Netflix?ハリウッド?実写化決定したあの作品ってどうなってるの?

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Cowboy Bebop: The Movie (2001) Directed by Shinichiro Watanabe, Hiroyuki Okiura Shown: Spike Spiegel

ここ数年、日本のアニメや漫画を原作とした実写化決定のニュースが度々発表され、その度に話題となっています。しかし、海外での実写化のプロジェクトは発表こそするものの、途中でなくなりましたってパターンが結構あります。これまでも『セーラームーン』やら『エヴァンゲリオン』など話題にはなったものの、そのまま10年以上たってフェイドアウトしていった物が結構あります。ただ、最近だと映画に限らず動画配信サービスからの映像化があり、割と実現していっている印象。今回は実写化のニュースはあったけどその後どうなっているのかという情報をまとめてみました。

目次

『カウボーイビバップ』

まずは一番確実な作品から。私もテレビ放送していた頃から、ずっと大好きな『カウボーイビバップ』2009年に1度、キアヌ・リーブス主演によるハリウッド系実写映画化プロジェクトが進行中と発表されましたが、資金難から制作中止が発表されました。でたでた、ほらほら〜いつもそうじゃんと若干バカにしていたのですが、時は流れ2017年に再び実写化の話があがり、2018年にNetflixにて正式にドラマ化が発表されました。こちらはキャストも発表されています。

左からジェット役のムスタファ・シャキール、スパイク役のジョン・チョー、フェイ役のダニエラ・ピネダ。
スパイクのライバルで敵役となるビシャスは『サバービコン 仮面を被った街』のアレックス・ハッセルが務めるとのこと。全然しらない作品ですが、まあいいでしょう。実写ドラマシリーズは全10話で、アニメのオリジナル版の監督である渡辺信一郎さんがコンサルタントとして作品に携わることになっているとのこと。エドの詳細が未だにないのですが、でてこないのでしょうか。ちょっと心配ですね。さらに『カウボーイビバップ』といえば音楽。アニメ版の音楽を担当したのは、その後『マクロスF』などで超有名になった菅野よう子さんですが、なんとこの実写版でも菅野よう子さんが担当するとのことで、出演者によるオリジナルの曲『Tank!』の短い動画がツイッターで発表されています。

・・・これ観るとちょっと心配になる感じですが、衣装などは本編と関係ないそうです。また実写版でスパイクを演じるジョン・チョーが作品に対する意気込みを語っている動画も公開されています。

Netflixにはすでに専用のページも作られているので、ほぼ間違いなく公開されると思います。今年の秋に公開予定とのこと。今から超楽しみです。待っている間にアニメ版を見たことない人は是非見てください。すげー面白いです。

 

『ソードアート・オンライン』

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』などを製作したスカイダンス・メディアがライトノベル原作で、アニメが大ヒットした『ソードアート・オンライン』の実写ドラマを製作を発表したのが、2016年。未だにキャストなどは発表されていませんが、主人公のキリト役にはアジア系の俳優がキャスティングされるという情報がありました。スカイダンスは、小説発行元の株式会社KADOKAWA協力のもと、原作にならったストーリーをテレビドラマとして展開させていくとのこと。またドラマ以外にも、バーチャルリアリティー体験企画も計画しているといいます。
ドラマのパイロット版の脚本は、『アバター』『シャッター アイランド』などのレータ・カログリディスが担当。レータは「何年もの間、『ソードアート・オンライン』シリーズの独創的で見事なストーリーテリングにインスパイアされてきました。最先端でありながら時代を問わない『ソードアート・オンライン』のストーリーを、スカイダンスで新しいシリーズとして立ち上げられること、また優秀なパートナーたちと共に仕事ができることをうれしく思っています」といかにも海外!って感じで語っています。後発である『カウボーイビバップ』がかなり具体化されているので、少し心配ですが、進行はしているようです。

 

