分割2クール？『ガンダム水星の魔女』2クール目は4月に放送予定！

本編の放送を間近に控えた『機動戦士ガンダム水星の魔女』ですが、10月からの放送は1クールのみで、続きは4月になると発表がありました。

機動戦士ガンダム水星の魔女

ついに“日5”で10月2日から放送される新作テレビアニメ『機動戦士ガンダム水星の魔女』。9月29日に東京都内で開催されたイベント「ガンダムカンファレンス Autumn 2022」で発表された内容によりますと、10月2日から放送されるの1クールのみで、12月で一度終了し、2クール目が4月からの放送になるとのことです。最近、アニメ作品は1クール、もしくは2クールで分割して放送することが多い中、ガンダムシリーズも同じような放映をされるようです。ちなみに1クールは作品にもよりますが、12〜13話くらい、だいたい3ヶ月の放送期間となります。
これまでガンダムシリーズは昔から基本４クールで1年間にかけて放送され、2007年に放送された『機動戦士ガンダム00』で初めて2クールずつを2回に分ける、分割4クールで放送され、それ以降はこの形式になっているようです。が、もはやガンダムシリーズと呼んでいいいか微妙な2011年に放送された『機動戦士ガンダムAGE』で一度、ごり押しで4クール一気に放送しましたが、その後の2015年に放送された『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』では元の分割2クールに戻っています。ただいずれにせよ、合計で4クール分の物語が作られてきたガンダムシリーズですが、今回、分割2クールということは、全部で2クールということなのでしょうか。もしそうなら、ガンプラをメインとした『ビルドダイバーズ』などを除き、ガンダムシリーズのテレビ放送では初となる長さとなります。

ちなみに空いている期間は

『機動戦士ガンダム水星の魔女』の1クール目が実質12月までの放送となりますので、4月までかなり時間が空くのですが、その間、違うアニメが放送するのかと思っていたのですが、「ガンダムカンファレンス Autumn 2022」で発表された内容によりますと、空いている期間に同じ時間帯では劇場版アニメ『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』『機動戦士ガンダムNT（ナラティブ）』、太田垣康男さんのマンガが原作のOVA『機動戦士ガンダムサンダーボルト』のテレビエディションが2023年1～3月に放送されるとのこと。地味に『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』の地上波の放送が発表されていますが、テレビエディションということで、映画1本を3つか4つくらいに分けて放送するということですね。この方式はOVAで大ヒットして、全7エピソードあった『機動戦士ガンダムユニコーン』をテレビ放送用に22話に分割した『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』や全6エピソードあった『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』をテレビ用に全13話にした『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜赤い彗星』などと同じ方式だと思います。『閃光のハサウェイ』のような作品を分けるとどうゆう感じになっちゃうんでしょうか。戦闘シーンとかあんまりない回とかありそうですが。

好評の『PROLOGUE』

さて、本編放送間近の最近になってようやく各種配信サービスで視聴することができるようになった本編の前日譚にあたる『機動戦士ガンダム水星の魔女 PROLOGUE』ですが、物語も映像のクオリティもかなり好評なようです。私も視聴しましたが、正直、予想していた以上にハードな路線になりそうで、ワクワクしています。当初学園物のような雰囲気が目立っていたため、これまで以上にガンダムらしくない作品になるんじゃないかと不安でしたが、『PROLOGUE』はかなり重い内容で、バタバタと登場人物が死んでいく一方で、本編の「エアリアル」につながるであろう「ガンダムルブリス」の戦闘シーンはかなりカッコよく、その戦闘力の高さも30分の短いエピソードの中で見ることができました。『PROLOGUE』みて思ったのは、まあ声優さんが同じですし、誰がみてもバレバレな4歳のエリーこと「エリクト・サマヤ」が本編の「スレッタ・マーキュリー」なんだと思いますが、名前を変えなければならない理由や、『PROLOGUE』ですでにその戦闘力となる「GUNDフォーマット」を無力化する機体が登場しちゃうなど、これまでのセオリーとは違う感じで本編は進んでいきそうですね。初の女性主人公とのことでいろいろ不安はありましたが、『PROLOGUE』を見る限り、ガンダムのあの能力を使用できるのは、エヴァみたいに（こっちはパイロットじゃなく本体）女性ではないといけない理由とかもありそうですね。とにかく本編が楽しみになる『PROLOGUE』。まだの人は是非視聴してみてください。