謎のガンダムが「METAL BUILD」で登場し一瞬で売り切れる

サブカル

突然発表された「METAL BUILD」の「ガンダムアストレアⅡ」がすでに売り切れとなって話題となっています。



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もはやガンダムならなんでも売れる?

今回わざわざこのネタを記事にしている理由は、この「ガンダムアストレアⅡ」というガンダムが売り切れるほど人気があるのかが疑問に感じてしまったため。本当に人気があったら失礼なのですが、どうも転売絡みのような気がしてならないのです。まずよくわからない人のために、それぞれの事に関して順に説明しましょう。
まず「METAL BUILD」というブランドについて。「METAL BUILD(メタルビルド)」は、2011年3月26日からバンダイが発売している塗装済み完成品アクションフィギュアで、基本合金仕様になっていて、様々なクリエイターの手を介して「超合金の良さ」と「作品に応じたデザインアレンジ」を融合させたブランドです。そのアレンジの格好良さやクオリティの高さから人気のあるブランドなのですが、値段が非常に高価で気軽には手を出しずらい価格設定となっています。そのためか、何でもかんでも発売するわけではなく、非常に人気の高い期待をチョイスされ商品化されてきました。私も一回も買ったことない。
そして今回商品化された「ガンダムアストレアⅡ」について。ガンダムシリーズでも人気作である『機動戦士ガンダム00』のる新企画「機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle」がBANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)にて始動しました。この企画は模型や玩具を主軸に展開していく企画で、まあようするに『機動戦士ガンダム00』の裏設定みたいなものを商品化していこうって感じですかね。でも単なる外伝的なものではなく、この企画自体に元々の『機動戦士ガンダム00』のスタッフである水島精二監督、脚本の黒田洋介さん、SF考証の千葉智宏さん、メカニカルデザインの海老川兼武さん、柳瀬敬之さん、キャラクターデザインの高河ゆんさんといったアニメのオリジナルスタッフも参加しています。
そんな「機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle」の企画の一つで新たにデザインされたガンダムが「ガンダムアストレアⅡ」です。立ち位置としては、アニメ本編でシーズン1の主役機「ガンダムエクシア」とシーズン2の主役機「ダブルオーガンダム」の間に位置する機体とのこと。デザインもカッコよく、設定もなかなかシブいのですが、このあまり認知されていないガンダムの商品がこの値段で売り切れてしまいますかね?なので個人的には勝手に転売ヤーが絡んでると思っています。・・・本当に人気あったらすみません。



ちなみにアストレアⅠは?

名前に「Ⅱ」とある以上、もちろん「Ⅰ」も存在しています。元となる「ガンダムアストレア」は『機動戦士ガンダム00』の放映が開始した当時、模型雑誌内での外伝作品として登場。位置的にはアニメ本編のシーズン1の主役機「ガンダムエクシア」のプロトタイプ的な存在で、デザインもエクシアにかなり似ています。というか似せたというのが正解かも。というのは当時この公式外伝である『機動戦士ガンダム00P』を掲載していた「電撃ホビーマガジン」で、「1/144 HG ガンダムエクシア」のプラモデルを使用すれば「ガンダムアストレア」を作れるという改造パーツが付録で付属していました。なのでエクシアとデザインがかけ離れないようになっていたんですねえ。ただし、私も好きだったのですが、この「ガンダムアストレア」が当時かなり人気があって、ちゃんとした「HG」のキットとしても発売される事になります。現在はプレミアムバンダイ限定であるとはいえ、「RG」のブランドでもキットかれるほどの人気機体。他にも「ガンダムアストレアTYPE-B」や「ガンダムアストレアTYPE-F」といった外伝作品の機体ながらバリエーションも存在していて、それも商品化されています。実際、アニメの主役機のエクシアよりも、ガンダムっぽい装備やデザインで親しみやすかったのかもしれませんね。

 

でもって「アストレアⅡ」

今回の機体解説ではアストレアの名を冠してはいるものの、その姿はガンダムエクシアとダブルオーガンダムの中間と言うべきもので、第4世代に繋がる技術が使われているため、基本設計から別物となっているという設定。ダブルオーガンダムの「ツインドライブ」ではなく「ダブルドライヴシステム」というのが特徴のようです。パッと見、ダブルオークアンタみたいな感じもしますが、人気でそうなものを寄せ集めた感じでしょうか。試験機という設定なのですが、シーズン1とシーズン2の間にアニメ本編でもメインメンバーとして活躍する「ティエリア・アーデ」が搭乗したという設定のようです。

しかし、本当にガンダムのブランドがすごい事になってきていますね。昔からのファンとしてはうれしいような寂しいような、以前からも言われてましたが、その頃とは比べものにならないドル箱コンテンツとなってきましたね。

今回は以上です。

 

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