓の汚れも目立つので、それが気になって掃除したくなる人も多いのではないでしょうか。しかし、実は窓掃除には天気の悪い日がオススメなんです。雨の日や曇り日の湿度が高い日の方が、実は汚れが落ちやすいのです。さらにカンカン照りの日は、窓掃除する際に使用する洗剤がガラス上ですぐに乾いてしまうので、白い筋が残ってしまうという事もあります。やりたくない天候な日こそ、実は窓掃除には最適だったりするのです。
ホコリの集まる場所
アレルギーなどの理由から、ホコリがたまりやすいと言われているカーテンやブラインドを使わない人がたまにいます。確かにホコリはたまりやすいと思いますが、実は部屋の中で一番ホコリを集めているのは、テレビやパソコンなど静電気を発する電子機器なんです。テレビなどの掃除をするときは、静電気除去効果のあるモップや薄めた柔軟剤で拭くなど、静電気を除去する工夫をするとホコリもたまりにくくなります。
洗濯機は洗剤を入れ使ってるから大丈夫か
洗濯機は洗剤を入れて洗ってるから、そもそも汚れないのではないか?という考えの人もいるかもしれません。しかし、これは完全な間違い。洗濯機には蒸発しにくい水や洗剤の残りカスが常に残っています。この状況は細菌やカビの増殖に理想的な環境なんです。洗濯物が臭くなったり、黒ずんだりする前に、洗濯槽を定期的に掃除しなければなりません。
掃除にまつわる勘違い、結構ありませんでしたか。特にホコリや細菌はアレルギーや病気の原因にもなるので、正しい知識を知っておくことが大切です。これからの季節は特に注意が必要です。正しい知識で清潔な気持ちいい生活をしていきたいですね。今回は以上です。
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