経験談!当時製作したガンプラの売った詳細とその時の金額を紹介!

サブカル

相変わらずガンプラの転売問題は未だなくならず、ネットやSNSでは賛否両論の声があふれています。できれば法律でいろいろ規制してもらいたいですが、こういった転売(せどり)は、商売の基本だという声もあり、やはり法でなんとかするのは難しいのでしょうか。
さて、かくゆう私もかつてガンプラを売っていた時期がありました。ちなみに転売じゃないですよ!私の場合は趣味で製作したガンプラを完成品として、ヤフオクで売っていたわけです。なので商売とか副業という目的ではないので、そういったアドバイスではありませんが、今後もし、転売ではなくガンプラを製作して売ろうとしている人がいるのならば、その参考になればと思い、過去の経験と実際に売れた金額などを紹介します。かなり昔の経験談なので、現在にあてはまるかはわかりませんので、あくまで参考程度にみていただければと思います。

 

目次

ガンプラを売ることになった経緯

まず私が自分の製作したガンプラを売ることになった経緯についてお話します。理由は簡単です。置けなくなったからです。我が家には立派ではないのですが、模型をディスプレイするケースがあります。そこに塗装したものから、素組みのものまでたくさんの模型やガンプラが飾ってあります。今も飾ってあります。なので新しいものを買ったり、作ったりするとどんどん飾れなくなってしまうのです。そこで飾れなくなったものは、箱にしまったりして収納しておくのですが、収納にはまだ作っていないガンプラも入っています。そこで許容量を超えた時、もう飾らないであろうガンプラを捨てるのではなく、誰か買わないかとヤフオクに出品してみたわけです。

 

HGソードカラミティガンダム

その時、出品したのが『機動戦士ガンダムSEED』の「1/144 HGソードカラミティガンダム」。詳しい人は反応いるかもしれませんが、「ソードカラミティガンダム」というプラモデルは発売されておりません。これは本編に登場した「カラミティガンダム」のMSV設定で、砲撃戦仕様の「カラミティガンダム」の接近戦仕様のガンダムです。このMSV設定が発表された際、当時の月刊ホビージャパンの付録として、「ソードカラミティガンダム改造パーツ」というのがありました。これは本編にも登場する元の「1/144 HGカラミティガンダム」にこのパーツを使用することで、MSVの「ソードカラミティガンダム」を作ることができるというもの。当時積どくモデラーでもあった私は、おそらくもう作らないであろう「1/144 HGカラミティガンダム」が家にあったので、これをきっかけに製作し、塗装しました。完成品をしばらくの間、「HGエールストライク(旧)」と並べて飾っていました。しかし、後に完成する数々のガンプラに追いやられ、前述のようにしまうこともできず、ここでヤフオクに出品することを決めました。当時のちゃんとした画像がなく、わかりにくい物になって申し訳ございません。今回の画像はそんなのばっかりです。

 

ヤフオクに出品

当時、初の出品だったので、よくヤフオクに出品している知人にアドバイスを受けると、“写真が重要”というアドバイスをもらいました。当時はスマホなんてありませんので、デジカメを使用することになりましたが、運が良いことにウチの奥さんは、元結婚式場で写真を撮る仕事をしていて、趣味も写真だったので、お願いして撮影してもらいました。そして当時家にあったiMac(OS8.6のグリーン古いやつ)で出品。開始金額は元となった「1/144 HGカラミティガンダム」が1,320円だったので(安!)、改造パーツと手間代をプラスして1,500円でスタートしました。

 

そして味をしめる

一度スタートと同時に金額が2200円まであがりました。その後、オークションをチェックしても特に金額の変動がなかったので放置していました。設定した期間は7日。これはアドバイスしてくれた人ができるだけ多くの人に見てもらうのが重要とのことだったので、7日に設定しました。してオークションの結果が出る間際、金額が突然増え出しました。更新がうまくできなくて、オークション終了前に確認した金額は¥9,000までいっていました。“思ったより金額がいったなぁ”と思い、オークション終了後に画面を更新して表示された金額が¥18,000!!そのわずかな時間に何があったかわからなかったのですが、最終金額は¥18,000となりました。ここで味をしめてしまい、次の週には一緒に飾ってあった「HGエールストライク(旧)」も出品。それが次の週に¥16,000で落札されました。ここで我を失いはじめます。

