第2クールに備えおさらい『水星の魔女』第8話の物語のネタバレ紹介

サブカル

放映されるたびに話題となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。今回は第2クールに備えて、12話までのあらすじのネタバレを紹介します。今回はテレビシリーズの第8話「彼らの採択」について。



『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ネタバレ

放映開始からネットやSNS、ガンプラの売り上げまでもこれまでのガンダムシリーズではなかったほどの盛り上がりを見せた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。テレビシリーズは第2クールが4月から開始されますが、うっかりしていて、この話題の作品に乗り遅れた人のために、。そんな人のため、何回かに分けて、第1クールのあらすじのネタバレを紹介していきます。本ブログでのネタバレに関しては、なるべく短く簡潔にまとめてきたのですが、この『水星の魔女』に関しては、物語だけではなく、設定や謎、キャラクターたちの話題となったセリフなど、注目された部分が多かったため、今回はできる限り詳細に紹介していきたいと思います。なので全話分になるとかなり長くなると思いますが、移動中など時間がある時に読んでいただけるとうれしいです。

前回の第7話についてはこちらから。

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というわけで、今回はテレビシリーズの第8話「彼らの採択」を紹介します。



第8話「彼らの採択」


地球寮ではミオリネが突然設立することになった『株式会社ガンダム』の話題で持ち切りでした。チュチュは「あーしには関係ねぇし」と我関せずといった様子でしたが、そこへ「関係あるわよ」とミオリネがやってきました。「ここ、会社にするから」ミオリネは言うと「株式会社ガンダムは私と皆さんで経営します。以上。よろしく。」とかなり一方的に宣言します。不満を言う地球寮の面々に対しミオリネは「給料はちゃんとだす。他に何か質問は?ないよね?」そんなミオリネの横暴にスレッタはひたすら地球寮のメンバーに頭を下げていました。そんなミオリネにアリヤは「そもそもガンダムで何をする会社なんだい?」と質問をすると「それはこれから考える」と返しました。


ミオリネに突然会社を始めさせられ、戸惑う地球寮の面々。金さえもらえれば問題ないと言うオジェロ、すんなり状況を受け入れるリリッケ、マルタンはガンダムや魔女に対して抵抗があるようで、ティルとアリヤは会社が何をするか次第とのこと。チュチュはやはりミオリネの言いなりになるのは面白くないようです。チュチュにこの状況をどう思うか聞かれたニカはというと「エアリアルにも触れるし、それに会社が上手くいけば、アーシアンでも活躍できるって証明になる」と前向きな姿勢でした。


一方、ミオリネとスレッタは、プロスペラの元に訪れ、ガンダムについての話を聞きいていました。プロスペラはミオリネに快くデータを提供してくれますが、不明な点が多いためガンダムの量産は不可能だと言い切ります。そんな母に対しスレッタは「お母さん、あの・・・あのね。どうしてお母さんはエアリアルのことガンダムじゃないって言ったの?」と自分に本当のことを言ってくれなかった事について疑問をぶつけます。するとプロスペラは右手の義手を外してスレッタに突きつけ、「怖い?」と質問します。母の右手に見慣れていたスレッタは全然怖くないと答えます。


そんなスレッタに対しプロスペラは、「人はよく知らないものに恐怖を感じるの。攻撃しようとするの。ガンダムが禁じられた機体だという人々の意識は消えない。でも私はあなたたちを守りたかった」と、エアリアルとスレッタを守るために嘘をついたと言います。そのプロスペラの言葉に「そうだよね、私たちを守るためだよね」と一瞬でそれまで抱いていた疑念が吹き飛んでしまいました。「もちろんよ、愛しの娘たちだもの!」と言い切るその芝居じみたやり取りを、ミオリネは疑いのまなざしで見ていました。


