次の仮面ライダーは『仮面ライダーギーツ』!久々の多人数ライダー!

サブカル

令和仮面ライダー第4作にあたる『仮面ライダーギーツ』が、9月4日からテレビ朝日系で放送されるとうこととそのビジュアルが発表されました。



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仮面ライダーギーツ

すでにデザインが公開されている『仮面ライダーギーツ』。前作にあたる『仮面ライダーリバイス』はピンク色で奇抜なデザインとして放送前から注目を浴びましたが、今回の『仮面ライダーギーツ』はかなりかっこいいデザインになっていますね。デザインのモチーフは白いキツネとのこと。現在公開中の映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』に先行して『仮面ライダーギーツ』も登場することも発表されました。この次回作の仮面ライダーが夏の映画に登場するパターンは、かなり前からやっているので、わかっていた人も多いんじゃないでしょうか。そして気になる物語はどうやら多人数のライダーが登場するようです。毎回、複数の仮面ライダーが登場するのはお決まりになっていますが、多人数となると『仮面ライダー鎧武(ガイム)』以来になるんじゃないでしょうか。9月4日以降、毎週日曜9時から放送予定とのこと。

 

気になる物語

今回は、出自も目的も不明な謎の敵「ジャマト」の脅威から街の平和を守るためのゲーム「デザイアグランプリ」が行われている世界が舞台となるとのこと。「デザイアグランプリ」の参加者たちはそれぞれが仮面ライダーに変身し、「ジャマト」を倒したり、人々を救ったりすることで得られるスコアを競っていて、「デザイアグランプリ」の勝者には“理想の世界をかなえる権利”が与えられるというのが大筋の物語のようです。主人公は「浮世英寿(うきよえーす)」という謎の青年で「最後に勝つのは俺だ」と平然と言ってのける自信満々な性格のようです。現時点で発表されているのはここまで。
なんとなくですが、同じく多人数仮面ライダー作品の『仮面ライダー龍騎』『仮面ライダー鎧武』を混ぜたような雰囲気がします。これはあくまで個人的な意見なのですが、最近の仮面ライダーは毎回フォームチェンジが登場して、何が強くてどんな能力なのか理解できない作品が多い感じがします。おそらくは玩具やグッズのためにそうしていると思うのですが、今回のように多人数仮面ライダーになるとそういったことも分散されそうで、おかしな無駄なフォームチェンジが減りそうなので、個人的には期待したいですね。



 

過去の多人数仮面ライダー作品

かなり古い作品も含まれますが、ここで過去にあった多人数仮面ライダーが登場する作品を紹介します。個人的には多人数仮面ライダーは登場人物が多くなり敵になったり、味方になったりと物語の展開が毎回面白いので大好きです。今回の『仮面ライダーギーツ』の背景にも「謎」の設定があるようなので、この「謎」についての真相に向かっていくのが魅力的ですね。以前にも紹介した2作品ですが、今回の新作に合わせて改めて紹介します。

『仮面ライダー龍騎』

『仮面ライダー龍騎』は「13人の仮面ライダーが自らの望みを叶えるために最後の1人になるまで殺し合い続ける」という仮面ライダー同士のバトルロイヤル物です。今回発表された『仮面ライダーギーツ』も同じような設定があるようですね。ライダーが自身の欲望のために他のライダーと殺し合うというストーリーや、悪役であっても正式に「仮面ライダー」を名乗るという設定が、「子供番組としては不適切である」という意見が当時新聞に投稿されるほど、物議を醸し出した作品。
ミラーワールドという鏡の向こう側の世界に住むモンスターが、現実世界に脅威を与えているという状況があり、これに対抗できるのは仮面ライダーのみ。そんな中で主人公である城戸真司は、ライダー同士の戦いはやめて、ミラーモンスターから世界を守るべきだと主張します。しかし、他の仮面ライダーたちはどうしても叶えたい願いが存在する者がいたりして、状況はなかなか主人公の思うようにはなりません。さらに刑務所にいた凶悪殺人犯が仮面ライダーの力を与えられ、その力を使って脱獄し、ルールに従ってみんなが躊躇する者が多い中、次々と他のライダーを殺していったりします。とにかく子供番組というのを無視した内容で、ライダー同士が味方になったり敵になったりしながら物語が進みます。そしてその結末もおよそ子供向け番組とは思えない話になっています。この作品はテレビ版、映画版、テレビ特番で、そのラストも変わっているので、テレビ版のラストが受け入れられない人は、他の2作品も見た方がいいかもしれませんね。

 

『仮面ライダー鎧武(ガイム)』

『仮面ライダー鎧武』は当初、フルーツがモチーフの仮面ライダーで、フルーツによって、身にまとう鎧が変わるというぶっ飛んだ設定。当初、『仮面ライダー鎧武』の設定やビジュアルが公開された頃、「この仮面ライダーは絶対だめだ」と思ってたんですが、アニメやゲームの脚本で有名だった虚淵玄さんがシナリオを担当した事により、そのおちゃらけた設定から物語はかなりヘビーなものとなり、そのフルーツが物語のキーとなり、子供番組にはどうかと思うような鬱展開がありました。『龍騎』ほどではないのですが一部ライダー同士の戦いもあるなど、かなり急展開の連続でした。また、仲間だと思っていた人間の裏切りや闇落ちなどもあり、子供向け番組のストーリーとは思えない展開が続きます。それゆえに大人が見ていても面白く、ヒーロー物ではご法度となっている“変身している間に攻撃しちゃう”という場面もありました。テレビの最終回の後のエピソードもその後の映画で見れたりします。

今年は『風都探偵』『仮面ライダーBLACK SUN』など過去のシリーズと関係する作品が発表される中、唯一の完全新作仮面ライダー。個人的には期待しています。

今回は以上です。

 

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