『超時空要塞マクロス』の実写映画化!でも『ロボテック』ってなに?

サブカル

ハリウッドにて『超時空要塞マクロス』の実写映画化が決定し、その監督にマーベルのドラマ『ホークアイ』の演出を手がけたリス・トーマスが起用されたとのニュースが届きました。



『ロボテック』という名のマクロス

ニュースでは日本のアニメ製作会社タツノコプロが手がけた人気アニメ『超時空要塞マクロス』シリーズなどのアメリカ版となる『ロボテック(原題:Robotech)』が実写映画化されることが明らかとなったと報じています。アメリカのソニー・ピクチャーズが製作するとのことで、監督はディズニープラスで配信されたマーベルのドラマ『ホークアイ』にて製作総指揮を務めたリス・トーマスが担当するとのこと。あとの情報は公開されておらず、どんなビジュアルでキャストになるのかも現段階では不明です。
今回タイトルは『ロボテック』と伝えられていますが、アメリカで『超時空要塞マクロス』は『ロボテック』というタイトルの一つとして放送されました。その大まかな物語は、20世紀末を舞台に、南太平洋の島に墜落したエイリアンの宇宙船の技術から人類が巨大ロボットを開発し、その技術を駆使して迫り来るエイリアンの侵略を阻止する作戦が描かれるという『超時空要塞マクロス』の冒頭の物語はなぞられています。
実はこの『ロボテック』の実写化はかなり昔から企画されては消えるということを繰り返されていて、一時期にはワーナー・ブラザースとサム・ライミ版の『スパイダーマン』の主演のトビー・マグワイアが権利を獲得したという話もありました。その後、何もなかったのでいつものようになくなったと思っていた所で、今回ようやく具体的な話になってきたようです。日本アニメの海外実写化・・・あまりいい印象はありませんが、『ロボテック』はどうなるでしょうか。

 

『ロボテック』という作品

さて今回の実写化でこの『ロボテック』という作品がそもそもどんな物なのかがハッキリせず、フワッとしている人もいるんじゃないでしょうか。『ロボテック』は、1985年3月4日より、アメリカ合衆国や南米、フランスでも放送されたテレビアニメシリーズです。当時の竜の子プロダクション(現・タツノコプロ)が製作したロボットアニメの『超時空要塞マクロス』、『超時空騎団サザンクロス』そして『機甲創世記モスピーダ』の3作品をアメリカのハーモニーゴールド USA 社がライセンス取得し、日本ではまったく別の3つの作品を同じ世界の異なる時代として、連続するひとつの大河シリーズとして翻案、再編集された作品です。なので『ロボテック』の流れだと最初に『超時空要塞マクロス』の物語が『ロボテック:マクロス・サーガ』として描かれ、その後の時代が『超時空騎団サザンクロス』の物語の『ロボテック:マスターズ』として描かれ、最後に『機甲創世記モスピーダ』の物語が『ロボテック:ニュー・ジェネレーション』という歴史が構成されているわけです。この各作品を1シーズンとして、3シーズンにわたって放送されました。ということで基本的な映像は日本で制作されたものが使用されていますが、どの作品でもキーワードが『超時空要塞マクロス』で登場する「プロトカルチャー」で統一されていたりもする、日本からすると不思議な作品となっています。そんな『ロボテック』ですがアメリカでは視聴率が高かったようで、大人気だった模様。ということでこれまで何度も実写化の動きがあったのです。



 

実は劇場版もあった

そんなアメリカで人気だった『ロボテック』シリーズですが、人気あったということで必然的に劇場版も制作されました。『ロボテック』というタイトルであっても、最初は『超時空要塞マクロス』の物語を描いているので、劇場版としては日本でもすごく好評だった作品『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』をそのまま公開したのかと思いきや、なんとその内容は日本でOVAとして初期に制作された『メガゾーン23』でした。タイトルは劇場版映画『ロボテック: ザ・ムービー』として、別名『ロボテック: 語られざる物語』としてテキサス州で公開されました。そんな『メガゾーン23』も『ロボテック』用に設定が変更されていて、『メガゾーン23』の物語の特徴だったメガゾーンが宇宙船であるという設定はなんと破棄され、すべて地球上の出来事とされて描かれました。そして一番注目したいのが、物語ラストの変更。『メガゾーン23』のラストは主人公の省吾が敗北するというバッドエンドで有名でしたが、この『ロボテック』版では省吾がハーガンに乗って逆襲し、由唯と再会してハッピーエンドとなっています。これはこれである意味面白いのですが、その後の『メガゾーン23 PART II』および『メガゾーン23 PART III』には続かない物語となってしまっています。ちなみに『PART II』および『PART III』に関しては、ハーモニーゴールド USA 社が商標を始めとするライセンスを取得しなかったため、『ロボテック』とは関係のない作品となっています。

いろいろ紹介しましたが、『ロボテック』とは言っても、今回の実写化は『ロボテック:マクロス・サーガ』の部分だと思いますので、単純に『超時空要塞マクロス』がハリウッドで実写化されるという認識でいいかと思います。Amazonで『ロボテック』で検索をかけると、バルキリーの海外製のおもちゃを見ることができて面白いですよ。

今回は以上です。

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