『真・女神転生Ⅴ』中盤までのストーリー紹介[ややネタバレあり編]

サブカル

前回、『真・女神転生V』をクリアしたという事で、ネタバレなしのレビューを書きました。今回は[ネタバレあり編]を紹介しようと思ったのですが、それまでに至るストーリーもあるので、今回は『真・女神転生Ⅴ』の割と急展開のある手前、中盤までの物語を紹介し、その内容を踏まえた上で、次回[ネタバレあり編]のレビューを紹介したいと思います。

中盤までの物語なので、内容については大きなネタバレまではないと思います。ですが、ちょっとでもネタバレがイヤな人は、ここから先は読み進めない事を推奨します。それでは、『真・女神転生Ⅴ』中盤までのストーリーを紹介します。

 




 

目次

プロローグ

昔々、創造主である神は、王座につくと他の神々から知恵を奪い、他の神々たちを悪魔へと貶めました。彼らから奪った知恵は楽園で管理されていましたが、蛇の誘いにより、ヒトがその楽園の実を食べ、神に近い人間になったと、物語の冒頭で語られます。

そして現代。主人公は品川駅の近くの学校に通う高校生。ある日、同じ学校で、同じ寮に住むの「敦田ユヅル」とその妹の「ミヤズ」、そしてヒロインである「磯野上タオ」と一緒に下校することになります。帰宅途中の通り道で使用する品川駅に行くと、誰かが猛獣に襲われたという事件があり、ブルーシートがひかれ品川駅の中に入れなくなっていました。この事件を目の当たりにした敦田ユヅルは、用事があると電話をしながらどこかに行ってしまいました。心配になった妹のミヤズが兄を探してきてくれと主人公に頼みます。主人公はこれを承諾し、ユヅルを追います。そしてその後、最近怪物が目撃されたと都市伝説的な噂になっているトンネルで、ユヅルを見たとの情報を得ます。

主人公が噂のトンネルへ向かうと、そこには噂の真相に迫ろうと、配信目的のために動画を撮っている同じ学校の「太宰イチロウ」がいました。遠巻きにその様子を見てた所、トンネルの向こう側からユヅルが走ってきました。そしてユヅルが「君たちは何をしているんだ!」とイチロウたちに叫んだ時、大きな地震がおきました。立ってられないほどの大きな地震に、主人公たちはその場で意識を失ってしまいました。

 

 

ナホビノ

目をさますと、そこは荒廃した砂漠のような場所でした。しかし、よく見ると意識を失う前までいたあのトンネルでもありました。自分が意識を失っている間に何が起きたかわからず、途方にくれていたいると、少し離れた場所で翼が生えた天使のような生物に、太宰イチロウが連れていかれる所を目撃しました。

そんな主人公に空を飛ぶ奇妙な生き物が近づいてきました。こちらは先ほどの天使とは違い、コウモリのような翼を持ち、牙を持つその化け物でした。その化け物が主人公に襲いかかった瞬間、突如空から一筋の光が飛んできました。その光は地面に降りると、一人の成人男性へと姿を変えていました。そしてその男は主人公に向かって「少年よ、死にたくなければ手を取れ」と話します。他に選択肢のない主人公は、男の支持に従い、その男の手を掴むと、次の瞬間二人は融合し、戦う力をもった「ナホビノ」へと姿をかえました。

「ナホビノ」の力で先ほどの化け物を撃退した主人公に、先ほどの男の声が聞こえます、男は自分の名前は「アオガミ」といい、ベテルという組織が製造した人造魔人だといいます。AIのような雰囲気で話す「アオガミ」は、主人公を救う事を使命とされていたといいます。そして荒廃したこの世界は魔界だといいます。それ以外については、過去にあった戦いで記憶を失っていると言います。「アオガミ」はこの魔界にある東京タワーに行けば、その記憶が戻るかもしれないと言い、主人公は「ナホビノ」の姿のまま、荒廃した東京のような魔界をさまよいはじめました。先ほど戦ったバケモノは悪魔だと言う「アオガミ」は、悪魔とは敵対する以外にも交渉次第で仲魔(仲間)に加えることもできるといいます。その後、「ナホビノ」の力を駆使しながら、悪魔と戦ったり、仲魔にしながらも東京タワーを目指していると、ユヅルと再会することができました。

 

