当時のガンプラブームを経験したオッサンが振り返る「ガンプラ歴史」

サブカル

今回は当時小学生だった私が、最初の「ガンプラブーム」を経験し、そして現在ヒットブランドとして成長し続ける「ガンプラ」について、個人的に感じたこれまでの歴史を振り返りたいと思います。



目次

放映当時に最初のガンプラ

1979年テレビアニメがスタートした『機動戦士ガンダム』。テレビアニメが低視聴率が原因で打ち切りとなったのは有名な話です。最初のガンプラである「1/144 ガンダム」はそんなテレビ放映時に発売されました。当時のメインスポンサーはバンダイではなく、玩具メーカーの「クローバー社」。この頃、いわゆる“リアルロボット”というジャンルがなかったので、クローバーはそれまでのロボットアニメと同様に、児童向けの合体するガンダムの玩具を販売していました。一方、その少し前に割と年齢層が高い世代で人気があった『宇宙戦艦ヤマト』のプラモデルを販売し、売上ていたバンダイがこの時、『機動戦士ガンダム』のプラモデルの版権を手にれます。
しかし、放映当時はアニメが打ち切りとなってしまうほどだったので、売上もあまりよくありませんでした。しかし、すでに敵であるジオン軍のモビルスーツのプラモデルも商品化していたバンダイの狙いは、この少し後に見事当たることとなります。

 

ガンプラブーム

テレビアニメが打ち切られた『機動戦士ガンダム』でしたが、当初のターゲットだった児童ではなく、中高生の間で『機動戦士ガンダム』の人気が広まっていきましました。そしてそんなファンたちの願いが叶い、『機動戦士ガンダム』が劇場版として公開されることが発表されました。そしてそれと同時に再放送も開始されました。この時、中高生だけじゃく当時の小学生をも巻き込み大反響となります。この再放送、たしか平日の夕方5時頃に毎日放映されていて、世間一般にかなり浸透するきっかけになったと思います。この頃にバンダイのプラモデルが爆発的に売れ始めました。今みたいにネットのない時代でしたので、みんな口コミで「あそこの店で日曜に入荷されるらしい」といった情報を頼りにみんな行列を造りました。そしてこの頃、ファンの間で「ガンダムのプラモデル」を略して「ガンプラ」と呼ばれ、ここでついにガンプラブームが巻き起こります。

 

その後も販売されるガンプラ

当時のガンプラは今のように多色成形ではなく、多くても3色くらいのランナーだったので、小学生たちは雑誌などを見本に塗装するのが基本でした。「ガンプラ」を作るのがうまい人ほど尊敬されたりもしました。アニメに登場したメカのほとんどを商品化したバンダイは、プラモデルオリジナルの企画で「MSV(モビルスーツバリエーション)」というアニメ本編には登場しなかった新たな設定を設けるなどし、それをまた商品化。これもまた売れに売れました。その後“リアルロボット”というジャンルが増えてプラモデル市場も豊富になりました。そして満を持しての続編『機動戦士Zガンダム』が放映され、新たなモビルスーツたちがどんどんと商品化されていきました。



初のHGの誕生

続編のテレビシリーズも一旦終わり、完全オリジナルとなった映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』も公開され、都度プラモデルを販売してきたバンダイでしたが、ここで転機が訪れます。ガンプラ10周年記念企画としてこれまで販売した「ガンプラ」の初のリメイクが行われました。それが今でも残っているブランド「HG(ハイグレード)」です。当時の最新技術で「ガンダム」、「ガンダムMk-II」、「Ζガンダム」、「ΖΖガンダム」の主役機4種を多色成形で発売しました。ここで初めて「ガンダム」の腰ブロックが分割され、今に至る「フロントアーマー」という扱いとなりました。この「HG」というブランドはしばらく特別なものとして扱われましたが、その後作られていく作品のプラモデルにも「HG」と表記されるようになっていきました。ガンプラに関して「HG」は基本的に1/144の高級版というような位置づけでしたが、その境もだんだんとなくなっていました。ちなみにHGの第一弾となった「HG RX-78-2 ガンダム」は金型が寿命となったため、現在で絶版となっています。

 

MGの発売

そしてガンプラ15周年記念企画として今度は1/100サイズでリメイクする事になります。当初は「究極のガンプラを作る!」というコンセプトの元、雑誌『月刊ホビージャパン』でその開発過程を連載するなどして温められてきました。専用のデザイン画を起こすなどして丁寧に企画され、ついに1995年にブランド名「MG(マスターグレード)」の「RX-78-2 ガンダム」が発売されました。「MG」は当初開発に時間がかかり、なかなか商品化されていきませんでしたが、その後多くの商品が展開されていくことになります。そして「MG」のブランド内でもVer.1.5、Ver.2.0などバンダイの技術が進むにつれ、すでに発売されたアイテムもバージョンアップされていきました。「MG」第1弾だった「RX-78-2 ガンダム」は現在Ver.3.0まで発売されています。

 

HGUC発売

一方1/144にも転機が訪れます。きっかけはOVA作品となった『機動戦士ガンダム第08MS小隊』。ファーストガンダムと同じ1年戦争が舞台なので、登場するモビルスーツもすでに登場している機体のバージョン違いが登場し、これをガンプラで商品展開していました。その中でもかなり好調なセールスを記録したのが「グフ」をアレンジしてデザインされた「HGグフカスタム」。このことから1/144サイズで主役機以外でも商品化の需要があるという事がわかり、主役機以外もリメイクして発売することになります。そこで生まれたブランドが「HGUC」。この「HGUC」は「ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー」の略でリメイクされるのは宇宙世紀物、ファーストガンダムの歴史軸に登場するモビルスーツに限られていました。しかし後に別の歴史軸のいわゆる「アナザーガンダム」のモビルスーツも商品化されていき、「HG」のあとにその作品ごとの年号のイニシャルを使うようになりました。ちなみに「HGUC」の第一弾は「ガンキャノン」。「RX-78-2 ガンダム」は前述の旧HGの絶版するタイミングで21番目に発売されました。

 

第二次ガンプラブーム

すでにヒット商品になっていた「ガンプラ」にまた波がきます。それが2002年にテレビで放映された『機動戦士ガンダムSEED』の大ヒット。もちろんバンダイは『機動戦士ガンダムSEED』放映時にもプラモデルを展開しましたが、これが「第二次ガンプラブーム」と言われるほどの大ヒットとなりました。当時は商品が店で売ってないなんてことはんかったのですが、『機動戦士ガンダムSEED』の続編が制作去れるほどの売上になりました。ちなみに画像は当時私が制作した「MG フリーダムガンダム」。結構気に入ってました。

その後、「PG(パーフェクトグレード)」などの最高級ブランドなども登場し、「RG」や現在は「EG」などいろんなブランドが発売されています。各ブランドの解説については以前紹介しているので、そちらを参照にしてください。

HG?MG?RG?PG?どれがなんなの?ガンプラ各グレード解説!
からガンプラに興味を持つ人達からすれば、バンダイの作ってきたブランドもかなり種類が増えていて、わからない人が意外と多いみたいです。ならばということで今回はガンプラのブランドの区別、そして解説をしていきたいと思います。

今では転売ヤーのターゲットとなるくらい成長した「ガンプラ」。今後も人気は続くのでしょう。

今回は以上です。

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