バイファムのプラモデルがHGで発売!スリング・パニアーもついてる

サブカル

第60回全日本模型ホビーショーにて「BANDAI SPIRITS」が「HG 1/144 バイファム スリング・パニアー装備型」を発表し、話題になっています。



目次

ついにバイファムがHG

昨年、「HG 1/144 ドラグナー1」が発売した時に、少し個人的な要望を書いたのですが、なんとあの「バイファム」がバンダイのHGのプラモデルで新たに発売になるとのことです。「バイファム」に関しては「ロボット魂」は発売されていたのですが、昨今のガンプラのように、現在の技術でプラモデルをリメイクして欲しかったのですが、ここに来てようやく実現となりました。ここ数年、「エルガイム」シリーズや「ダンバイン」シリーズなど過去に発売していたHGシリーズをマイナーチェンジして発売していたのですが、昨年の「HG 1/144 ドラグナー1」が好評だったのか、今回新規金型で「HG 1/144 バイファム」が発売となって、非常にうれしいです。


発表の時に心配していたのですが、せっかくなら「スリング・パニアー」もほしい!と思っていた所、バンダイさん、さすがです。今回はなんと「スリング・パニアー」も付属するとのこと。まだ数枚の画像のみの発表なので詳細はわかりませんが、多分、お腹のポッドとかも再現されると思います。「HG 1/144 ドラグナー1」があの素晴らしいできだったので、「HG 1/144 バイファム」にも期待してしまいます。ちなみに「HG 1/144 ドラグナー1」のときにもありましたが、旧キットをセットにした「銀河漂流バイファム セット1」「銀河漂流バイファム セット2」も発売になるとのこと。古いキットとなりますが、「バイファム」シリーズのプラモデルは非常に出来が良いので、これも欲しくなっちゃいますね。でも、やっぱりHGの「バイファム」の方がほしいです。



銀河漂流バイファム

ここで今回HG化が発表された元となるアニメ『銀河漂流バイファム』について簡単に紹介します。『銀河漂流バイファム』は、1983年10月から1984年9月まで放送された全46話のリアルロボットアニメ。当時は『機動戦士ガンダム』のブームにのっかって、次々とリアルロボットアニメが制作されていました。“リアルロボット”がメインである以上、基本的にはどの作品も戦争物が多かったのですが、『銀河漂流バイファム』はそんな戦争の最中、宇宙戦艦で宇宙を漂流することになってしまった13人の少年少女の物語が描かれています。『十五少年漂流記』の宇宙版のような雰囲気で制作されたこの作品は、子供達だけになってしまった練習艦「ジェイナス号」で、家族に会うために宇宙を彷徨うことになるのが主な物語で、個性豊かな13人の少年少女のやり取りはコミカルに描かれていて、戦争を扱ったリアルロボット作品の中でも明るい印象のある作品となっています。練習艦「ジェイナス号」に格納されていた軍のランドバーニアン(バイファムでのロボット兵器の呼称)の「バイファム」に主人公の「ロディ・シャッフル」が「ネオファム」にロディの相棒となる「バーツ・ライアン」が乗り込み、ククトニアン軍と戦闘を繰り広げることとなります。13人の少年少女のキャラクター性も様々なんですが、中でもメンバーで一番のお姉さんである「クレア・バーブランド」の声優さんは現在の『サザエさん』のカツオ役の冨永みーなさんだったりします。テレビ放映後も後日談がOVAで展開したり、テレビ放映の13年後に外伝として『銀河漂流バイファム13』が放映されたりと、長い間愛されている作品。今では珍しくないのですが、当時からロボット好き以外の人からも人気のあった作品でした。

あらすじ

西暦2058年に地球からはるかに離れた地球人が暮らす植民惑星クレアドに、異星人の軍隊が突然襲撃してきて、惑星クレアドは壊滅状態となってしまいます。生き残った難民と軍人は、衛星軌道上の宇宙ステーションへ避難しますが、そこにも異星人追撃があり、人々は練習宇宙艦「ジェイナス」で近くの植民惑星「ベルウィック」へ逃れることになります。その間にも次第に生存者が減っていき、「ベルウィック」の軍事基地も壊滅。最終的には、大人の女性が一人だけと、13人の少年少女のみとなってしまいます。生き残った子供たちは、異星人との遭遇で得た情報から、異星人側の軍に自分たちの家族がいることを知ります。13人の少年少女は自分たちの家族を救出するため、敵軍の母星を目指すことになります。

 

数少ない量産機の主役機

当時小学生だった私が本放映の第一話を視聴した際、冒頭でいきなり主役機の「バイファム」が破壊されるシーンが流れて、衝撃を受けた記憶があります。『銀河漂流バイファム』の主役機はもちろん「バイファム」なんですが、地球軍の正式採用された量産機という設定になっています。物語はロディたち13人が中心に進んでいくので、他の地球軍はほとんど登場しません。結果的に主役機としてしっかり存在感がありました。ロディの乗るバイファムには「7」という数字があります。ちなみにジェイナス号のキャプテンである「スコット」が練習機の黄色いバイファムに乗るエピソードもありました。今回のキット化によって、カラーバリエーションで発売するかもしれませんね。ちなみに監督の神田武幸さんは、現在亡くなられているのですが、彼の作品は量産機が主役だったり、量産機の方が高性能という設定が多かったので、非常に好きな監督さんでした。

バンダイは「HG 1/144 バイファム」の他にも「HG ヒュッケバインMk-II」、「HG マジンガーZ ゴールドVer.」など様々なアイテムが発表されましたが、個人的に「HG 1/144 バイファム」と同じくらい衝撃だったのが「HG YF-19」これについては次の機会に紹介します。

今回は以上です。

 

コメント