アオガミの記憶

ユヅルにこれまでの経緯を話すと、ユヅルはすぐに状況を理解しました。ユヅルはとある組織に以前より協力していて、その組織から悪魔召喚プログラムという悪魔を使役する能力を与えられていたといいます。ユヅルはこのまま太宰イチロウを捜索するといい、別々に行動をすることになりました。なんとか東京タワーにたどり着いた主人公は、そこである光景を目にします。それは天使の大群と悪魔の大群の大きな戦いでした。その戦いは東京タワーで行われました。そこにはアオガミの姿もありました。アオガミも所属していた天使の大群を指揮していたのは、大天使アブディエル。アブディエルの号令のもと、混沌の悪魔勢へと天使軍が攻撃をしかけた瞬間に、東京タワーの目の前で大きな影が浮かび上がります。その姿は大魔王ルシファーでした。ルシファーは「創造主である神は滅んだ」とその場にいた全員に告げます。そしてまた姿を消しました。・・・主人公は我に帰りました。目の前には荒廃した東京タワーがあるだけでした。先ほどの光景はどうやらアオガミの記憶のようです。そこでアオガミは記憶を回復したことを告げます。アオガミは混沌の悪魔と戦う組織、「ベテル」で造られた神造魔人だといいます。そしてこの荒廃した東京にあるトウキョウ議事堂に行けば、自分たちの味方である「ベテル」の日本支部があるといいます。主人公はその情報をユヅルにも伝え、トウキョウ議事堂へ向かうことにしました。

 

トウキョウ議事堂

途中で何度か強大な悪魔と戦いながらも、なんとかトウキョウ議事堂にたどり着いた主人公とユヅルは、そこで無数の天使の死体を目にします。そこにいた天使を虐殺したのは、「ジョカ」という女の悪魔と、「八雲ショウヘイ」という男でした。なぜ天使たちを殺したのかと問うと、他を貶めて己の正義を秩序とする創造主、法の神とそれを崇拝しているベテルは自分たちの敵であると返答します。だからと言って、混沌の悪魔たちについても、欲望に従い暴れるだけの痴れ者だといいます。二人にとってはベテルも混沌の悪魔も狩る対象だといいます。主人公は八雲に殺されそうになりますが、ジョカの気まぐれにより、なんとかその場は助かることになりました。その後、議事堂内を調べると太宰イチロウが保護されていました。アオガミの話によると、議事堂の奥にターミナル施設があり、魔界ではない主人公たちのいた東京と連絡をとることができるといいます。その言葉のまま奥に進み、ターミナルから東京へアクセスをすると、返答があり、ベテル日本支部の手引により、3人とも元の世界に戻ることができました。

 

東京への帰還

元の世界では、タオが待っていました。どうやらタオもユヅルと同様で、以前からベテルに協力していたようです。しかもタオはベテルでは“聖女”と呼ばれ、ユヅルよりもベテルでは特別な存在のようでした。そしてタオから衝撃の事実を聞くことになります。実は先程までさまよっていた荒廃した世界が本来の東京で、今自分たちのいる世界は、創造主である神が再現した世界だといいます。本来の世界の東京は18年前に悪魔で溢れた魔界「ダアト」になってしまったといいます。ベテルはそんな「ダアト」から主人公たちの住む東京への侵入をしようとする悪魔を阻止するために、天使たちとともに組織されたものだと知ります。そして主人公が見た混沌の悪魔と、天使たちによる戦争で、姿を現した大魔王ルシファー言ったように、創造主が滅んだとなると、主人公たちのいる東京も消えていってしまうといいます。事実、東京と「ダアト」を隔てる封印は弱まっていました。そこへ内閣総理大臣である「越水ハヤオ」が現れます。彼はベテル日本支部の長官も兼任していて、今回の件で主人公たちにも協力を要請してきました。今後、主人公と太宰イチロウもベテルの一員となって、東京を防衛していくことになりました。

 

 

再びダアトへ

無事にもとの世界へと戻った主人公は、これまでのように学園生活に戻りました。学校へ行くと女生徒2人にいじめられている1人の女生徒を見かけます。彼女の名前は「樹島サホリ」。その後、親友のタオやミヤズからも、サホリがいじめられているという話を聞きます。どうやらサホリはイジメをしている2人のことを強く憎んでいるようでした。そんな時、ダアトから悪魔たちがまた東京への侵攻が始まりました。創造主が消え、結界が弱まってるせいか、主人公たちのいる学校へ次々へと悪魔が攻め込んできました。アオガミと合流した主人公は、ナホビノの力で混乱した学校の中で悪魔たちを撃退していきます。

それでも全ての悪魔をおさえることはできずに、悪魔たちは次々と生徒をさらって、またダアトへと戻っていきました。その中でも特に強い力を持つ悪魔「ラフム」は、サホリが自分の「知恵」だと融合するようにサホリに迫ります。そこで「ラフム」に唆されたサホリは、自分をイジメていた2人の女生徒を殺してしまいます。タオの静止に一瞬我にかえりますが、結局「ラフム」に「ダアト」へ連れて行かれてしまいました。さらわれた生徒の中には、なんとユヅルの妹のミヤズもいるといいます。そこでタオは主人公と一緒にサホリとミヤズを救出しに、「ダアト」へ向かうことを決意します。「ラフム」の目的は自分の知恵となる存在のサホリと融合し、「ナホビノ」になり、創世を行うことでした。

 

中盤までのストーリーは以上となります。この後、割と大きな展開があるのですが、そこから先は超ネタバレになるので、次回の[ネタバレあり編]のレビューで紹介します。

今回は以上です。

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