アニメ『Fate』シリーズがいっぱいあってわからない人へ〈後編〉

サブカル

前回の続きです。

アニメ『Fate』シリーズがいっぱいあってわからない人へ〈前編〉
私がプレイしている数少ないスマホゲーム「FGO」こと『Fate/Grand Order』。そんでもって大ヒットしているこのゲームの元となっているのが『Fate/stay night』という作品。そんな元となる『Fate/stay night...

 

今回は前回紹介した3ルートのそれぞれの物語がどのアニメ作品で観れるか、そして『Fate/stay night』が好きになったら、ぜひ観て欲しいもう1作品をそれぞれ紹介します。今回は『Fate/stay night』に関するアニメ作品の紹介なので、派生作品である『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』『Fate/Apocrypha』『Fate/EXTRA』については、紹介しないのであしからず。これらの作品は、基本となる『Fate/stay night』を観てハマった人は追い追い観ていけばいいかと思います。



『Fate/stay night』

テレビアニメの第1作目。全24話で2006年に放送されました。主人公、士郎のサーヴァントであるセイバーをメインヒロインとした「セイバールート」で制作されています。セイバーが聖杯を望む理由と、彼女にとっての救いを描いた物語で、セイバーと士郎がお互いを理解し尊重するようになっていく過程で、自らの折れかけた「思い」を相手の生き方の中に再確認し合い、最後にはその思いを貫くためにそれぞれの道を選ぶというストーリー。『Fate/stay night』で一番基本となる物語となっています。
他の作品に比べて少し古いので、最近の作品と比べてしまうと人によっては、少しシンドイかもしれません。2〜3話みていけそうならぜひ視聴してみてください。アニメーション制作はスタジオディーン。『Fate/stay night』のアニメをすべて見ようと思うのなら、個人的には1番最初に見ることをおすすめします。

 

『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』

テレビアニメ第2作目。1期と2期に分けられて放送された全25話。ゲームでの「遠坂凛ルート」の物語でアニメ化されました。実は上記の1作目のテレビアニメシリーズ『Fate/stay night』の少し後に、同じくスタジオディーン制作で劇場アニメとして『Fate/stay night Unlimited Blade Works』とほぼ同じタイトルで映画が公開されました。しかし、テレビシリーズが24話あった内容のものを映画1本でまとめたため、かなり端折った内容となってしまい、ファンからは結構不評だったとのこと。
しかしその後、2014年に端折っていないテレビシリーズとして改めて制作されました。こちらの制作は『鬼滅の刃』でその名を轟かせたufotableが制作しています。映画版のとのタイトルの差別化は『Fate/stay night [Unlimited Blade Works][ ]があるかないかで差別化されてます。[ ]があるのがテレビアニメ版。私はこのテレビ版の『[Unlimited Blade Works]』が一番好きです。
メインヒロインは魔術師「遠坂凛」。主人公の士郎と凛だけでなく、凛のサーヴァントであるアーチャーにもスポットが当てられています。アーチャーの意外な正体が明らかになると共に、士郎自らサーヴァントと戦うなど、士郎が一番主人公っぽい作品になっています。物語中、サーヴァントやマスターの契約破りや裏切りが何度かあって、敵味方の関係が目まぐるしく変化するストーリーが超面白かったです。1作目の映像が古くてダメだった人は、この『[Unlimited Blade Works]』を一番最初に見ることをおすすめします。

 

『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』

3本中、唯一劇場アニメのみで3部作にて制作されたのが、「間桐桜」をメインヒロインとした『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』。前の2つのルートも違いこそあれ、大きな流れとしてはほぼ同じなのですが、この「桜ルート」は一番異色となっていて、前の2つのルートで割りと重要人物だったり、活躍していた複数のキャラクターが早々に退場してしまい、そもそもの物語の発端である聖杯の謎を巡るホラーテイストの強い物語になっています。制作はufotable。3ルートの中で一番最後の映像化、映画作品でufotable制作ということもあって、非常に綺麗な映像作品になっています。
ただし、この作品のみ注意が必要。ここまで幾度と別ルートながらアニメ化されてきた『Fate/stay night』。前回の記事でも説明しましたが、冒頭の物語は3ルートとも共通になっています。そのためか、この『[Heaven’s Feel]』ではその冒頭の部分を省略しています。前回記事でいう所の基本的な物語の部分。そのため、この作品を初めて観る場合、よくわからないスタートになってしまいます。個人的には『[Heaven’s Feel]』に関しては、最後に観るか、少なくとも上記の2ルートのどちらかを観てから視聴することを強くおすすめします。物語も一番暗く、重い感じになっています。

 

『Fate/Zero』

3ルート分の基本的な『Fate/stay night』については紹介は終わりましたが、その上でもう一つ紹介したい作品があります。それがこの『Fate/Zero』。『Fate/Zero』は2011年にテレビアニメとして放送された作品で、1期と2期に分けられて放送された全25話の作品。この作品は、元となる『Fate/stay night』よりも過去の物語で、『Fate/stay night』で行われた「聖杯戦争」の前に行われた「聖杯戦争」が描かれています。主人公は『Fate/stay night』の主人公の衛宮士郎の養父、衛宮切嗣。『Fate/stay night』でも回想シーンに登場した彼です。過去に行われた「聖杯戦争」が描かれていますので、その後の『Fate/stay night』に登場する人物がたくさん登場します。切嗣のサーヴァントもセイバーで、本編と同じアルトリア・ペンドラゴン。ただ士郎のように切嗣は人が良いわけではないので、セイバーと度々対立する場面が多いです。とにかく容赦ない物語展開が非常に面白く、その後、どうやって『Fate/stay night』本編に繋がっていくのかも見所となっています。セイバーとアーチャー以外のクラスのサーヴァントは本編とは違うサーヴァントなので、そこも面白いです。本編では割りと横のつながりがあった「聖杯戦争」を汚い大人が本気でやったらどうなるか?といった感じで、本編とはまた違った魅力があります。『Fate/stay night』のどれかを観て面白かった人はぜひ視聴してほしいです。

 

どの作品から見ればいいか?

さて、散々各作品を説明してきたですが、ではどの順番で視聴すればいいか?ということについて、個人的な意見を書きたいと思います。
もし全部見るなら、

『Fate/stay night』
『Fate/Zero』
『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]』

の順番をおすすめします。たまに時系列で言えば、一番古い作品だから『Fate/Zero』を最初に観た方が良いという意見を見かけますが、『Fate/stay night』の物語にあるルールや設定をちゃんと理解してからじゃないと、『Fate/Zero』の面白さが半減してしまいます。なので私は上の順番を強くおすすめします。また、1作目の『Fate/stay night』が古く感じて見れなかった人は、

『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
『Fate/Zero』
『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]』

の順番がいいかと思います。『[Unlimited Blade Works]』はヒロインは違うものの、しっかり最初から『Fate/stay night』の物語を描いているので、そちらから観て、過去の物語に触れるのがいいかと思います。どれか一つだけ観たいというのであれば、『[Unlimited Blade Works]』をおすすめします。

可能なら他の派生作品についても紹介したいのですが、例によって文字量がエライことになっているので、機会があれば派生作品も紹介します。

今回は以上です。

 

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