『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』

2009年にXbox360ソフトとして発売されたゲーム『STEINS;GATE』。その後、他の機種にもゲームは発売され、2011年にはTVアニメ化し、2013年にはテレビアニメの続編となる劇場アニメ『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』を公開。さらに2018年には続編ゲーム『STEINS;GATE 0』が発売されました。そんな『STEINS;GATE』の実写化は2020年の1月にゲーム発売10周年記念の際に発表されました。『STEINS;GATE』の実写ドラマ化を手がけるのは『ソードアート・オンライン』と同じスカイダンス。キャストや公開時期は未定です。もともとは秋葉原が舞台となる物語なので、キャストは日本人にしてほしいですね。スカイダンスは近年、Netflixと組んで映像作品を制作しているので、『ソードアート・オンライン』と合わせて『STEINS;GATE』もNetflix作品になりそうですね。

さて、いつか大々的に紹介したかった『STEINS;GATE』ですが、ここで何かしら語ってしまうと中途半端になってしまうので、いつかこの名作についてはしっかりご紹介しようと思っています。まず、『STEINS;GATE』をまだよく知らない人がいたら、アニメでいいので見ておいた方がいいです。伏線回収のお手本のような素晴らしいストーリーになっています。詳細はまた別の機会に。

 

『幽☆遊☆白書』

昨年の年末あたりに週刊少年ジャンプの『HUNTER×HUNTER』で有名な冨樫義博さん原作の人気漫画『幽☆遊☆白書』がNetflixにてドラマ化されるというニュースでかなり話題となりました。まだ発表されたばかりで、こちらは何にも進んでないかと思いきや、なんと主要キャストは決定しているとのこと。主人公の浦飯幽助(うらめし ゆうすけ)役は、現在大ヒット公開中で、これも漫画原作の映画『東京リベンジャーズ』で主演を務める北村匠海さんに決定しているそうです。

さらに、序盤は敵ながら仲間になる蔵馬役には志尊淳さん

飛影役には本郷奏多さんが決定しているそうです。

桑原はまだ決まってないようです。『幽☆遊☆白書』に関しては、漫画版だと序盤は全然違う話になるので、蔵馬や飛影が登場することを考えると、ぼたんと生き返るためにいろいろ試練を受ける序盤はかなり省略されるっぽいですね。最初のシーズンでは、戸愚呂兄弟が登場する暗黒武術会まではさすがにできないと思いますので、、シーズン2までは予定されていそうです。・・・勝手に言っているだけですけど。

 

最後にハリウッド実写化の先駆けを紹介

この作品もいつかちゃんと紹介しようと思っているのですが、なかなか機会がないので、今回はハリウッドで実写化された作品の先駆けとして『強殖装甲ガイバー』を紹介します。『強殖装甲ガイバー』はなんと1985年に連載が開始されて、まだ未完となっているベルセルクもびっくりな漫画です。基本的にはヒーロー物なんですが、敵味方ともに生体兵器として描かれるその物語やデザインはとても1985年に始まったものとは思えないほど今でも通じるものがあると思います。アニメ化も何度かされているのですが、それはまた別の機会に紹介します。
今回紹介したいのは、日本の漫画作品として初めてハリウッドで実写映画化された作品ということ。

その内容は、原作の漫画のストーリーを元にはしているのですが、登場人物がアメリカ人に変更されたり、少しコミカルテイストに描かれたり、まだCGがまともにない頃だったので、映像作品としては、多少厳しいものがありますが、何よりも日本の漫画が初めて実写化された記念すべき作品なのです。ちなみに続編も制作されたほど。でもなぜか日本では原作の漫画ともどもあまり有名ではないんですよね。なので今回、少し趣旨は違いますが、紹介させていただきました。『強殖装甲ガイバー』については、いずれメインでご紹介します。

見直してみると、予定されているのは全部Netflixなんですね。一部、正式には発表されていませんが、ほぼ間違いないかと思われます。いろいろ楽しみな作品がいっぱいありますが、まずは『カウボーイビバップ』の公開を待ちましょう。

今回は以上です。

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