Switch版『十三機兵防衛圏』売上好調!これどんなゲームなの?

サブカル

4月14日に発売されたNintendo Switch版の『十三機兵防衛圏』が初週売上が2.7万本と数年遅れて移植された作品としては、かなり好調なセールスで話題になっています。



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移植作品なのに好調

『十三機兵防衛圏』は2019年11月28日にPS4にて発売されたゲーム。そしてこの度、少しだけ追加要素を加え2022年4月14日にNintendo Switch版が発売されました。驚いたのはその売上本数。PS4版で発売されてから、2年以上経った移植作品にも関わらず、初週売上が2.7万本。参考までにPS4版での初週売上は3.4万本。この売上はパッケージ版のみの数字とのことなので、ダウンロード版と合わせるとかなり売上ているんじゃないでしょうか。ちなみにPS4版ではその内容の素晴らしさから口コミなどで広まっていき、最終的には全世界累計販売本数が50万本を突破しました。
さて、そんな『十三機兵防衛圏』はこれまで当ブログでも紹介してきましたが、実際どんな感じのゲームなのかわからない人はまだ多いかと思います。そこでPS4版にてクリア済の私から、どんな風な感じおゲームなのかをここで改めて紹介します。気になっている人はチェックしてみてください。

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十三機兵防衛圏

PS4版発売当時も“一体どんなゲームなのかわからない”と話題なったこの『十三機兵防衛圏』。このゲームは『オーディンスフィア』や『ドラゴンズクラウン』などを手がけたヴァニラウェアが開発していて、アトラスから発売されています。ヴァニラウェアといえば、2Dグラフィックスやドット絵によるアニメーションに拘りを持っている会社で、今作も描き込まれたグラフィックが非常に綺麗で、その動きも素晴らしいです。それに加え非常に複雑ながらも、素晴らしく構成されたシナリオも素晴らしく、謎が謎を呼び、先が知りたくてやめ時を失う系のゲームとなっています。このゲームには「追想編」「崩壊編」「究明編」という3つパートに分かれていて、プレイヤーが任意にどれをプレイするか決めていく感じです。この3つのパートのそれぞれの進行度によってシナリオが開放されていくようになっていて、どれかのパートをある程度すすめると、他のパートの先の分が開放されたりします。まあ、ざっくり説明してもよくわからないのでまずこのゲームを構成する3つのパートを説明していきます。

「追想編」

この作品のメインといってもいいのがこの「追想編」。アドベンチャーパートです。ゲームのタイトルにあるように、13人の少年少女のキャラクターが存在します。まず物語冒頭は1985年にいる主人公たちの話から始まります。普通に暮らしていた街にある日“怪獣”がせめて来て、世界が破滅しそうな状況になります。なぞの“怪獣”と戦うことのできるのは、主人公たちだけが操縦できる“機兵”というロボット兵器のみ。“怪獣”とはいうものの、パッと見はメカっぽい感じです。なんでこの時代にこんなロボットがあって、主人公たちが操縦することになるのか。“怪獣”とはなんなのか。冒頭からさっぱりわからない状態でストーリーが進行します。そして物語はこの1985年を起点に、13人の中から誰の物語を進行していくかプレイヤーが選ぶことになります。時代設定も1945年、2025年、2065年と複数あり、一見関係ないキャラクターたちもそれぞれの時代をタイムトラベルなどして、深く関わっていくことになります。

アドベンチャーゲームでよくある選択肢は、「クラウドシンク」というシステムでキャラクター同士の会話に登場した単語を選んでいくことになります。とあるキャラクターの物語をすすめると、どこかでロックがかかり、別のキャラクターを進めていったりする事になります。そのロックの解除に必要な条件も表示され、その条件があとで紹介する「崩壊編」「究明編」で条件を満たすといった感じ。
この「追想編」のシナリオが素晴らしく、最初バラバラだった物語がどんどん繋がって行き、プレイヤーをミスリードしていき、最終的にすべての謎が解明したときは、かなり衝撃を受けました。あくまで個人的な感想ですが、物語の構成は名作『シュタインズ・ゲート』に匹敵するんじゃないかと思っています。その内容を伝えたいのですが、これがわかってしまうと何も面白くなくなってしまうゲームになってしまうので、物語の内容についてはこれくらいにしておきます。

髭男も大ファンな『シュタインズ・ゲート』って何が面白いの?
以前、本ブログ内にて簡単に紹介した『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』。以前からこの作品についていつか紹介したいと思いつつ、どんどん時間が経ってしまいました。今回はあのOfficial髭男dismも大ファンだという名作『STEINS;GATE』について紹介したいと思います。

 

「崩壊編」

この作品のバトルパートになります。13人のキャラクターたちが“機兵”を操縦しながら、“怪獣”の侵攻を食い止めるタワーディフェンスと呼ばれるシミュレーションバトルとなっています。私は個人的にこのシミュレーションが苦手だったのですが、各機兵も強化していくことができるので、なんとかなりましたし、今回の移植版では難易度も設定できるようになっているので、そんなに難しくないかと思います。
ただこのバトルパートは登場する“機兵”も“怪獣”もアイコンで表示されていて、戦闘自体がどんな感じなのか把握しづらくなっています。ロボット物が好きな私としてはこのあたりの表示をしっかりしてくれれば神ゲーになったのですが、唯一の不満としてはこのバトルパートの表示方法ですかね。バトルパートには最大6機の“機兵”を出撃させることができて、そのステージの勝利条件が表示され、それを達成すればクリアといった感じ。キャラクターそれぞれの“機兵”にも種類があって、接近戦型、遠距離攻撃型、万能型、そして攻略の肝となる(私はそうでした)飛行支援型。この飛行支援型を優先して強化していくとなんとかなったという感じです。おのバトルパートをある程度クリアしたりすると、「追想編」でロックがかかっていたストーリーが開放されていったりします。



 

「究明編」

物語のキャラクターや用語や設定などを解説してくれるTIPSがまとめられたのがこの「究明編」です。イベントシーンをリプレイしてみてみたり、物語に登場するいろいろな物の解説がされています。この「究明編」でもアンロックになっている項目がいくつかあって、そのアンロックを解除することにより、物語の方も開放される場合もあるので、単なるTIPSというだけではありません。おそらくみんな一度は確認する項目は「焼きそばパン」なんじゃないでしょうか。

以上の3パートを行き来しながら、物語の真相へといくのがこのゲームの主な内容です。

 

声優陣も豪華

登場キャラクターはもちろんボイス付きで物語を彩っています。物語の冒頭から13人の中でも一番中心的に扱われている「鞍部十郎」は『鬼滅の刃』の我妻善逸で有名な下野紘さん。下野さんは同じアトラス作品の『真・女神転生4FAINAL』で主人公もやっています。そして記憶を失っていながら、一連の謎を追い続けるイケメンの「関ヶ原瑛」に『ペルソナ4』の主人公の浪川大輔さん。咲良高校の生徒会長を務める頭脳明晰な秀才「郷登蓮也」は『ペルソナ5』のジョーカーこと主人公の福山潤さん。他にも小清水亜美さん、関智一さん、早見沙織さんといくらアトラス作品とはいえ、どれだけ『メガテン』や『ペルソナ』に登場した声優さん使うんだよ!って感じでうれしくなります。この声優さんのファンという理由でもプレイする価値があるんじゃないでしょうか。他のキャラクターたちなどは公式サイトなどでチェックしてみてください。

まだ未プレイな人は、ゴールデンウィークなんかにプレイしてみてはいかがでしょうか。

今回は以上です。

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