『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の最終回に兼ねてより発表されていた『機動戦士ガンダムSEED』の劇場最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の特報が公開されました。
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ガンダムSEED FREEDOM
ついにPVも公開された『ガンダムSEED』の劇場版。タイトルは『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(シードフリーダム)』。公開は2024年1月26日。このタイトルでフリーダムガンダムが登場しないということはないと思いますが、今回のPVではフリーダムの姿はありませんでした。キャッチコピーは「決められた運命か、あらがう自由か」。動画を見る限りやっぱりキラとラクスが中心の物語になりそうですね。PV中には“コーディネイター”や“ナチュラル”など、『SEED』シリーズにまつわる様々なキーワードが散りばめられる中、どうも穏やかな雰囲気ではないキラとラクスがクローズアップされているようでした。このPVで登場したモビルスーツは『SEED』シリーズで馴染み深い量産型モビルスーツのジンとあとデストロイガンダムだと思われる機体が登場していました。PV公開に合わせ、SEEDといえばこの人、福田己津央監督のコメントも公開されました。以下は、福田己津央監督のコメントです。
福田己津央監督コメント
本来はテレビシリーズ直後にお届けするはずでしたが、長く皆様をお待たせすることになってしまい、申し訳ありませんでした。それにも関わらず今も変わらず応援してくださる皆様に、お礼申し上げます。
20年という時間はアニメーションの作り方だけでなく、参加するスタッフも大きく変化しました。『ガンダムSEED』を見ていた人たちが新しいスタッフとして参加して、旧スタッフは年齢だけで言えば、もはやベテランと言えてしまいます。アナログから3Dデジタルへの移行と新しい表現の形が模索される中、私たち旧スタッフは過去の自分の技術と感性に向き合う日々です。
ストーリーは前作のテレビシリーズ、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編となる完全新作となります。『ガンダムSEED』である以上は、『ガンダムSEED』の王道がベストと思いますが、当時と同じモノを作っても、それは同じだと感じてくれることはないと思っています。
何よりまず、それは自分が見たい『ガンダムSEED』ではないですし。今回はスタッフと技術の新旧の融合。アナログの良さも活かしつつ、時代に合わせた新しい『ガンダムSEED』を目指しております。テレビシリーズでは自分としても少々やり残した部分があり、それらをクリアしつつも新たな挑戦もしたいと思っています。20年前に戻ってまた再びキラやアスラン、シンたちと新たなドラマを作っていきたいと思います。皆様どうぞお楽しみに。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のシーズン3か映画化の告知を待っていたら、まさかのSEEDのPV。やられましたね。
『機動戦士ガンダム SEED』ってなに?
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の続編や映画化の告知を待っていた『水星の魔女』からガンダムシリーズに触れた人は「シード?」となったかもしれません。『機動戦士ガンダム SEED』はおよそ20年前(!)にテレビ放映されたガンダムシリーズ作品です。私の体感になりますが、ガンダムシリーズの大ヒット作は過去に大きく分けると3回ありました。1つが言わずもがなファーストガンダムである初代『機動戦士ガンダム』。そして現在放映中の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のヒットもこの3つの中の一つに入るほどの人気となっています。そして残る1つとなるのが今回劇場版のPVが公開された2002年にテレビで放映した『機動戦士ガンダム SEED』というわけです。『機動戦士ガンダム SEED』は「21世紀のファーストガンダム」というコンセプトを元に、それまでのアニメ関連で洗練されていった作風や技法を用いて、キャラクターや設定は全く違いますが、ファーストガンダムのような大戦を描いた作品となりました。そこにガンダムでは以外と軽く扱われる恋愛や友情も取り入れ、本来は男子に人気のあるガンダムシリーズに多くの女性ファンを取り込むことに成功し、結果商業的にも大成功したというわけです。メカニックに関しても非常に好評で、主軸となる関連商品となるプラモデルもかなりの売上を見せ、この時「第2次ガンプラブーム」などとも言われるほどの結果となりました。そんな大好評のまま放映が終了した『機動戦士ガンダム SEED』でしたが、続編を望む声が高まり、2004年についにテレビシリーズとして続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』がスタート。ガンダムも一新し、前作の連合軍側の物語ではなく、主人公は新しくなり、1作目で敵軍側だったザフト軍中心の物語となっていきました。長いガンダムの歴史の中で非常に人気のあったシリーズの一つです。
新型フリーダムが気になる
タイトルになっちゃったんで、さすがに登場するであろう「フリーダムガンダム」ですが、そのまま登場するとは思えません。なんつっても「フリーダムガンダム」といえば、「νガンダム」と同じくらいプラモを発売すればバカ売れするガンダムだからです。これまで何度もいろんなグレードでガンプラを発売してきたフリーダムガンダム及びストライクフリーダムガンダムですが、さすがに出しすぎていると思うので、そのままのデザインのまま発売するとは考え難いですね。ちょっと気になるのは今回の劇場版の前の物語となる『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のラストで、ガンダムシリーズの主役機では非常に珍しく、ストライクフリーダムは無傷のまま物語を終えています。なのであのストライクフリーダムはそのまま残っていると思うので、わざわざ新型になる必要はないと思うんですが、今回の映画のストーリー中に破壊されてしまうんじゃないかと予想できますね。そんでもって新型機が登場と。そしてガンプラが売れるといううまく練られた戦略がうかがえますね。新型フリーダムの新しいデザインを早くみたいですね。
本当は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』についていろいろ書こうと思っていたのに、SEEDを先に優先してしまった!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』についてはまたいずれ。
今回は以上です。
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