寮への帰り道のシャトルの中で、ミオリネはどうしてスレッタはエアリアルに乗っても平気なのか、スレッタはプロスペラに聞くべきだったのでは?と話ます。スレッタはエアリアルはずっと家族なので、不安はないと言い切ります。そこへシャディクがやって来て、スレッタに話しかけてきました。ミオリネはスレッタに「そいつとは何も話すな」とくぎを刺します。そんなシャディクは新会社の今後についての不安要素をミオリネに指摘したあと「その会社俺が引き取ろうか」と申し出ます。ミオリネが「条件は?」と聞き返すと「俺との結婚」とだけ言い残しシャディクは去っていきます。結婚という言葉に興奮していたのはスレッタ。「私、わかっちゃいました・・・シャディクさん、ミオリネさんのこと、す、す、好き」とという言葉に被せながらミオリネは「そんなわけないでしょ、あいつ、グラスレーの施設で育った孤児で、やれることはなんでもやる奴よ、気を付けなさい」と忠告しました。


地球寮ではリリッケが定款、事業計画書など、会社設立までの「やることリスト」を作っていました。この株式会社ガンダムを立ち上げるのに、一番大事なのが何をする会社なのか?ガンダムはモビルスーツなのでやはり兵器として売るのが一番最初に思いつきます。しかし、その話になった時、地球寮のメンバーの雰囲気は暗くなりました。戦争孤児の多い地球寮のメンバーからは兵器を売るのには反対、という声が上がります。自分たちが売った兵器でまた地球が戦場になり、自分たちの家族が傷つくかもしれないと。アーシアンにだけなら売っても良いと言う現実的ではない意見などが出てきてまとまりません。
そんな地球寮の意見を聞きながらも、ミオリネは定款の作成、口座の開設など経営戦略化のメンバーに指示し、スレッタを含むあとのメンバーにガンダムのイメージを良くする動画を作成を指示。、「期日は2週間」と言い立ち去っていきました。


一方、キャンプ中のグエルの所には、学園の男子生徒が集まり、グエルの髪に水をかけてるなど嫌がらせをしていました。そんな生徒たちを相手にせず、顔色を変えることなく、スルーし続けるグエル。そこへシャディクが現れました。男子生徒たちはバツが悪くなり立ち去っていきます。シャディクは自分の寮に来るよう誘いますが、グエルは「何度も俺の決闘を避けてたヘタレに媚びる気はない」と突っぱねます。シャディクは「オレはお前の事結構気に入ってるんだ」と言いますが、グエルは「憐れまれてたまるかよ!」とシャディクの誘いを断りました。そのシャディクのもとに、養父サリウス・ゼネリから連絡がきました。「ベギルペンデとミカエリスを送った」とガンダムを手に入れる手段として、新型のモビルスーツの手配がされたようでしたが、シャディクはサリウスへ決闘で手に入れるつもりはないと答えます。するとサリウスは「忘れるな。ガンダムはこの世から消し去らねばならないということを」と話し、シャディクは大人しく「はい。父さん」と答え電話を切りましたが、「狭すぎる。視野も、思想も」と養父とは違った考えがあるようでした。


ミオリネはもっとガンダムについて知る必要があると感じていました。ガンドアームについてもっと知ろうとしたミオリネは、エアリアルを作ったシン・セーと一緒にM&Aで買収したエランのいるペイル社のベルメリア・ウィンストンに会いに行きました。ミオリネはベルメリアからガンダムやヴァナディース機関、魔女などについての質問をぶつけました。「やめて、魔女なんていい方はやめて。」とミオリネが使った魔女という言葉に思わず反論してしまうベルメリア。「あなたも魔女の一人なのですか?」とミオリネが質問をし続けると、「私はガンドの理想に魅入られて、あの人たちのまねをしているだけ」と伝えます。「ガンドの理想・・・」そこに何かを感じたミオリネはその話をして欲しいと頼みました。


