第2クールに備えおさらい 『水星の魔女』プロローグ物語のネタバレ

サブカル

放映されるたびに話題となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。今回は第2クールに備えて、12話までのあらすじのネタバレを紹介します。今回はテレビシリーズの前日譚となる「PROLOGUE」。



『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ネタバレ

放映開始からネットやSNS、ガンプラの売り上げまでもこれまでのガンダムシリーズではなかったほどの盛り上がりを見せた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。テレビシリーズは第2クールが4月から開始されますが、うっかりしていて、この話題の作品に乗り遅れた人もいるんじゃないでしょうか。そんな人のため、ちょっとした時間にその物語を知れるように、今回から何回かに分けて、第1クールのあらすじのネタバレを紹介していきます。本ブログでのネタバレに関しては、なるべく短く簡潔にまとめてきたのですが、この『水星の魔女』に関しては、物語だけではなく、設定や謎、キャラクターたちの話題となったセリフなど、注目された部分が多かったため、今回はできる限り詳細に紹介していきたいと思います。なので全話分になるとかなり長くなると思いますが、移動中など時間がある時に読んでいただけるとうれしいです。

というわけで、今回はテレビシリーズの前日譚となり、本編に対して様々な謎を残す「PROLOGUE」から紹介します。



前日譚「PROLOGUE」


エルノラ・サマヤ

とある小惑星に建造された施設「フォールクヴァング」にある「ヴァナディース機関」という名前のラボでは、義手や義足のような医療を目的とする身体機能拡張技術「GUND(ガンド)」の研究が行われていました。そしてその「GUND」の技術をモビルスーツに応用した「ガンドフォーマット」を使用した「ガンダム・ルブリス」の稼働実験が日々行われていました。


ガンダムルブリス

ガンダムルブリスのテストパイロットの女性「エルノラ・サマヤ」の右腕はGUND技術による義手でした。エルノラはそんな右腕を授けてくれた恩師である「ヴァナディース機関」の責任者「カルド・ナボ」や夫である「ナディム・サマヤ」と共に、ガンダムルブリスの実験に追われていましたが、なかなか進捗はよくありませんでした。


カルド・ナボ

「モビルスーツ開発評議会」という大きな組織から課せられた課題がクリアできていなかったのです。そんな中、エルノラとナディムの愛娘「エリクト・サマヤ(愛称はエリー)」はここフォールクヴァングで、4歳の誕生日を迎えようとしていました。


「エリクト・サマヤ(愛称はエリー)」

この世界では地球出身である「アーシアン」は宇宙住む「スペーシアン」たちから迫害を受けているという背景があります。ヴァナディース機関はアーシアンの企業「オックス・アース社」がバックになっていて、多くのスペーシアンで構成されるモビルスーツ開発評議からもそういった面で圧力があったのかもしれません。
しかし、モビルスーツ開発評議の課題に結果さえ出すことができれば、アーシアンやスペーシアなど関係なく、ガンド技術を広めることができます。エレノラはその結果をできるだけはやく出すため、焦りを隠せませんでした。ガンダムルブリスのコクピットで無理をしているエレノラに対し、エリーがおばあちゃんと慕うくらい親しいカルドから、制止されその日の実験は中断されました。


デリング・レンブラン

一方、ガンドフォーマットを魔女と称し、批判的だったのがモビルスーツ開発評議会の面々。彼らはガンドフォーマットを搭載したモビルスーツに対しては、“搭乗者への負荷”を理由に反対していました。実際、ガンドには人体へデータストームが流れ込み、負担をかけ、酷い場合は命をも奪われてしまうという問題がありました。評議会からしてみれば、もし課題をクリアすれば、モビルスーツ開発技術が大きく飛躍するのですが、同時にアーシアンの実力も認めてしまうことになります。モビルスーツ開発の倫理を守る監査組織「カテドラル」の統括代表「デリング・レンブラン」は「ヴァナディースの連中がガンダムを完成させてからでは手遅れになる。魔女への鉄槌を」という発言とともに、開発を続けているヴァナディース機関を妨害すべく、評議会は期日を待たずしてガンダム殲滅に行動を移します。

