いくぜカワイコちゃん!差替え変形でYF-19がHGでプラモ発売!

サブカル

第60回全日本模型ホビーショーにて「BANDAI SPIRITS」が「HG 1/100 YF-19」を発表し、話題になっています。



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HG 1/100 YF-19

前回の記事で新規金型で「HG 1/144 バイファム」がバンダイからプラモデルで発売されることについて紹介しましたが、同じタイミングで、『マクロスプラス』の主役機である「YF-19」のHG化も発表されました。これまでバンダイはマクロスシリーズのプラモデルは展開してきましたが、完全変形を目指したキットばかりで、サイズもやや大きめのものでした。今回発表されたのは、一回り小さいサイズでHG化。変形も完全変形ではなく、差替えによるものにして、バトロイド、ガウォーク、ファイターのそれぞれの形態を再現することができます。これが第一弾ということで、今回は「全マクロス大投票」のメカ部門で人気1位となった人気機体の「YF-19」が商品化されることになったわけです。一発目から「YF-19」とかだしちゃうのってスゴイですよね。ちなみに商品名に「バルキリー」と表記されないのは、「バルキリー」という名称は最初の『超時空要塞マクロス』に登場した「VF-1」シリーズの名称になっているため。みんな他の機体も「バルキリー」と呼んではいますが、正式名称だと違うんですね。「YF-19」は試作機で、名称はありませんが、『マクロス7』にて正式採用された「VF-19」には「エクスカリバー」という名称があります。なので「YF-19」も「エクスカリバー」なんて呼ばれることがたまにあります。



YF-19

「YF-19」は1994年から1995年にかけて全4巻で発売されたOVA『マクロスプラス』の主役機です。1995年には1本にまとめられた劇場版『マクロスプラス MOVIE EDITION』も公開されました。それまでのバルキリーと違って、可変翼ではなく、前進翼でデザインされたファイター形態がファンの間で今でも人気です。『マクロスプラス』の映像の素晴らしさもあり、主人公の「イサム・ダイクン」の荒々しいキャラクターも手伝って、非常にカッコよく描かれています。私も大好きな機体。この頃、並行して制作されていたテレビシリーズの『マクロス7』で主人公の「熱気バサラ」が操縦しているのは、このYF-19の正式採用となった「VF-19」のさらに改造機という設定になっています。ちなみに普通の「VF-19」も『マクロス7』に登場しています。
そしてこの「イサム・ダイクン」は後のシリーズ、『マクロスF(フロンティア)』の劇場版『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』に「VF-19EF/A “イサム・スペシャル”」に乗って一瞬だけ登場しています。

 

差替え変形について

今回発表された「HG 1/100 YF-19」は完全変形ではなく、差替え変形。実は私、完全変形より断然差替えの方が好きなんです。バルキリー系のプラモデルや玩具を持ってる人はわかると思いますが、バンダイの技術による完全変形の再現は本当に素晴らしいと思います。最近の商品は完全変形でありながらも、どの形態でもプロポーションがよく、今回のように差替え変形にしなくても、十分素晴らしい完成度となっています。しかしです。人によると思いますが実際、商品を手にとって、その変形を楽しむのは最初の2〜3回くらいじゃないでしょうか。その理由はバルキリーの複雑すぎる変形パターンにより、完全変形の商品ですと、変形するのにすごく時間がかかってしまうんです。手にとった直後だと「おお〜!」とか言いながら変形させるのですが、これを2〜3回やると、シンドくなってきます。せっかくの変形機体なので飾っている時、”バトロイドからファイターにしようかな?”と思っても、“時間かかるからこのままでいいや”ってなっちゃうんですよね。そのおかげで私の家にある「VF-31」のハヤテ機はずっとファイター形態のまま、数年経ってしまっています。これが今回のように差替え変形になると、手軽に変形させる事ができるので、余剰パーツは出てしまうものの、やっぱり全形態を再現しやすい方がいいかと思います。ガンプラだと同じHGで「Zガンダム」も差替えで変形が再現されています。個人的にはあれくらいの方がいいんですよね。そんな「Zガンダム」は「MG Ver_Ka」で最新版が発表されていました。あちらは完全変形のようですね。

 

今後のシリーズに期待

今回は「HG 1/100 YF-19」の発表ですが、「マクロスプラモデル新シリーズ」とうたっているので、おそらくこれからも商品化されていくことになると思います。個人的には元祖となる「VF-1」バルキリーの「VF-1J」「VF-1A」「VF-1S」そしてスーパーパーツも欲しいですね。他にもまだプラモデルでは商品化されていない(ファイター形態のみされている)「YF-29」や最新作『マクロスΔ』の「VF-31」ジークフリートや映画で活躍した「VF-31A」カイロスプラスなんかも欲しいところです。バルキリーはそれぞれの型に仕様違いや色違いがたくさんあるので、いくらでも商品化できそうですね。そう考えると今回の「YF-19」は他にあまり展開できそうもありませんが、それはそれでいい!

今回いろいろ発表されましたが、個人的にツボだったのが前回紹介した「HG 1/144 バイファム」と今回の「HG 1/100 YF-19」。いやあ、クオリティ凄そうですし、今後の是非シリーズ化してほしいですね。

今回は以上です。

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