 

しかしそんなに甘くない

その後、飾らなくなってしまっていたガンプラを引っ張りだして売り始めました。調子に乗って2個同時に出品したました。出品したものは、「MGケンプファー」と「MGドム」。マスターグレードだし、1年戦争のネタならかなりの金額になるんじゃないかとワクワクしました。この時は奥さんに内緒にしたかったので、写真は自分で撮影しました。結果・・・「MGケンプファー」6000円、「MGドム」2700円。え?どうーした、どーした。ケンプファーだよ?ドムだよ?みんな好きなんじゃないの?この事実に意気消沈した私はしばらくヤフオクから離れました。

 

MG フリーダムガンダム

しばらくして、奥さんがどうしても買いたいものがあるので、ガンプラを売って金を作ってほしいと、なんとも無情なお願いをしてきたことがあり、当時また在庫が溢れ出していて、「MGストライクフリーダム」に飾る場所を奪われしまっていた「MGフリーダムガンダム」を出品してみることにしました。この時は奥さんも全面協力。結果、¥14,000で落札。・・・何が違うんだ?と疑問に思ったのですが、この後いろいろ知ったのですが、まず当時のヤフオクでは「ガンダム」以外は売れにくいということ。そしてやはり素人が撮った写真はバレるということです。その後は、様子をみて時折出品するようにしていました。

ヤフオクに出品する際の注意

ここで経験から自分の出品に加え、他の人の出品なども見てわかったことを紹介します。ちなみに私の製作技術は、合わせ目を消したり、エアブラシでグラデーション塗装したりできるくらいの技術です。

素組みはジャンク

まず、たまに買ってきたものをそのまま組むいわゆる「素組み」を出品している人たちを見かけましたが、これはなかなか売れないと思います。素組みジャンク品扱いなので、定価以下でないと落札されません。ただ組み立てるだけなら、みんなやっているので、“儲ける”には向いてません。これなら今問題となっている転売のように、未開封の方が価値があります。

 

墨入れしただけでもジャンク

ではということで、ガンダムマーカーなどで、部分塗装やスミ入れをした状態で売っている人もいますが、これも結果「素組み」と価値は変わりません。もし“儲けたい”という気持ちでやるならば、ある程度の知識と製作技術は必要になります。また塗装や加工の技術があっても、さらにセンスもある程度必要になります。例えばガンダムを赤く塗って「シャア専用ガンダム」というものを作ったとして、ゲームなどにこの機体は登場しているので、もしかしたら需要があるかもしれませんが、ガンダムを青く塗って「ランバラル専用ガンダム」といっても誰も欲しがりません。ある程度ガンダムやそうゆう作品の知識があり、そこで製作技術として活かせるかというのが重要になります。・・・「ランバラル専用ガンダム」ありか?

 

商売には向かない

ガンプラ作りについては、作業量や元のキットの金額、塗料などの元値を考えると、よくネットなどで薦めているような副業とか商売には私は向いていないと思います。あくまでも趣味の範囲で作って、在庫整理などでヤフオクに出してみるというような感覚なら楽しいかと思います。私は一度、出品した時に、コメント欄で製作代行を依頼されたこともありました。自分の作品を認められた感じがして、非常にうれしかったのですが、土日でしか作業できないのと、趣味の範囲を超えたくないという理由で、丁寧にお断りをしたことがあります。
ヤフオクを見ていると、明らかにプロっぽい人の作品を見かけます。加工技術や写真を見ても特別ですし、入札されている金額も数万からになっています。ああいう人たちはそれで生計を立てているかと思いますので、その本気さが違うのだと思います。また中には別アカウントで金額を吊り上げたり、多くの人が入札しているような演出をしている人もいるので、買う側の時もいろいろ注意が必要だとも思いました。

私は趣味を嫌いになりたくないので、“売るために作る”ということはしません。息子が生まれてから塗料を使う環境を嫌った奥さんの言いつけを守りつつ、もう10年以上エアブラシに触ってません。ただもうすぐ中学生になるので、そろそろ復活したいとも思っています。ヤフオクには出さなくなりましたが、いずれガンプラや模型を扱ったブログを開設できればと思っていますので、その時は改めてご報告します。

今回は以上です。

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