2022年1月7日公開予定の最新作である『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。3部作の最後という事でしたが、どうやらこの作品のあとにも、新3部作が予定されているとの事。これはうれしいニュースです。今回はこのうれしい最新ニュースに加え、「マーベル」とか、「アベンジャーズ」とかに置いてけぼりされている人への説明もしたいと思います。
まずは新三部についてのニュースから。トム・ホランドが主演の『スパイダーマン』シリーズは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に組み込まれた『スパイダーマン』シリーズです。MCUについては後で説明するとして、まあようするに最新版の『スパイダーマン』の映画シリーズという事です。トム・ホランドが演じたスパイダーマンは、『アベンジャーズ』の一連の中に加えられている『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場しました。その後、単体の映画として第一作目の『スパイダーマン:ホームカミング』が2017年に公開。そして2作目となった『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が2019年に、そして最新作となる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が2021年(日本では2022年)に公開となるわけです。一応この3作目で、トム・ホランドが主演の『スパイダーマン』シリーズはラストということになっていましたが、プロデューサーのエイミー・パスカルは、「トム・ホランド、マーベルと共に次のスパイダーマン映画を製作する準備が整いつつあります。新作は3本予定しており、新たな三部作へと突入していきます」とコメントしたようで、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が最後ではないと発言したとのこと。個人的にはトム・ホランドのピーター・パーカーが一番好きなので、続投は正直うれしいですね。できれば新三部作は、『アベンジャーズ』が絡まない『スパイダーマン』単体の作品としてみたいです・・・。それは無理そうかな。
マーベル・コミックとは?
まず、『アベンジャーズ』絡みの宣伝やグッズを見るたびにマーベル、マーベルって出てくるけど、これってそもそもなに?って人が少なからずいると思います。ファンでは当たり前の事でも、そうじゃない人からするとわからないものです。「マーベル・コミック(Marvel Comics)」っていうのは、アメリカの漫画出版社です。日本でいう所の少年ジャンプの「集英社」や少年マガジンの「講談社」みたいなものですね。で、この「マーベル・コミック」には、人気のあるアメリカン・ヒーローの作品がいっぱいあるわけです。今回話題となったスパイダーマンを筆頭に、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、超人ハルク、ファンタスティック・フォー、Xメン、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、パニッシャー、デアデビルと私が思いつくだけ書きましたが、まだまだいます。そんなそれぞれの漫画で主役の人気ヒーローたちが集まって共演を果たす漫画が、映画化もされ話題となった『アベンジャーズ』というわけです。ちなみにアメリカン・ヒーローといえば、スーパーマンやバットマンなども人気ですが、あちらは別の出版社で「DCコミックス」のヒーローで、「DCコミックス」は「DCコミックス」でヒーローを集めた『ジャスティス・リーグ』というのがあります。日本で言う所の「ドラハッパー」みたいなもんですね。・・・え?「ドラハッパー」を知らない?「ドラハッパー」はドラえもんとハットリくんとパーマンが共演した作品なのですが、今回全然関係ないので忘れてください。
MCUとは?
MCUは「マーベル・シネマティック・ユニバース」の略で、マーベル・スタジオが製作するスーパーヒーローの映画の事を主に言います。マーベル・コミックのキャラクターをベースに実写映画を主に製作していて、いろいろ言ってはいますが、ようは『アベンジャーズ』の映画を製作するためにできたものです。マーベルの実写化映画作品はそれまでに何本も製作され、公開もされてきましたが、映画会社が違ったりして、なかなか『アベンジャーズ』として、ヒーローやその役をやっている俳優さんを集められませんでした。上のマーベル・コミックの説明の際に名前を出した、『ファンタスティック・フォー』や『Xメン』も映画化されていてヒットしていますが、この作品を製作した映画会社は「20世紀フォックス」。そんで過去に何度も映画化されている『スパイダーマン』は「ソニー・ピクチャーズ」と映画会社がバラバラで、版権が絡んで、とても全員集合なんてできなかったわけです。そこで『アベンジャーズ』の映画化を目指して、MCUが作られ、『アイアンマン』の1作目を皮切りに、『アイアンマン2』、『マイティ・ソー』、『キャプテン・アメリカ』、『インクレディブル・ハルク』と製作し、それぞれの俳優を集め、2012年についに『アベンジャーズ』が公開されたわけです。なので一作目の『アベンジャーズ』にはアイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ハルクの4人が登場しています。私は個人的にはここで終わるかと思ったのですが、その後も『アイアンマン3』以降もこの『アベンジャーズ』の流れを続けてしまい、その分作品もたくさん作ってしまい、ファンではない人たちからすると、何が何やらになっていってしまったのです。
それではもし、これからMCUの『アベンジャーズ』関係の映画を網羅したい!という猛者のために、一応、『アベンジャーズ』が一段落するまでのマーベル作品を順に、簡単な補足をしながらタイトルを紹介します。
『アイアンマン』(2008年公開)
『アイアンマン』の1作目。この時点では『アベンジャーズ』の絡みはありません。
『インクレディブル・ハルク』(2008年公開)