その後、ミオリネが温室に一人でいると、シャディクが訪ねてきました。兵器としてガンダムを欲しがっている顧客がいることを伝えた後、「俺と手を組まないか?」と持ちかけます。資金援助や技術者の派遣をしても良いといいます。シャディクのメリットはガンダムがベネフィットグループを救う存在になるといいます。そして昔、いっしょに企画をした思い出を話し「俺は君となら、父さんたちより良い未来を描けると思っているよ、ミオリネ」と伝え去っていきました。


2週間が経ちました。ミオリネは、株式会社ガンダムが何を売る会社なのか?という方針について、地球寮に戻ってきました。ミオリネは「収益をあげる方法は2つ。」と切り出します。1つは兵器としてガンダムを売る。その場合は、誰に売るのかは問わない。その言葉にやはり浮かない顔の地球寮の面々。しかし、ミオリネはもう一つの可能性として、ある動画を、みんなに見せました。「スペーシアンのみなさん、今日は。私たちはパーメット研究機関ヴァナディースです。」と動画では一人の女性が話していました。そこにはかつてプロローグに登場したヴァナディース機関のカルド・ナボ博士が映っていました。その動画はガンド技術を医療用に利用するという解説をした内容のもの。

《補足》
この時、プロローグに登場したカルド・ナボ博士の 映像を見たスレッタは、「この人誰ですか?」とミオリネに質問します。すでに年齢による違いが発覚しているのですが、プロローグでエリクトはおばあちゃんのように親しかったカルド・ナボ博士。ここでもスレッタとエリクトが別人であることがわかります。


「ガンド医療は地球と宇宙の格差を融和する可能性をも秘めている」と語る動画が終わったあと、「これがもう一つの道。」とミオリネが話します。「ガンダムに込められた本当の理念。ガンドを使った医療技術を完成させ世に出すこと。」と兵器ではない医療技術としてガンドを売ることを提案しました。ガンダムで人の命を救う。呆気にとられる地球寮のメンバーにミオリネは「世間に認めてもらえるかはわからない。でもやる価値はある。なによりクソ親父と違う道っていうのが素敵!」と伝えます。この提案に反対する人は誰もいませんでした。

 

スレッタとエアリアルが登場するプロモーションビデオも完成し配信されました。「乗って安心、動いて安全、飛べる、踊れる、エアリアル〜〜〜」という動画を見たプロスペラは思わず吹き出し、ベルメリアも優しく微笑んでいました。会社の方はというと各種書類を整い、準備が着々と進んでいました。あとは学園が学生事業申請を受理するだけとなり、地球寮では打ち上げの準備が進んでいました。あれだけ反対していたチュチュも協力してきたことに、ニカがお礼を伝えると、チュチュの地元では採掘事業で腕や脚を失い人もいることを話し、稼げてついでに家族の役に立つならそれが一番だと静かに打ち明け、その言葉に思わずニカはチュチュを後ろからそっと抱きしめました。


打ち上げの食事をバイクで運んでいたのはスレッタ。後ろにはミオリネが乗っていました。地球寮のみんなが納得する結果にしてくれたことについて、スレッタはミオリネにお礼を伝えます。そして部活みたいで楽しいと言うスレッタにミオリネは遊びではないと毒付きつつも、まんざらではないようでした。しかし、端末を見ていたミオリネが、突然バイクを止めるようにスレッタに言います。「何よ、これ」そこには、新しい校則が表示されていました。

『学生事業における新技術安全性の証明』

この校則を追加したのはシャディクでした。シャディクの周りには常にシャディクに協力している5人の女生徒たちがいました。女生徒たちは「これでミオリネは会社を立ち上げられない」「ガンダムはグループの所有物に逆戻り。あとはサリウスが破棄するだけ」と話します。「破棄はさせないさ。ガンダムはグループにも俺にもいずれ必要になる存在だ。会社は俺が引き取らせてもらう。」とシャディクは話ます。女生徒の一人がミオリネが拒んだら?という質問に他の女生徒が「その時は決まってるじゃん」が言います。

「ミオリネからガンダムを奪い取る」

第9話へつづく

 

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