面白いものもある!実写化の成功例のおすすめ作品を紹介

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ここ数年、アニメ、漫画、ゲームなどから国内外問わず、実写化される作品が非常に増えています。本ブログ内のハリウッドで実写化してほしい作品ランキング!!なんと1位が!!でも分かる通り、原作ファンはアニメや漫画は実写化せず、そのままであって欲しいと思いがちですが、中には実写化しても素晴らしく成功した作品もありました。こういったランキングはあちこちあるので、今回は私が個人的に視聴して、すごく面白いと思った実写化作品を紹介します。あくまで個人的なオススメ作品です。では早速行きましょう。

目次

デスノート

おそらく、実写化して最初に面白いと感じた作品が『デスノート』だったと思います。『デスノート』に関しては、リブート含め何度か実写化作品が制作されていますが、私が個人的にオススメするは、最初の2部作、藤原竜也さんと松山ケンイチさんの映画『デスノート』2部作です。前編と後編にわけて公開された作品です。この作品は基本的に漫画原作に沿ってはいるのですが、実写映画化の際によくありがちな、原作から設定などの改変もありました。基本的にこういった部分が原作ファンから嫌われるんですけど、デスノートに関しては、そのアレンジが結構大きいにも関わらず、主人公の月(ライト)っぽさを意識した改変になっていたので、これはこれで面白いと思いました。前編では原作に登場しなかった月の幼馴染で恋人である秋野詩織が登場します。映画見る前はこの要素が心配でしたが、見た後は漫画版をベースにして、『デスノート』らしいアレンジをしたという印象になりました。前編は前編でクライマックスが必要なので、いい塩梅だと思います。

後編に関しては、漫画版では企業に“デスノート”が渡ってしまった下りを、とある女性アナウンサーが手に入れたというアレンジでしたが、漫画のままのストーリーだと長くなってしまう部分だったので、ここもいいアレンジだと思いました。そしてラスト。原作とは違うラストですが、『デスノート』の根っこは変わらないい改変だったと思います。もちろん、原作の方がいいとは思いますが、映画として落とし込む方法としては素晴らしいと思いました。

 

るろうに剣心

最初、『るろうに剣心』が実写映画化されると聞いた時には、「あ〜ぁ」といった印象でした。成功するわけないと思ってしまっていました。すみません。『るろうに剣心』に関しては、単行本は読んでなくて、すべて「週刊少年ジャンプ」誌上で読んでいました。よくあるただのコスプレ映画になると思っていたのですが、主演の佐藤健さんだけでなく、他のキャストも素晴らしい再現度、そしてキャストがすごく豪華。この映画の素晴らしいのは漫画原作でありながら、漫画からあまり離れていないのにも関わらず、映画作品として独自の雰囲気を作り上げた事ですね。はっきり言って個人的はアクションシーンなどは漫画版よりも迫力を感じました。原作特有のちょっとライトな雰囲気ではなく、かなり作り込んだ深い映画となっているので、漫画版なんか知らなくても、十分魅力的な作品だと思います。気がつけば映画も何本も制作され、その度に手抜きを感じさせない作風に驚きます。最終章2部作『るろうに剣心 最終章 The Final』がコロナで延期になっていましたが、今年の上旬にようやく公開されました。

 

今際の国のアリス

この作品に関しては、原作漫画の存在を知りませんでした。Netflixでなんか始まったな、と思って軽い気持ちで見始めてしまいました。その結果、止め時をなくすというよく聞くアレになってしまいました。衝撃の第3話以降、最終話まで止まらなくなってしまいます。もともと「バトルロワイヤル」みたいな作品が大好きなだったのもあったのですが、物語冒頭から設定やルールが非常に面白く、あっという間に見終わってしまいました。あとで知ったのですが、アニメにもなっていたんですね。主演がいろんな実写化で主役を演じ、それらの映画の評価があまりよくなかった事から、「原作クラッシャー」という不名誉な称号を与えられていた山崎賢人さんだったので、正直、ほんとすみません、正直期待していませんでした。そしてヒロインも個人的には好きでも嫌いでもなかった土屋太鳳さんでしたが、この作品を見終わった後二人とも大好きになりました。まだシーズン1だけなので、今後の続きが非常に気になります。全8話のドラマですが、映像的には映画そのもの。さすが噂のNetflix。今、なかなか時間がないのでまだですが、近いうち、原作の漫画を購入しようかと考えています。だって、先が知りたいから。