「ハルク」が主役の映画。「ハルク」に関しては、過去に『ハルク』というタイトルでユニバーサル・ピクチャーズで映画化されていましたが、MCUで再映画化されました。
『アイアンマン2』(2010年公開)
『アイアンマン』の2作目。この作品から『アベンジャーズ』の話が絡んできます。
『マイティ・ソー』(2011年公開)
『マイティ・ソー』の1作目。ヒロインは地味にナタリーポートマンが演じていて豪華です。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年公開)
『キャプテン・アメリカ』のの1作目。タイトルに『アベンジャーズ』が入ってます。
『アベンジャーズ』(2012年公開)
ここで上記のヒーローが集合し、『アベンジャーズ』が公開。
『アイアンマン3』(2013年公開)
『アイアンマン』の3作目。この『アイアンマン3』は『アイアンマン』の3作目というより、『アベンジャーズ』の後の話になっています。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年公開)
『マイティ・ソー』の2作目。ナタリーポートマンがヒロイン続投です。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)
『キャプテン・アメリカ』のの2作目。かなり『アベンジャーズ』が絡んでます。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の1作目。『アベンジャーズ』要素はほとんどないです。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)
『アベンジャーズ』の2作目。前作のメンバーにここまでで登場したブラック・ウィドウ、ホークアイ、ウォーマシンが加わってます。
『アントマン』(2015年公開)
『アントマン』の1作目。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)
タイトルは『キャプテン・アメリカ』とありますが、これはもう『アベンジャーズ』です。ここでようやくスパイダーマンが参加します。あとアントマンも。
『ドクター・ストレンジ』(2016年公開)
『ドクター・ストレンジ』という作品はこれだけですが、「ドクター・ストレンジ」はこの後、あちこちに登場します。スパイダーマンの最新作でも重要ポジション。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年公開)
ここでも『アベンジャーズ』は弱めなのですが、『アベンジャーズ』のラスボスはこの作品で登場します。
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年公開)
MCUのスパイダーマンとしては、1作目なんですが、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ですでに登場しているので、1作目っている感じしませんでした。しかもアイアンマンもずっとでているので、これも『アベンジャーズ』という印象が強いです。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年公開)
『マイティ・ソー』の3作目。物語は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の後の話になってます。
『ブラックパンサー』(2018年公開)
スパイダーマンと同様に『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場した『ブラックパンサー』の1作目です。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年公開)
これまでのヒーローが合流します。ここで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』もしっかり絡んできます。あと続編の『アベンジャーズ/エンドゲーム』も見ないと「何これ?」ってなりますので、ここまできたらしっかり『アベンジャーズ/エンドゲーム』までみましょう。
『アントマン&ワスプ』(2018年公開)
『アントマン』の2作目。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』より前の物語です。
『キャプテン・マーベル』(2019年公開)
ここにきてあまり『アベンジャーズ』と関係ないような作品。めっちゃ強いヒーロー(ヒロイン)なのですが、実は彼女の存在が、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で結構重要になります。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年公開)
そして一連の流れがようやく収まるのがこの作品。個人的には完結編と思っていました。しかし・・・・。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年公開)
MCUのスパイダーマンとしては、2作目。しかもその内容はしっかり『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後となっています。
この後もいろいろと細かい配信ドラマなどありますが、この後は2022年1月7日公開予定の最新作である『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』となるようです。
ガンダムの宇宙世紀物に匹敵する作品の長さですね。レンタルを中心にしたとはいえ、私もよく全部見たものです・・・。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は『アベンジャーズ』だけじゃなく、他のスパイダーマン作品ともつながりがあるようです。他のスパイダーマン作品については、また別に機会に。
今回は以上です。
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