2月25日に発売されたフロム・ソフトウェアの新作ゲーム『ELDEN RING』。世界中のゲームファンが熱狂する中、なんとNintendo Switchのゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』との比較からネットなどの一部でファン同士の対立が勃発しているようです。
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『ゼルダBotW』vs『エルデンリング』
現在、私も絶賛プレイ中で、当ブログでも何度か紹介した『エルデンリング』。人気のきっかけの一つとして、発売前から海外の大手メディアでは高く評価されていて、発売直前の2月24日の時点で、有名海外サイト「Metacritic」によるPS5版のレビュー集計は97点を記録して話題となりました。そんな中、今回比較対象として上がってしまっているのが、Nintendo Switchの大ヒットタイトル『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下:BotW)』。『BotW』もメタスコア97点を獲得した作品の1つです。昨年末にテレビ朝日系で放映された『国民5万人がガチ投票!テレビゲーム総選挙』でも『BotW』は1位を獲得するなど、ゲームの頂点という印象も強いです。そんな『BotW』に対してスコアは同じなのですが、『エルデンリング』の登場により、『BotW』がついに乗り越えられたと考える人がいるようです。
SNS上では、「エルデンリングもうブレワイ超えたわ。没入感が半端ない」、「敵や武器・スキルの豊富さを考えるとブレワイより評価高いかもしれんな」、「探検要素だけで言ったらブレワイ越えてる」といった声が上がっています。
一方、『BotW』は今でも熱狂的なファンに愛されているタイトル。『エルデンリング』と比較されることすら不快に思っているファンもいるようで、「エルデンリング、ブレワイと同レベルの評価は納得いかない。圧倒的にブレワイの方が上」、「ブレワイの方がよほど歴史的名作という感想」、「ブレワイ超えることは流石に無理だろ てかそれはブレワイより売れてから言えよ」といった反論が繰り広げられている模様。そもそもプレイステーション派と任天堂派というのが存在しているので、そういった所から意見の対立が行われているのかもしれません。
個人的にはどっちも名作
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下:BotW)』は2017年の3月に発売となったNintendo Switch用のソフト。もはや5年前です。一方、『エルデンリング』は先日発売されたばかり。基本的にはあとで発売する方が進化しているのは当然のことなので、個人的にはこの対立は成立しないと思っていますし、どちらも名作ソフトなので、対立する必要なんかないと思ってます。
『BotW』はオープンワールドながら、高低差を意識したマップの作りや、そのマップを堪能するためパラセールで空を移動できたり、どこでも登ることができるなど、行きたいと思った所に行くことができ、その行き先での発見などにワクワクしました。戦闘アクションも面白かったのですが、リモコンバクダンやマグネキャッチ、ピタロック、アイスメーカーなどマップや戦闘にも応用できる独自のギミックが非常に面白かったです。
一方、『エルデンリング』はダークファンタジーの世界観で、高難易度な戦闘やダンジョン攻略をメインとしていて、オープンワールドマップのあちこちに存在するダンジョンには強敵が存在し、貴重なアイテムや武器なども眠っています。『BotW』のような独特なギミックはないものの、武器に付与できる「戦技」や自分の味方として召喚できる霊体を呼び出す「遺灰」など戦いに特化した追加要素などで、高難易度な戦闘に挑みやすくしています。
「オープンワールド」と「メタスコア97点」という2つの共通点以外は、コンセプトも作風もまるで違う作品だと私は感じていて、どちらも超名作なので、両方プレイした身とすれば、意見の対立など必要ないと思っています。明るめのファンタジーのオープンワールドの『BotW』か、ダークファンタジーで緊張感を味わえる『エルデンリング』か。好みは人それぞれ違うので、自分にあった方をプレイすれば良いかと思います。
イモータルズ フィニクス ライジング
そんな中、現在私が移動中にNintendo Switchでプレイしているソフトを紹介します。そのタイトルは『イモータルズ フィニクス ライジング』。ちょっと名前が覚えにくいのと、意外とマイナーなタイトルになってしまっていますが、このゲームはUBIの『アサシン クリード オデッセイ』を手掛けたクリエイターたちが制作したゲームです。ギリシャ神話がベースとなった物語が特徴のオープンワールド。本当はクリアしたあとちゃんとレビューしたかったんですが、なぜ今回このタイトルを紹介したかというと、『エルデンリング』なんかよりももっとすごく『BotW』に似ています。というか、制作陣が『BotW』に影響を受けているとはっきり公言しているので、似せて作ったことには間違いないです。スタミナを消費しながら壁を登ったり、滑空飛行したりするだけじゃなく、『BotW』のマグネキャッチのようなギミックや、『BotW』の「祠」と同じような「迷宮」というパズル的なチャレンジも用意されていて、かなりぞっくりな作りになっています。個人的には『BotW』をベースに『アサシン クリード オデッセイ』で味付けしたような感じ。なので非常に完成度の高いゲームとなっています。ですが、なぜかあまり有名じゃないんですよね。今回の『BotW』と『エルデンリング』の対立を知ったとき、『イモータルズ フィニクス ライジング』の方がそっくりなのになぁと感じていました。『イモータルズ フィニクス ライジング』は『BotW』をプレイできないプレイステーション4でも発売されていますので、Nintendo Switchを持ってない人でもプレイできます。体験版もあるので、どんなものか知りたい人はちょっとプレイしてみてはいかがでしょうか。
今回感じたのはようやく『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に匹敵する作品として『エルデンリング』が登場したんだと思いました。私はしばらくは『エルデンリング』で死にまくる生活が続くようです。
今回は以上です。
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