 

カイジ 人生逆転ゲーム

デスノートでも紹介した藤原竜也さん主演の『カイジ 人生逆転ゲーム』。漫画原作のカイジは絵もアレなんですが、人間的にどうしようもない奴だったので、イケメンの藤原さんが主演と聞いた時は、ミスマッチさは半端なかったです。原作を大して知らないでノリだけで実写化してしまったと思っていましたが、結果、素晴らしい実写化となっています。散々いろいろ言ってしまった藤原竜也さんのカイジっぷりは素晴らしく、いい感じでダメ人間を演じられています。観た人はみんな印象に残ると思いますが、とある場面でビールを飲むシーンは、本当に最高。物語も原作の面白いエピソードを若干アレンジしながら、うまく短めにまとめていて、テンポが非常に良いです。帝愛グループの遠藤がなぜか女性になっていて(しかも天海祐希っさん)、最初どうかと思っていましたが、最後までみると遠藤が女性になっていた事に味がでていて非常に良かったです。ただ1作目は非常に良かった分、続編となる『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』は、一応漫画原作に沿ってはいるのですが、映画オリジナルのゲームなどがあまり良くなく、個人的には好きなんですが、吉高由里子さんがあまり意味がなかった感じで、ちょっと残念な感じです。3作目の『カイジ ファイナルゲーム』はまだ観てません。

 

ウィッチャー

Netflixオリジナルばかり紹介しているので、Netflixの回し者かと思われてしまいがちですが、私はゲームの『ウィッチャー3』を4周するくらい大好きで、もちろん原作も好きになってしまっています。『ウィッチャー』は元は小説で、日本での発売されていますが、日本で発売されている小説は長編のみで、元となる短編は発売されてません。その最初となる短編の物語が、小説に先駆けて映像化されたもんだから、面白いと言わざるを得ません。正直、ゲラルトもイェネファーもシリも、もっというとトリスもイメージとは違いましたが、そんなのどうでもよくなるくらい面白いです。ウィッチャーであるゲラルトと魔女であるイェネファーの寿命が普通の人間より長いというのを使って、物語の時代を前後させ、最終的に物語の繋がりを理解した時、もう一回最初からみたくなるようなトリックが仕込まれています。さらにゲームをやっていると知っている名前がいっぱいでてきて、ワクワクがとまりませんでした。そしてそのイメージの違いにも少しがっかりしました。ゲーム版は小説の続編となっているので、ゲラルドとイェネファーの出会いなどを知りたい人は是非視聴してください。あ、ゲームとかしらなくても全然面白いですよ。こちらもシーズン1でもうすぐシーズン2が配信されるという噂がありますので、早めに視聴してみてください。

 

寄生獣

『月刊アフタヌーン』で連載されていた頃から読んでいた大好きな漫画です。原作は全10巻で綺麗にまとまっている今でも自分の中で1位2位を争う大好きな作品。その実写映画という事で、正直怖くてあまり見る気がしませんでした。公開からだいぶ経って、昨年のコロナ禍の自粛期間の時に、Netflix(またかよ)にて視聴。その感想としては、素晴らしい実写化でした。2部作でまとめられているのですが、漫画版では別のキャラクターだった人を一つにまとめたり、いろいろな細かい改変もあるにはありましたが、ラストまでの基本的な流れは原作の通りで、映画ならではの深いメッセージ性を残して幕を閉じます。CGのミギーも漫画のイメージを損なう事もなく、阿部サダヲさんがいい味を出しています。それとやはり存在感が大きいのは田宮 良子役の深津絵里さん。漫画でも特殊な存在感でしたが、深津絵里さんだからこそ見せられる漫画の田宮 良子とはまた違った独特なオーラを感じました。あと後藤役の浅野忠信さんも、漫画に劣らない勝てる気しないラスボス感がでていて素晴らしかったです。そしてラストシーン、実写でもちゃんとやってくれてすごく嬉しかったです。あのシーンありきの『寄生獣』なので、改変とかせず、しっかり描いてくれたので、大満足でした。

今回は私の印象にのかった実写化のおすすめ作品を紹介しました。こうしてみると、実写化する事が必ずしも良くないというわけではないと思いますね。制作サイドが原作をどれだけ知っていて、それを大事にしているかどうかで、映像化された時でも多少改変があっても素晴らしいものになると思います。

今回は以上です。

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