フォールクヴァングではナディムとエルノラがエリーの誕生日を祝おうとしていました。しかし、そこへ評議会の武力制圧の情報が、ナディムの元に届きます。ナディムはこの状況に対処しようと、部屋をでていきました。せっかくの自分の誕生会を台無しにされたエリーは、日頃、自分のパパやママや他の大人たちが手を焼いているガンダムルブリスのせいだと思い込み、格納庫のガンダムルブリスのAIに文句をいいに行きました。

カテドラルはモビルスーツでの襲撃と兵士によってラボ内部も強襲を受けます。突然に襲撃により、一人また一人と命を奪われていく職員たち。兵士たちはヴァナディース機関の責任者カルドの所へも攻め込み、銃に囲まれたカルドの部屋で銃声がこだましました。


ガンダムルブリス量産型

宇宙空間では無数のモビルスーツをナディムが「ガンダムルブリス量産型」に乗って対応していました。ガンドアームによる他のモビルスーツにはない遠隔攻撃などで、応戦するナディム。施設内で仲間を殺されたウェンディも駆けつけて、戦況は優勢へと移っていきます。しかし、優勢ではあるものの、ガンドアームを使用することでのデータストームによって、ナディムもウェンディも身体に大きな負担がかかり、息が荒くなっていました。


ベギルベウ

そこへ、評議会は新型モビルスーツの「ベギルベウ」を投入。ベギルベウはガンドアームを無効化する『アンチドート』を装備していて、これにより2機のガンダムルブリス量産型の動きが停止してしまいます。そしてそれと同時にベギルベウはウェンディ機を撃墜しました。


一方、いなくなった愛娘を探していたエルノラはようやくオリジナルのルブリスの所でエリーを発見しました。施設内はすでに敵側の兵士で溢れ、危険な状況だったので、エリーにノーマルスーツを着せて、エルノラはガンダムルブリスで発進しました。


戦いが激しい中に飛び出したガンダムルブリス。状況把握に戸惑っていたエルノラを他所に、ルブリスはエリーの生体認証で高いシンクロを示めし、スクリーンに現れた敵影をエリーがゲームのように指で触れ、それによりガンビットが敵機を撃破していきます。
「ロウソクみたいで綺麗だね」と喜ぶエリー。その様子を見て、エルノラは驚愕していました。


そんな無双するルブリスの元へ、あのベギルベウが接近します。他の2機と同様にアンチドートで、ガンドフォーマットが無力かされるルブリス。そこへ自分の妻子を守るべく、ナディムが機体の限界を越えると共に、人体の限界も超えてしまうガンドフォーマットのバーメットスコア4を使用して、ベギルベウを引き離します。
助けに向かおうとしたエルノラを制すナディム。「君は1人ではない」そういいながら「ハッピーバースデー トゥー ユー♪」加速する機体の中で息も絶え絶え、娘のためにバースデーソングを歌います。ナディムの声を聞いて、状況がわかっていないエリーは喜んで一緒にバースデーソングを歌います。歌が終わるころ、ナディムは機体ごと散っていきました。そしてエルノラはエリーを連れたまま、泣きながらルブリスで戦場をあとにします。

そして物語の最後に「我らカテドラルは全てのガンダムを否定します」というデリング・レンブランの言葉でプロローグは幕を閉じました。

第1話に続く

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今回は以上です。

コメント

  1. もっちゃり より:

    周りの評判で見始めたのですが、専門用語が多すぎて頭がついていかず
    結局この人達は何と何で争っているんだろう?とそもそもの原因もよく分からず、シーンごとには楽しめるのですがストーリーはついていかずでした_(ゝLꒊ:)_

    こちらの記事にたどり着き、めっちゃくちゃわかりやすくて、こちらを読みながらプロローグをみたらとってもわかりやすかったです!!記事にしてくださりありがとうございました!!!

    アドレスはダミーですみません;;